目次
1. 千切りキャベツの冷蔵保存と保存期間・日持ち

千切りキャベツの保存法はいくつかあるが、まずは基本となる冷蔵保存から解説する。
水に浸けて保存容器に入れて冷蔵保存
キャベツを水で洗い千切りにする。清潔な保存容器に入れ、キャベツが浸かるくらい水をはる。空気に触れないレベルまで水をはることで、シャキシャキ感が保たれ変色も防げるのだ。
保存袋で真空に近い状態にして冷蔵保存
水で洗ったキャベツを千切りにし、サラダスピナーやキッチンペーパーを使って水気を切る。ジップロックのようなチャック付き保存袋に入れ、可能な限り空気を抜く。あとはそのまま冷蔵保存しよう。
塩もみして冷蔵保存
キャベツを水で洗い千切りにしたあと、塩を加えよくもみ込む。耐熱ボウルに入れてラップをゆるめにかけ、500Wの電子レンジで4分加熱する。キャベツをしぼってしっかり水気を切り、冷ましてから清潔な保存容器に移し替えて冷蔵庫へ。
冷蔵保存した千切りキャベツは当日〜2日程度で消費する
冷蔵保存の千切りキャベツの保存期間は2日程度だが、すぐに酸化するので当日中に使い切ることをおすすめする。
2. 千切りキャベツの冷凍保存と保存期間・日持ち

千切りキャベツは冷凍保存も可能だ。少しでも長持ちさせたいときはこちらを選ぼう。ただし冷凍に時間がかかると旨み成分が流出するため、急速冷凍などの機能を活用しよう。
生のまま冷凍用保存袋に入れて冷凍保存
キャベツを水で洗い、キッチンペーパーでしっかり水気を拭く。千切りにしたら冷凍用保存袋に入れて空気を抜く。冷凍するとしんなりしやすいため、やや太めに千切りするとよい。
加熱して冷凍用保存袋に入れて冷凍保存
千切りキャベツを10秒ほど茹でて、冷水で一気に冷やして色止めをする。水気を十分取ってから、空気が入らないように冷凍用保存袋に入れる。加熱後に冷凍すると水っぽくなるので、スープなどの汁物に使おう。
冷凍保存した千切りキャベツは2〜3週間程度で消費する
冷凍保存した千切りキャベツは2〜3週間で食べきろう。冷蔵でもそうだが、時間が経つほど美味しさは損なわれる。いずれにせよ期限ギリギリではなく、早めに食べることを意識したい。
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3. キャベツの栄養価を下げないための保存方法

千切りキャベツを何らかの方法で保存した場合、保存せずそのまま使用するケースと比較して栄養価が下がる。とはいえ保存する必要がある場合は仕方がないのだが、ちょっとした豆知識として覚えておいて損はないだろう。
洗ったり加熱したりするとビタミンCが流失する
キャベツにはビタミンCや食物繊維が多く含まれているのだが、そのうちビタミンCは水溶性ゆえ千切りして水にさらすと切り口から溶け出してしまう。熱にも弱いため、加熱して保存した場合もビタミンCが減少する。
栄養価を下げずに保存するなら「生のまま水にさらさず保存」
冷凍保存であれば、ビタミンCや食物繊維の含有量はほぼ変わらないとされる。キャベツの栄養価をできる限り下げずに保存したいときは、生のまま水にさらさず保存するとよいだろう。
4. 千切りキャベツの上手な切り方・レシピ

せっかくなので、千切りキャベツの上手な作り方についても簡単に紹介しておこう。詳しくは後述する記事でお伝えしているので、ぜひそちらもご覧いただきたい。
千切りキャベツを上手に切るコツ
一枚ずつ葉をばらし、芯を取り除く。半分に切り、繊維の方向を合わせて重ねる。クルッと巻いて繊維を断ち切るように端から細く切っていく。これで柔らかくて美味しい千切りキャベツが完成だ。もちろんスライサーを使ってもOKだ。
千切りキャベツの上手な作り方はこちら
結論
千切りキャベツは冷蔵で2日ほど、冷凍で2〜3週間保存できる。空気に触れさせないことなど、お伝えしてきたポイントを押さえつつ上手に保存しよう。栄養価を下げたくないときは、水にさらしたり加熱したりせず、生のまま保存すればよい。
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