目次
- 見た目の特徴:甲羅の幅は10~15cmほどで10本の脚をもつ。表面にはトゲが少なくなめらかである。甲羅にカニビルの卵(黒い斑点)が付着しているものは、環境のよい海で育った脱皮後の美味しいズワイガニとされている。
- 味の特徴:身がやわらかく、甘みや旨みが強い。また、カニ味噌も濃厚で美味しい。
- 食べ方:ボイルやカニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺しなどに向く。
- 価格の相場:1kgあたり2500~4000円程度(脚のみ:1kgあたり7000~8500円)
- その他:水揚げされる場所により呼び名が変わり、松葉ガニ(山陰地方)、越前ガニ(福井県)が有名である。
- 見た目の特徴:甲羅の幅が25cmほどと大きく、脚を広げると1mほどにもなる。生物学的にはヤドカリの仲間に分類され、脚が8本しかない。
- 味の特徴:カニ味噌は食べられないが、太い脚に詰まった身はプリプリとした食感で食べごたえがある。風味はあっさりとしている。
- 食べ方:シンプルなボイルや焼きガニをはじめ、カニしゃぶ、カニ鍋、カニ刺しなどさまざまな食べ方を楽しめる。
- 価格の相場:1kgあたり5000~8000円程度
- 見た目の特徴:ズワイガニよりも小さく、丸っこい形をしている。甲羅や脚の表面に、短い毛がびっしりと生えているのが最大の特徴である。
- 味の特徴:身は甘く繊細で、旨みが強い。カニ味噌も多く非常に濃厚である。
- 食べ方:ボイルや蒸しガニなどシンプルな調理が最適だ。また、身とカニ味噌を使用したグラタンなども美味しい。
- 価格の相場:1kgあたり5000~6000円程度
- その他:毛ガニに詰まっているカニ味噌の量は、身体の大きさに関わらずほぼ同じである。水揚げ後は泡を吹き出し身が流出する場合があるため、早急に茹でる必要がある。
- 見た目の特徴:甲羅と脚に長いトゲがあり、茹でると鮮やかな赤色になる。脚の長さは短く太い。タラバガニと同様にヤドカリの仲間のため、脚は8本である。
- 味の特徴:エビのようなプリプリとした食感で、独特の甘い香りや濃厚な味を楽しめる。カニ味噌と外子(卵)も食べられる。
- 食べ方:ボイルや蒸しガニのほか、鉄砲汁(カニ入り味噌汁)にすると美味しい。
- 価格の相場:1kgあたり6000~8000円程度
- その他:花咲ガニという名称は、水揚げ場所の近辺にある北海道根室市の花咲半島が由来とされる。一般的なカニと異なり夏に旬をむかえる。
- サワガニ:甲羅が2cm幅ほどの小さなカニで、一生を淡水で過ごす。生食ができないため、素揚げが一般的な食べ方である。
- モクズガニ:甲羅が5~8cm幅ほどで、脚に細かい毛が生えている。淡水で過ごし、産卵は海で行う。ボイルやカニ汁などさまざまな食べ方ができる。
- タカアシガニ:世界最大のカニで、脚を広げると4mほどになる。ボイルなどで食べる。
- クリガニ:甲羅幅8cmほどの大きさで、漁獲量が少ない。とくにカニ味噌が美味しい。
- アサヒガニ:カニとエビの中間のような見た目で、国産は希少である。
- アブラガニ:タラバガニに見た目が似ているが、安価で購入できる。
- ガザミ:ワタリガニの名で古くから親しまれてきた。とくに子持ちのものが美味しい。
- ショウジンガニ:イソガニとも呼ばれ、潮干狩りで獲られる。身がほとんどないため、味噌汁の出汁にする。
- ヒライソガニ:ショウジンガニよりも平たく、出汁のほか釣り餌としても使われる。
- ズワイガニ:松葉ガニ(山陰)、越前ガニ(福井県)、津居山ガニ(兵庫県)など
- 紅ズワイガニ:生の状態でも甲羅が赤い。北海道や日本海、東北太平洋側で穫れる。
- タラバガニ:日本では北海道のみで獲れる。
- 毛ガニ:北海道、日本海側(島根まで)、太平洋側(茨城まで)と広域で水揚げされる。
- 花咲ガニ:北海道根室で水揚げされる。
- チュウゴクモクズガニ:「上海ガニ」の名で親しまれる淡水性のカニで、モクズガニの近縁種である。オスは濃厚な味で、メスはあっさりとした味が特徴だ。
- 黄油蟹:7~8月頃が旬で、日差しによりカニ味噌が溶け出し濃厚な味を楽しめる。
- アメリカイチョウガニ:20cmほどの大型種で、甲羅がイチョウの形に似ている。ダンジネスクラブとも呼ばれ、食用ガニとして親しまれている。
- ブルークラブ:ハサミの内側と脚が淡青色をしている。北アメリカ大西洋岸で獲れる。脱皮したばかりのソフトシェルクラブが食用とされる。
1. 美味しいのはどれ?食べられるカニの種類

カニは種類によって異なる特徴をもつため、美味しさもそれぞれ違う。日本で主に流通する4種類の食用ガニから、人気のある美味しいカニについて紹介していく。
ズワイガニ
タラバガニ
毛ガニ
花咲ガニ
セイコガニ
セイコガニとは、ズワイガニのメスのことである。旬が11~12月と短く、貴重なカニだ。オスとは異なり卵を食べられるのが特徴で、外子(産卵直前の成熟した卵)や内子(甲羅のなかにある卵巣)を味わうことができる。身も甘く、カニ味噌も美味しい。価格の相場は4500~6500円ほどと、オスよりもやや高めである。
2. カニの種類は大きく2つに分けられる

カニは海外で生息するものも含め、5000種類以上存在するといわれる。そのなかで一般的に食用とされているカニは、カニ類とヤドカリ類の2つに分けられる。カニ類の脚は爪を含み10本(5組)あるのに対し、ヤドカリ類は8本(4組)しかないように見える。つまり、主に脚の本数でどちらに分類されるか見分けることができる。図鑑にも掲載されているような、代表的なカニの種類は下記の通りだ。
カニ類
ズワイガニ、毛ガニ、ガザミ、タカアシガニ、クリガニ、上海ガニ、アサヒガニなど
ヤドカリ類
タラバガニ、花咲ガニ、アブラガニ、イバラガニなど
3. 特徴別:カニの種類一覧

前述の人気の高いカニを含め、一般的な食用ガニは主に海に生息する。しかし、川や磯で獲れる種類もある。生息地別の代表的なカニの種類を紹介しよう。
川にいるカニの種類
海にいるカニの種類
磯にいる小さいカニの種類
4. 国別:カニの種類一覧

カニは地域によっても獲れる種類が変わってくる。日本、香港、アメリカで漁獲される代表的なカニを紹介しよう。
日本のカニの種類
香港のカニの種類
アメリカのカニの種類
結論
日本で食べられている代表的なカニは、ズワイガニやタラバガニをはじめとした4種類である。また、海に生息するもののほかにも、川で獲れるサワガニや磯で獲れるイソガニなど、食用のカニには国産のものだけでもさまざまな種類がある。それぞれの特徴を知り、好みのカニを見つけるのも楽しそうだ。
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