目次
- 包丁の背でうろこを取る。
- 斜めに包丁を入れて中骨を切る
- 裏返して同じように斜めに包丁を入れて頭と内臓を取る
- 鱗と腹の血合いをよく洗い流して水気を取る
- 3枚におろす
1. カサゴの毒について

カサゴには、微量だが毒があるのをご存じだろうか。ここでは、カサゴの毒について解説していこう。
毒針に注意
カサゴのには背びれや顔などに複数の毒針があるため、素手で触らないほうがよいだろう。とくに背びれの針は硬いので注意が必要だ。
毒性は弱い
カサゴに刺されるとズキズキとした痛みが数時間続くが、毒性は弱いためしばらくすると痛みが引いてくる。しかし、人によってはしびれたりピリピリしたりするので注意が必要だ。
2. カサゴの毒に注意しながら調理する

カサゴの毒について分かったところで、今度はカサゴの毒に注意しながら調理する方法を紹介しよう。
軍手を着用
微量の毒とはいえ毒針に刺されると痛いので、調理する際は軍手を着用し素手で触らないようにするのがよいだろう。
安全な捌き方
カサゴの毒はカサゴが死んでも毒性を失わないため、あらかじめ毒針をハサミなどで処理をしておくと安全に捌くことができる。捌き方は以下に箇条書きで記載する。
おすすめの料理
カサゴは味噌汁や唐揚げ、煮付けなどの料理にするのがおすすめだ。
3. カサゴに似ている強い毒を持つ魚

ここでは、外見はカサゴに似ているが強い毒を持つ魚について解説していこう。
ミノカサゴ
大西洋の南西部からインド洋や、北海道南部などに生息しており、長くキレイなヒレが特徴だ。通常のカサゴよりも強い毒性を持つため触らないように気をつけよう。
オニカサゴ
オニカサゴは太平洋沿岸や日本海沿岸に生息しており、通常のカサゴよりかなり強い毒性を持つ。オニカサゴに刺されると呼吸困難などを引き起こす場合もある。
オニオコゼ
オニオコゼは東シナ海や関東より南の太平洋などに生息し、比較的浅い場所にいることが多い。砂に潜って隠れていることがあるため、踏んで刺されないように注意しよう。毒性は通常のカサゴよりもかなり強く、刺されると呼吸困難や痙攣などを引き起こす場合もある。
ハオコゼ
ハオコゼは朝鮮半島の潮間帯や本州より南の日本各地に生息しており、オニオコゼよりは強くはないが通常のカサゴより強い毒がある。刺されるとマヒしたような軽い痛みを感じる。釣れた場合は、触らずに糸を切って捨てるのがよいだろう。
4. カサゴの毒針に刺されたときの対処法

ここでは、カサゴの毒針に刺されたときの対処法を紹介しよう。
自分でできる対処方法
カサゴに刺された場合は傷口が化膿しないように、よく洗浄するのがよいだろう。また、毒は熱に弱いので40℃以上のお湯に刺されたところを30分ほど当てるようにしよう。
病院で治療する
毒性の強いオニカサゴやオニオコゼなどに刺された場合や、痛みや腫れが引かないときは、自分で対処するだけではなく病院で治療するようにしよう。
結論
カサゴには毒針があり微量の毒がある。カサゴ自体の毒は強くないが、カサゴに似たオニカサゴやオニオコゼなどは強い毒性があるので注意が必要だ。カサゴは安全に配慮して調理すれば唐揚げや煮付けなどにして美味しく食べられる。この記事を参考に、カサゴ釣りや調理する際の参考にしてみてはいかがだろうか。
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