目次
- 疲労回復:クエン酸などの有機酸が乳酸を分解することにより、疲労のもとが除去される。また、エネルギー代謝が促される
- キレート作用:クエン酸によりミネラルの吸収率が高まる
- 血行促進:焼き梅干しを使った場合、ムメフラールという成分により、血栓の予防や血行促進が期待できる
- 冷え性改善:胃腸が温まり新陳代謝が促される
- 便秘改善:腸内の老廃物が排出されやすくなる
- ダイエット効果:内臓の温度が上がり基礎代謝がよくなることで、脂肪燃焼されやすくなる
- 美肌効果:新陳代謝が上がり肌のターンオーバーが促される
- 梅干しを1~2個コップに入れる
- 白湯を注ぐ
- スプーンやマドラーなどで梅干しを潰しながら混ぜる
- 梅干しを網やフライパン、トースターで黒っぽくなるまで焼く
- 焼いた梅干しをコップに入れ、白湯を注ぐ
- 梅干しを潰しながら混ぜる
- 基本の作り方で梅干し白湯を作る
- 好みの量のはちみつ(小さじ1~大さじ1ほど)を加えて混ぜる
- 基本の作り方で梅干し白湯を作る
- 生姜1/2片程度をすりおろしながら加え、かき混ぜる
- ※1出典:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「日本人の長寿食 第2回 梅干しの効果」 https://www.tyojyu.or.jp/net/essay/nihonjinnochojushoku/umeboshi.html
- ※2出典:一般財団法人日本educe食育総合研究所「夏バテ予防に効果的なクエン酸を摂ろう!」 https://www.educe-shokuiku.jp/news/health/citric-acid/
- ※3出典:医療法人高生会 白湯を飲んで健康になろう! https://i-kouseikai.com/knowledge/2016/kaigo476.html
1. 梅干し白湯とは

日頃から白湯を飲む習慣を心がけている人は少なくない。梅干し白湯は、梅干しと白湯それぞれの効果が期待できる飲み物として注目されている。
白湯に梅干しを入れたもの
梅干し白湯とは、白湯(湯冷まし)に梅干しを入れたもので梅湯とも呼ばれる。健康への効果が期待できるだけでなく、白湯に入れることにより梅干しの酸味が和らぐため、食べやすくなる。
日本では昔から朝にお茶を飲む「朝茶」という習慣や、朝に梅干しを食べたりふるまったりする習慣があった。やがてお茶と梅干しを一緒にいただくようになり、梅干し緑茶や梅干し白湯が飲まれるようになったといわれている。
日本人のソウルフード梅干し
梅干しは、日の丸弁当でも象徴されるように、古くから伝わる日本人のソウルフードだ。強烈な酸味が特徴だが、疲労回復に効果があるとして戦国時代の武士たちにも活用されていたという(※1)。日本人になじみの強い伝統食である梅干しの食べ方の一つとして、梅干し白湯を試してみてはいかがだろう。
2. 梅干し白湯の効果

温かい白湯を飲むと身体が温まる。梅干しを白湯と一緒に食べると、塩分や酸味の刺激が和らぐため、のどや口腔内、胃腸などに負担をかけにくいというメリットもある。では、梅干し白湯を飲むことによる健康や美容への効果は、具体的にどのようなものがあるのだろうか。
期待できる効果
梅干し白湯を飲むと、梅干しと白湯の効果を一度に得ることができる。それぞれの期待できる代表的な効果について見ていこう。
梅干しの効果(※1、2)
白湯の効果(※3)
3. 梅干し白湯の作り方

梅干し白湯は、梅干しさえあれば簡単に作れる。また、ほんの少し手を加えることでアレンジも楽しめる。
作り方と楽しめるアレンジ
基本の梅干し白湯の作り方と、おすすめのアレンジを3種類紹介しよう。
梅干し白湯の基本の作り方
梅干し白湯のアレンジ:焼き梅干し
焼き梅干しにすることで、ムメフラールによる血行促進などの嬉しい効果を得られる。(※1)フライパンで焼く場合は油をひかずにじっくり加熱しよう。また、トースターを使う場合は、酸や塩分に弱いアルミホイルではなくクッキングシートを敷くと安心だ。
梅干し白湯のアレンジ:はちみつ入り
はちみつ入りの梅干し白湯は、酸味が苦手な人におすすめだ。まろやかな甘みが加わり飲みやすくなる。
梅干し白湯のアレンジ:生姜入り
チューブタイプの生姜でも代用できるが、生の生姜のほうが風味がよい。はちみつ入り梅干し白湯に生姜を加えても美味しい。
結論
白湯に梅干しを加えて潰しながら飲む梅干し白湯は、身体が温まり疲労回復にも効果が期待できる。梅干しの強烈な酸味や塩気が苦手な人でも飲みやすいため、気軽に試してみてほしい。焼き梅干しやはちみつ入り、生姜入りなど好みでアレンジしながら、梅干し白湯を楽しもう。
(参考文献)
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