1. 1カップは何ccなのか?

レシピで見かける1カップとは、計量カップ1杯分のこと。日本の計量カップは200cc(ml)に設計されているため、「1カップ=200cc」ということがわかる。また、計量カップには50ccごとに目盛りが刻まれていることが多く、50cc、100cc、150ccを簡単に計量することができる。なお、米用の1カップは180cc、アメリカの計量カップは240ccが基準となっているため間違えないようにしよう。
1カップを大さじや小さじに変換すると?
・小さじ(5cc):水1カップ=小さじ40杯
・大さじ(15cc):水1カップ=大さじ13.3杯
・大さじ(15cc):水1カップ=大さじ13.3杯
2. 1カップの正しい計量方法

計量カップには正しい計量方法がある。間違った方法で計量すると思った通りの料理にならない可能性が高い。計量カップを使って液体や粉物を計量するときは、以下のような手順で行うようにしよう。
1カップの正しい計量方法・手順
1.計量カップを平らな場所に置く
2.計量したいものをそっと入れる
3.真横から目盛りを覗いて確認する
4.微調整しながら目盛り通りに入れたら完了
2.計量したいものをそっと入れる
3.真横から目盛りを覗いて確認する
4.微調整しながら目盛り通りに入れたら完了
【1カップを正しく計量するためのポイント】
液体を計量カップで測るときは、少量ずつ入れるのがポイントだ。目盛りよりもやや少ない液体を入れてから、少しずつ足すことで上手に計量することができる。また、粉物を測るときは、計量カップをその都度軽くトントンと叩いてならすと良い。その後、真横から覗き込んで計量しよう。
3. 計量カップがないときの代用アイデア

レシピに「1カップ」と書いてあっても、その場に計量カップがないこともあるだろう。そのようなときには、計量カップの代わりになる調理器具で代用すると良いだろう。
1.お玉で計量する
お味噌汁やスープなどをすくうためのお玉・スープレードルなどで計量することが可能だ。サイズによって容量は変わるが、一般的な家庭用のお玉(直径8.5cm程度)であれば70cc程度の液体や粉物が入る。1カップ分を測量したいなら、およそお玉で3杯分の液体・粉物を入れるようにしよう。
2.紙コップで計量する
市販の紙コップでも計量することが可能だ。紙コップのサイズには1オンス(約29.57cc)から30オンス以上まであり、使う紙コップによって容量は異なる。一般的なサイズの7オンスであれば約205cc入るため、満杯に入れればほぼ1カップ分を測ることができるだろう。
3.ご飯茶碗で計量する
一般的なご飯茶碗を使って計量することもできる。ご飯茶碗の種類にもよるが、一般的には160~180cc程度入るといわれている。そのため、1カップ分を計量したいなら、ご飯茶碗1杯分と少しを目安にすると良いだろう。
4. 計量カップを使うときの注意点

最後に、計量カップを使うときの注意点を確認しておこう。
1.米用カップは180ccに設計されている
米を測るための計量カップの容量は「1カップ=約180cc」となっている。そもそも米は尺貫法の単位を使うのが一般的で、1合、2合と数える。そして「1合=約180cm」であるため、米用カップは180ccに設計されているのだ。計量カップと米用カップはそのまま代用できないので注意しよう。
2.必ずしも「1カップ=200g」ではない
水は「1cc=1g」なので、「1カップ=200g」という関係が成り立つ。しかし、液体や粉物によっては密度が異なるため、体積(cc)と重量(g)が一致しないことがある。例えば、小麦粉1カップの重さは約100~110g、上白糖1カップの重さは約130gとなっている。そのため、レシピに「1カップ」と書かれていた場合は、キッチンスケールよりも計量カップを使って計量するほうが正確となる。
結論
計量カップの容量は「1カップ=200cc(ml)」となっている。レシピサイトやレシピ本に記載されている料理を再現するためには、正しく計量することも大切なポイントのひとつだ。ここで紹介した方法を参考に、正確に液体や粉物などを測れるようになろう。
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