目次
- ※1 国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/58/5/58_5_222/_article/-char/ja/
- ※2 公益社団法人 福岡県薬剤師会 https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html?mode=0&classId=18&blockId=39162&dbMode=article&searchTitle&searchClassId=-1&searchAbstract&searchSelectKeyword&searchKeyword&searchMainText
1. 料理に大活躍!フレッシュバジルの使い方

まずは料理に大活躍する、フレッシュバジルのおすすめの使い方を紹介しよう。オーソドックスな料理から一風変わった料理までさまざまだ。好みの料理にぜひ使ってほしい。
そのままパスタやピザにトッピングする
フレッシュバジルの簡単な使い方は、料理の仕上げにそのままトッピングすることだ。バジルはトマトソースのパスタやピザと相性バツグンで、彩りもよくなるためぜひ使ってもらいたい。
バジルの天ぷらや素揚げ
バジルは揚げても美味しいので、相性のよい海老のむき身やすり身と合わせて天ぷらにするのもおすすめだ。素揚げにしてトッピングにしても、パリパリとした食感を楽しめる。ただし、揚げるときに油がはねやすいので注意してほしい。
炒め物に加える
加熱することでたっぷりのバジルを食べることができる。豚肉と合わせ、ナンプラーやオイスターソースでエスニックな炒め物にするのもいい。炒め過ぎは香りが飛ぶ原因になるので、入れたらすぐ火を止めるのもポイントだ。
サラダに加える
バジルのフレッシュな香りを楽しみたいなら、サラダにするのが正解だろう。トマトとモッツアレラチーズにバジルを合わせたサラダは、カプレーゼと呼ばれるイタリアンでは定番の前菜だ。ほかにもアボカドやサーモンなどサラダ向けの食材とは相性がよいので、いろいろな組み合わせを楽しんでほしい。オリーブオイルと塩だけで味付けすると、バジル本来の風味を損ねることなく味わえる。
トマト料理に加える
いつものトマト料理にバジルを加えると、またひと味違った料理として楽しめる。鶏肉のグリルや魚のソテーにかけるトマトソースに加えたり、トマトの水煮缶をたっぷりの野菜と一緒に煮込んだラタトゥイユに加えたりするのもおすすめだ。炒め物の使い方と同様で、バジルは加熱し過ぎないように気をつけよう。
そのほかの使い方
そのほかの使い方として、サンドイッチにしてみてはどうだろうか。チーズやトマトはもちろん卵やサラダチキンなど、好きな具材と一緒にパンに挟もう。バジルのさわやかな風味により全体があっさりとした味になるので、塩胡椒を少し強めに効かせたりマヨネーズをかけたりなどパンに負けない味付けを心がけて。ベーグルサンドやホットサンドにすると、よりおしゃれに仕上がる。また、バジルはディップソースにも使える。マヨネーズとアボカドを使ったものなど、お好みのディップソースに刻んだバジルを混ぜると、緑色がキレイなディップソースの完成だ。
2. いろいろなバジルの使い方

バジルはソースや粉末といった加工品もスーパーなどに並んでいる。ここでは加工されたいろいろなバジルの使い方を伝授しよう。
バジルソースの使い方
バジルソースはバジルにオリーブオイルやにんにく、調味料を加えてペースト状にしたものでジェノベーゼとも呼ばれる。パスタに和えるだけで簡単にバジルパスタが作れ、ポテトサラダに混ぜても美味しい。バジルを大量消費できるほか、グリルした野菜や魚のソテーにかけるなど、いろいろなアレンジ料理が手軽に作れるのが魅力だ。
バジル風味のオリーブオイルの使い方
オリーブオイルとバジルを加熱したあとバジルだけを取り除くと、バジル風味のオリーブオイルを作ることができる。パスタやサラダなどの仕上げに回しかけたり炒め油にしたりと、少しだけバジルの香りを料理のアクセントにしたいときに使うとよい。
冷凍バジルの使い方
バジルは冷凍することで3週間ほど保存でき、香りが薄くなっていくのを防ぐことが可能だ。冷凍バジルは完全に解凍すると葉が変色し香りも逃げてしまうので、凍ったまま調理するようにしよう。
乾燥バジルの粉末の使い方
乾燥させたバジルを粉末にしたもので、香りが凝縮されているのが特徴だ。そのため加熱時間の長い煮込み料理や揚げ物に適していて、長期保存もできるので使いやすい。ドライバジルでフライドチキンや、パン粉と混ぜてバジル風味のカツレツなどを作ってみるのもいいだろう。
バジル塩の使い方
バジル塩とは、水気をしっかり切ったバジルを塩に漬けたものだ。塩気の効いたバジルと、バジルの風味がほんのり付いた塩の両方を味わえる。塩バジルの葉は刻んで肉や魚と一緒に焼くほか、ピザトーストにもぴったりだ。
3. 料理以外のバジルの使い方

さまざまな料理に使えるバジルだが、料理以外の使い方でおすすめなのがブレンドティーにすることだ。レモンとバジルの香りを併せ持つレモンバジルや、甘い香りが特徴のシナモンバジルといった香り豊かなバジルは、紅茶や緑茶にブレンドして楽しむことができる。レモンバジルは生の葉をお風呂に浮かべて、アロマバスにするといった使い方も可能だ。そのほかの使い方としては、防虫対策があげられる。バジルには虫が嫌うシネオールという成分が含まれている(※1)(※2)ため、観葉植物として育てるだけでも虫よけの効果がある。
4. バジルと違う?ホーリーバジルの使い方

ホーリーバジルとはバジルの一種で、甘く濃厚な深みのある香りが特徴のハーブである。スーパーでよく見かけるスイートバジルよりも香りが強くクセがない。ホーリーバジルは日本では手に入りにくいが、本場タイでは定番料理のガパオライスに使われるポピュラーなバジルだ。料理やアロマバスなどほかのバジルと同じ使い方ができるが、おすすめしたいのはホーリーバジルのみを使ったハーブティーである。ハーブティーはホーリーバジルのクセのない芳醇な香りを堪能できる使い方だ。いろいろな使い方が可能だが、ホーリーバジルが手に入ったときは、まずハーブティーとガパオライスに挑戦してみよう。
結論
バジルはそのまま料理に飾るだけでなく、炒めたり揚げたりしても美味しく味わえる。フレッシュバジルの香りを活かすには、熱を加えすぎないことが重要だ。そして料理以外にもお茶やアロマバス、虫よけなどに使えることもわかった。バジル調味料を使えば手軽にバジル風味のアレンジ料理が作れるのでストックしておくのもいいだろう。パスタやピザだけでなく、いろいろな使い方でバジルを楽しんでもらいたい。
(参考文献)
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