1. しいたけの賞味期限はどのくらい?
生しいたけの場合、パッケージに賞味期限は記載されていないので、どのくらいもつのか判断が難しい。常温で保存した場合や冷蔵庫、冷凍庫で保存した場合など、状況によっても賞味期限は異なってくる。それぞれの賞味期限について紹介しよう。
常温で保存した場合
しいたけを常温保存すると、どんどん黒く変色してしまう。さらに味や風味も失われていくので、常温保存には適していない。つまり、しいたけは、冷蔵庫に入れて保存する方法がおすすめだ。常温で保存する場合は、とくに夏場は半日程度しかもたないだろう。
冷蔵で保存した場合
しいたけは、基本的に冷蔵で保存するのがおすすめだ。冷蔵で保存するとき、しいたけをカットした場合とまるごとの場合とでは、少し保存期間が異なる。しいたけの石づきを取って保存する場合は、2〜3日ほど保存可能だ。石づきを取らずにそのまま冷蔵で保存する場合は、1週間ほど保存が可能になる。
冷凍で保存した場合
しいたけは冷凍で保存することで、賞味期限を長く保つことができる。しいたけは冷凍することで、1ヶ月ほど保存可能になるのだ。つまり、しいたけをすぐに食べきれない場合は、冷凍保存するのがいいだろう。
2. しいたけの保存方法
しいたけは正しく保存することで、味や風味をそのままに美味しく味わうことができる。しいたけの適した保存テクを見てみよう。
冷蔵保存の場合
しいたけの冷蔵保存は、切ってから保存する場合とそのまま保存する場合とでは、保存方法が少し異なる。切ってから保存する場合は、まず、洗わず汚れを軽く拭き取ったら、石づきを切り取って好きな大きさにカットする。次に、キッチンペーパーを敷いた保存容器や保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するといいだろう。
また、しいたけをそのまま保存する場合も、購入してきたパックなどから一度取り出してから、キッチンペーパーを敷いた保存容器や保存袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめだ。
この時にしいたけの内側が上にくるように保存すると、胞子が落ちて傷むのを防ぐことができる。
また、しいたけをそのまま保存する場合も、購入してきたパックなどから一度取り出してから、キッチンペーパーを敷いた保存容器や保存袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめだ。
この時にしいたけの内側が上にくるように保存すると、胞子が落ちて傷むのを防ぐことができる。
冷凍保存の場合
しいたけを冷凍保存する場合は、しいたけのかさと軸、石づきを切り離してから保存するのがいいだろう。かさはそのまま保存袋に入れ、軸はラップに包んでから保存袋に入れて冷凍保存するのがおすすめだ。
干して保存する場合
しいたけは、冷蔵や冷凍以外にも干して保存することができる。干すことで、1ヶ月〜数ヶ月保存することができるだろう。干して保存する場合は、石づきを切り落とし、かさを下にして天日干しをする。この時、しいたけの水分を極力なくし、しっかり乾燥するようにすることが大切になる。季節にもよるが、2〜5日程度を目安に干そう。
3. 市販の乾燥しいたけの賞味期限
市販の乾燥しいたけの賞味期限は、保存状態にもよるが数ヶ月〜1年ほどだ。ただし、開封後はできるだけ早めに使い切ろう。乾燥しいたけは戻し汁を出汁として使用することもあるが、戻し汁は冷蔵庫で2〜3日、冷凍で1ヶ月ほど保存が可能だ。
乾燥しいたけの保存方法
乾燥しいたけは湿気に弱いので、密閉できる袋に入れて冷暗所で保存するのがおすすめだ。直射日光が当たる場所や高温多湿になる場所は避けよう。できれば袋に乾燥剤などを一緒に入れておくと、より安心できる。
4. 傷んだしいたけの見分け方
しいたけは傷んでいるのかの見分けが難しい。しいたけは、傷むと軸やかさの裏側が茶色く変色する。さらに全体的に黒色に変色するだろう。そしてハリがなくなり、ぬめりが出てくる場合がある。さらににおいもアンモニア臭に変わり、調理しても酸っぱい味になってしまう。このような場合は、しいたけが傷んでいる合図なので、使用するのをやめるのがおすすめだ。
白いものはカビではない?
しいたけは、よく白いカビのようなものが生えることがある。これはカビではなく、菌糸というものだ。菌糸はきのこ類によく見られるもので、しいたけの一部といえる。通常のカビと菌糸の見分け方は難しいが、洗い流してもぬめりが取れなかったり、灰色や青色の場合はカビであることが多い。このような場合は使用をやめるのがいいだろう。
結論
しいたけは保存方法によって、賞味期限が異なる。それぞれ正しい保存方法があるので、チェックしてもらいたい。しいたけは、正しく保存すれば賞味期限中は味や風味をそのままに味わえるので、保存方法に注意して美味しくしいたけを味わおう。
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