目次
- 1. ベーキングパウダーって何?
- 2. タッパーに入れてレンジで加熱するだけ!「レンジでココアケーキ」
- 3. 家にある材料で手軽にフライパンで焼いて作る!「本格ナン」
- 4. サラダだけじゃない!甘みが増した「パプリカフリッター」
- 5. ちょっと珍しい白身魚の惣菜パン!「すずきのケークサレ」
- 6. 朝食や軽食にぴったり!「ほうれん草とベーコンのおからマフィン」
1. ベーキングパウダーって何?

ベーキングパウダーとは重曹を主成分とする、お菓子やパン生地を膨らませるために使用する膨張剤のこと。別名「ふくらし粉」とも呼ばれる。ベーキングパウダーは生地の水分と熱に反応して発生する二酸化炭素により、生地を膨らませる作用を持つ。生地を寝かせる必要がないため、すぐに成型や焼く工程に取り掛かかるレシピに活用できるのが特徴だ。
ベーキングパウダーを使用する際の注意点
ベーキングパウダーは生地に混ぜ込んだ状態で長時間放置すると、二酸化炭素が発生し続けてしまうという性質がある。したがって、混ぜたらすぐに焼いたり蒸したりして手早く仕上げることが鉄則だ。
ベーキングパウダーの保管方法
ベーキングパウダーは開封後、常温でも徐々に化学反応をおこすため、膨らませる能力が落ちてしまう。よって、1〜2ヶ月を目安に使いきるよう覚えておこう。水分や空気、熱に反応するため、密閉保存がポイントである。開封・未開封に限らず、基本的には冷暗所での保管がおすすめだが、冷蔵庫の野菜室や冷蔵室を利用する場合は注意が必要。野菜室や冷蔵室は開閉のたびに温度が変化するため、湿気が発生しやすい。したがって、冷蔵庫で保管する場合は温度差による湿気に注意しながら、密閉した保存をおすすめしたい。
2. タッパーに入れてレンジで加熱するだけ!「レンジでココアケーキ」

手持ちのタッパーで材料を混ぜ合わせ、そのままレンジでチンするだけで完成するココアケーキのレシピ。完成まで10分と短時間で完成するため、すぐに加熱する必要のあるベーキングパウダーに適したレシピといえるだろう。このレシピではココアパウダーを使用しているが、お好みのジャムなどでアレンジも可能。工程が簡単なため、休日のおやつに子どもと一緒に作ってみてはいかがだろうか。
2人前
ココアパウダー 大さじ2
小麦粉 大さじ1
ベーキングパウダー 2g
グラニュー糖 大さじ1
卵 1個
サラダ油大さじ 1/2
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3. 家にある材料で手軽にフライパンで焼いて作る!「本格ナン」

インドカレーに欠かせないナンも、ベーキングパウダーを使用すれば自宅で簡単に作ることができる。フライパンで焼くレシピのため、手軽さもおすすめポイントだ。最近は本格的なレトルトのインドカレーが購入できるので、自宅で焼き立てのナンと合わせれば、まるでお店のような味わいに。バターで焼くとバター風味のナンになるので、好みに合わせてアレンジしていこう。
2人前
小麦粉 60g
片栗粉 20g
ドライイースト 5g
ベーキングパウダー 5g
塩 0.5g
砂糖 8g
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4. サラダだけじゃない!甘みが増した「パプリカフリッター」

お菓子やパン作りで活用しがちなベーキングパウダーだが、実は揚げ物にも適している。このレシピでは、フリッターの衣にベーキングパウダーを使用。フリッターのしっとりとした食感の中に、フワっと感を引き出す役目をしている。衣が垂れたり偏ったりしないよう、ひとつずつ油にくぐらせて揚げるとよいだろう。加熱したパプリカは甘みが増すため、野菜嫌いの子どもにも向いているレシピである。
3人前
大きめの赤パプリカ 1個
片栗粉 大さじ1強
小麦粉 大さじ5
卵白 1個分
ベーキングパウダー 5g
塩 小さじ1/2
揚げ油 適量
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5. ちょっと珍しい白身魚の惣菜パン!「すずきのケークサレ」

おしゃれなフランス料理であるケークサレも、ベーキングパウダーを使うレシピである。このレシピでは夏を旬とするすずきを使用。クセが少なく、上品な風味が特徴だ。ケークサレと聞くと難しそうなイメージがあるが、生地にソテーした魚を挟んでオーブンで焼くだけなので、実はとても簡単。材料にあるドライトマトは一緒に焼かず、焼き上がったのちにデコレーションして、色味と味のアクセントとして使っていこう。
4人前(8cm×18.5cm×5cmのパウンド型1本分)
すずきの切り身 2切れ(約200g)
塩 1g
白こしょう 少々
有塩バター 16g
小麦粉 130g
粉チーズ 30g
ベーキングパウダー 5g
全卵(殻を割った状態で) 140g
エシャロット 50g
牛乳+生クリーム 25cc+15cc(牛乳40ccだけでも可)
ドライトマト(ごく薄切りのもの) 10g
エストラゴン(生) 5g(なければドライ少々を使用)
煎ったけしの実 小さじ1(あれば)
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6. 朝食や軽食にぴったり!「ほうれん草とベーコンのおからマフィン」

フワっとした食感が特徴のマフィンも、ベーキングパウダーを使ってできるお菓子のひとつである。甘いものが多いマフィンだが、今回は塩味の効いた食事系マフィンレシピを紹介しよう。具材はほうれん草にベーコン、チーズ、さらにはおからを使用しているため、朝食や軽食に適したレシピとなっている。ぜひ休日の朝食の一品として挑戦してみてはいかがだろうか。
4個分
ほうれん草 50g
ベーコン(ハーフ) 2枚
プロセスチーズ 3個(45g)
薄力粉 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
卵 1個
牛乳 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
粉チーズ 大さじ1
生おから 100g
塩・こしょう 少々
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結論
ベーキングパウダーを使用したレシピを5つご紹介した。お菓子やパン作りで使うと思われがちなベーキングパウダーだが、意外と食事系レシピにも活用できることがお分かりいただけただろうか。普段の食事作りではあまり登場しないベーキングパウダーだが、この記事を参考に、ベーキングパウダーを使ったレシピに挑戦してみてほしい。