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ソース

ウスターソースがない!困った時に役立つ簡単代用法を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月10日

ソースを使うと料理に香りとコクが出てくる。そのため、メインの味付けとして使うのはもちろん、隠し味としても使える。ウスターソースが1本あればさまざまな料理に使うことができる。しかし、いざ使おうとしたらなかったという経験もあるだろう。ここでは、そもそものウスターソースの定義や代用できる調味料を紹介する。

  

1. ウスターソースってそもそもどんなソース?

ウスターソース
ウスターソースの代用が気になるところだが、ここではまずウスターソースとはどのような物なのか、その定義について確認していこう。ウスターソースの代用といえば中濃ソースや濃厚ソースを思い浮かべるが、そもそも3つのソースにはどのような違いがあるのか、そういった疑問にも答えていく。今まで漠然と使い分けていたという人もこの機会に確認してみよう。

ウスターソースの歴史

ウスターソースは19世紀初めといわれている。当時、イギリスのウスター市に住んでいた主婦が余った野菜や果物などを壺に入れていた。その際に、スパイスや塩、酢も一緒に入れて保存していたら、液体ができていたという。この液体こそがウスターソースだった。野菜や果物の旨み、甘み、スパイスの香りが混ざり合ったウスターソースはたちまち評判を呼び、商品化され現在の形になった。日本では明治時代になってから入ってきたウスターソースだが、その味わいは日本人にも受け入れられ、ウスターソースから派生して中濃ソースやとんかつソースなどが生み出された。現在でもさまざまなソースが生み出されており、日本の食卓には欠かすことのできない存在となった。

「ウスター」「中濃」「濃厚」ソースの違い

ソースと一口にいってもさまざまな種類がある。主なものとしてはウスターソースと中濃ソース、濃厚ソースがある。見た目が似ており、素人目には区別がつきにくいソースだが、JAS規格によってその違いが明確化されている。JAS規格ではソースの粘度で区別しており、ウスターソースは0.2Pa・s未満、中濃ソースは0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満、濃厚ソースは2.0Pa・s以上と定義されている(※1)。数字が大きいほど粘度が高いことを示しており、ウスターソースはサラサラで、どちらかというと辛口であるのが特徴だ。中濃ソースはウスターソースと濃厚ソースの中間くらいのトロミで、辛みと甘みの両方を兼ね備えている。濃厚ソースはとんかつソースとも呼ばれ、強いトロミと甘みが特徴だ。

ウスターソースの基本の作り方

ウスターソースの奥行きのある香りと味わいを出すには多くの野菜や果物、スパイスが必要となる。ウスターソース作りでよく使われる野菜と果物はたまねぎとにんじん、セロリ、りんご、生姜、にんにくだ。さらにスパイスとしてクローブ、シナモン、ナツメグ、ローリエ、黒こしょう、唐辛子などを使う。これだけでは終わらない。調味料として塩と醤油、砂糖、酢を加える。ウスターソースを作るにはこれだけの材料が必要となる。気になる作り方だが、まず野菜はフードプロセッサーで刻む、またはすりおろす。固形状のスパイスも粉末状にしておく。材料の準備ができたら鍋に砂糖を入れ、カラメルを作る。そこに材料と調味料をすべて入れ、火にかける。沸騰させないように注意しながら温める。温まったら、火からおろして粗熱をとる。これでウスターソースは完成だ。

気になる栄養とカロリー

使う頻度が多いウスターソースだが、どんな栄養素が含まれているのか、どれくらいのカロリーかを気にすることは少ない。ウスターソース(100gあたり)のカロリーと主な栄養素量は以下のようになっている(※2)。
  • エネルギー 122kcal
  • たんぱく質 1.0g
  • 脂質    0.1g
  • 炭水化物  27.1g
  • ナトリウム 3300mg
  • カリウム  190mg
  • カルシウム 59mg
  • リン    11mg
  • 鉄     1.6mg
  • ビタミンB1 0.01mg
  • ビタミンB2 0.02mg
  • 食塩相当量 8.5g
ウスターソースにはナトリウムやカリウムといったミネラル類が多く含まれている。ちなみに、中濃ソースや濃厚ソース、お好みソース(各100gあたり)のカロリーは130kcalを超えているので、ウスターソースのカロリーがもっとも低い(※2)。一方で、ほかのソース類の食塩相当量が5~6gであるのに対し、ウスターソースは8.5gと高い(※2)。食塩相当量はもっとも高いので、塩分の摂りすぎには注意が必要だ。
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2. ウスターソースを料理に使う効果

ソースの容器
ソース味の料理は大人も子どもも大好きだ。そのため、ウスターソースを料理に使うことも多いだろう。ここでは、ウスターソースの魅力と好まれる要因、さらにはウスターソースの使い方について紹介する。

ウスターソースの特徴

ウスターソースはほかのソースよりも粘度が低く、サラサラしているのが大きな特徴だ。すべての材料をピューレ状にし、繊維質を取り除いているためほかの食材とも馴染みやすい。また、ウスターソースには野菜だけでなく、果物や複数のスパイスを使っているため、ほかの調味料よりも複雑で奥行きのある味わいを生み出すことができている。ちなみに、トロミのあるソースには野菜や果物の繊維質が入っており、甘みの素となっている。だが、ウスターソースは繊維質を取り除いているため、スパイスの辛みや香りをよりダイレクトに感じることができる。

使い方①そのまま料理にかけて使う

ウスターソースの使い方の1つに、そのまま料理にかけて使う方法がある。フライはもちろん、目玉焼きにかけて食べるという人もいるだろう。ウスターソースをかけるだけで料理の雰囲気がガラリと変わるため、味変したいときにもおすすめだ。ただし、ウスターソースは塩分が多く含まれている(※2)ため、かけすぎには注意が必要だ。塩分を抑えたい人はかけるのではなく、小皿にウスターソースを出し、料理をつけて食べるようにするとよい。

使い方②隠し味として大活躍!

ウスターソースは隠し味としても優秀だ。ウスターソースは味がはっきりとしているため、逆に主張が強すぎるのではないかと思ってしまうが、意外にも全体をうまくまとめつつ、味に深みを出してくれる。とくにおすすめなのが、麺類に使うことだ。たとえば、焼きそばは焼きそば用の粉末ソースで味付けすることが多いが、そこにウスターソースを加えることで味に深みが出る。また、ケチャップ味がメインのナポリタンにもウスターソースが合う。ケチャップとウスターソースは相性がよく、味に深みが出るとともにケチャップの甘みを引き立ててくれる。焼きそばやナポリタンを作るときは、ぜひウスターソースを隠し味に使ってみてほしい。

3. ウスターソースの代用に使える調味料は?

トマトケチャップ
たっぷりの野菜と果物、スパイスが入ったウスターソースの代用となる調味料を探すのはなかなか難しい。そのため、ウスターソースがないときは諦めてしまうかもしれない。しかし、実は工夫をすればウスターソースの代用になる調味料を作ることができる。いつものウスターソースとは違う味わいになるかもしれないが、その違いを楽しむのも面白い。

中濃ソース

まず紹介する代用品は中濃ソースだ。ウスターソースと原料は一緒のため代用しやすい。そのまま使っても問題ないが、ウスターソースと比べるとトロミと甘みがある。よりウスターソースに近づけるなら、中濃ソースに醤油を足すとよい。醤油を足すことで中濃ソースの甘みが抑えられ、粘度も低くなる。醤油は様子を見ながら、少しずつ入れるのがポイントだ。

ケチャップ

ケチャップとウスターソースは見た目がまったく異なるため、代用品として使えると聞くと驚くだろう。しかし、ケチャップの原料はトマト。ウスターソースの原料である野菜や果物と似た味わいを持つため、足りない風味を調味料で補えばウスターソースの代用品として使える。必要な調味料は醤油とこしょうだ。こしょうはスパイスとして使う。ケチャップで代用する場合は、割合が重要となる。ケチャップを7、醤油を2、こしょうを1の割合で混ぜるとウスターソースの味に近くなる。ベースの割合を覚えたら、割合を少し変えてアレンジしてみるのも面白い。

とんかつソース

とんかつソースもウスターソースと原料は同じため、代用品として使うことができる。ただし、粘度がかなり高く、甘みも強いため醤油と酢を足す必要がある。とんかつソースで代用する場合もケチャップと同様、割合が重要となる。とんかつソースを7、酢を2、醤油を1の割合で混ぜるのがポイントだ。酢の風味が強ければ酢と醤油の割合を逆にしてもよい。

お好み焼きソース

お好み焼きを食べるときに欠かすことができないお好み焼きソース。ウスターソースよりも粘度が高く、甘みも強いためそのまま代用品として使うことはできない。だが、中濃ソースやとんかつソースと同様に調味料を足すことでウスターソースの代用品となる。足す調味料は醤油とこしょうだ。醤油でのばし、こしょうでスパイスの風味を出す。酸味が足りない場合はケチャップを加えるとよい。

醤油+りんごジュースでも!

醤油とりんごジュースという意外な組み合わせでもウスターソースの代用品を作ることができる。ソース類やケチャップがないときは奥の手として使おう。必要な材料はりんごジュースと醤油、酢、塩、こしょうだ。作り方は非常に簡単で、鍋にりんごジュースと醤油を入れ、2分ほど煮詰める。そこに酢と塩、こしょうを加えて味をととのえれば完成だ。りんごジュースを使うことでウスターソースのフルーティーな味わいを再現できる。

結論

そのままかけてもよし、隠し味にしてもよしとウスターソースの活躍範囲は広い。中濃ソースや濃厚ソースと比べるとサラサラとしており、スパイスの風味を楽しめる。ウスターソースの代用として使えるものは多く、中濃ソースなどのソース類はもちろん、ケチャップやりんごジュースも工夫をすれば代用品として使うことができる。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2021年12月10日

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