目次
- 冷え性の改善
- ダイエット効果
- デトックス効果
- 美肌効果
- ※1出典:医療法人 高生会「白湯を飲んで健康になろう!」
https://i-kouseikai.com/knowledge/2016/kaigo476.html
1. 白湯とは何?

白湯の読み方は「さゆ」だ。では白湯の特徴とは?
温度は何度?白湯の定義とは
白湯とは水を沸かしただけ、何も加えていないお湯のことだ。正しくいうと沸騰させたお湯を飲めるくらいの温度まで、ぬるく冷ましたものをさす。起源は古く、約5,000年前にさかのぼる。もともとはインドのアーユルヴェーダと呼ぶ健康法のひとつとして活用されており、人の身体を整えるものだと考えられていた。水+火(火にかける)+風(沸騰させてふたをはずし、空気を入れる)という3つのステップで、身体の中の毒素を出すという考え方だ。
新生児や身体が弱い人でも負担なく飲めることも特徴のひとつ。最近では美容効果があるとして注目を集めている。また余分な物質が入っておらず、内臓をキレイに洗い流してくれる。さらに身体を内側から温める働きがあり、血行と代謝を促進してダイエット、体質改善といった効果が期待できる(※1)。温めるだけなので気軽に継続できるのが嬉しいポイントだ。
白湯とお湯の違いとは
では白湯とお湯は何が違うのだろうか。お湯の定義は水を沸かしたもので温度は40度以上だ。一方の白湯は水を沸騰させ続けて煮沸し、不純物を除去したものだ。ちなみに常温水は熱くも冷たくもない水で温度は20~35度だ。湯冷ましは沸騰させた水を常温に冷ましたもので温度は20~35度だ。
2. 白湯とは?効果編

水を沸かすだけの白湯だが、メリット、デメリットとは?
白湯のメリット
白湯を飲むメリットを紹介しよう。飲むことで期待できる効能とは?先述したように1度沸騰させており、水道水のように不純物はなく口あたりがやわらかだ。
【白湯を飲むことで期待できる効果(※1)】
これだけの効果が期待できるのだから、飲む人が多いのも理解できるだろう。
白湯のデメリット
白湯を飲むときは飲み過ぎに注意すること。飲み過ぎは腸内の必要な栄養を洗い流す可能性がある(※1)。飲む量の目安は1日で800mlまでだ。コップなら5杯分ほど。飲むときは一気に飲まず、ゆっくりと約10~20分くらい時間をかけること。あとは、やけどに注意することだ。白湯を作るためには、90度以上に沸騰させて10分ほど沸騰させ続ける必要がある。沸騰直後の白湯は、とても熱い状態だ。やけどに十分注意して作ること。
3. 白湯とは?作り方編

ここでは白湯の作り方を紹介しよう。
鍋で作る方法
やかんに水を入れて強火で沸騰させ、ふたを取って湯気があがるようにする。この間、火は止めないこと。泡がブクブクしはじめたら火を弱めて10~15分ほど沸かし続ける。あとは飲める温度に冷ませばよい。注意点は先述したように、やけどに十分注意することだ。
電気ケトルで作る方法
電気ケトルに水を入れてスイッチを押す。あとは沸騰するまで加熱すればよい。最後にやかんで作るときと同じようにふたを開け、蒸気を逃がして冷ます。ちなみに市販のミネラルウォーターは、長い時間沸騰させなくても白湯と同じ効果が期待できる。
電子レンジで作る方法
市販のミネラルウォーターなら、電子レンジでも白湯を作ることは可能だ。水を耐熱性のコップに入れて1分半~3分ほど、レンジのワット数と水の量に合わせて加熱する。注意点は飲める程度の温度でレンジを止めないこと。必ず沸騰させてレンジから取り出し、蒸気を逃がして冷ますこと。
4. 白湯とは?飲み方編

最後に白湯の正しい飲み方を紹介しよう。白湯を正しく飲む方法とは?
白湯を飲むタイミング
白湯は朝起きがけに飲むと健康によいといわれている。基本的に朝・昼・夕の3回に分けて飲むのがおすすめ。朝は朝食を食べる30分前に飲むのが理想だ。昼と夕は食事をしながら飲むと効果が期待できる。もし苦く感じるようなら毒素が溜まっている可能性がある。デトックスされると白湯を甘く感じるようになるようだ(※1)。
白湯を飲むときの温度
温度は人肌から50℃くらいで飲める。
白湯のアレンジ方法
白湯はアレンジして飲むのもおすすめだ。アレンジのひとつが、白湯とはちみつの組み合わせだ。とくにのどが痛いときにおすすめ。すりおろした大根を入れてもOK。また白湯とレモンの組み合わせも相性がいい。白湯にしょうがとレモンを加えて、レモネード風に飲むのもおすすめだ。
結論
白湯とは身体にいい影響を与えてくれる飲み物だと理解できただろうか。ただの水なのに沸騰させて冷ますだけと、簡単に作れるのが嬉しいポイントだ。これまでなんとなく身体によさそうと思っていた人も、効果を期待して飲んでみてはいかがだろうか。
(参考文献)
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