1. 植え付けの時期と用意するもの

ゴーヤは沖縄料理に使われることからもわかるように、暑さに強い野菜。生育適温は20度~30度なので、栽培は十分に気温が上がる5月初旬~下旬に始めるのが好ましい。
種まきから始めることもできるが、初心者には市販の苗を用いることをおすすめする。食用のゴーヤを栽培することを主目的にするなら家庭菜園に直植えしてもいいのだが、グリーンカーテンを兼ねて窓の外やマンションのベランダで栽培するならプランターに植えるといい。プランターに植える場合を例に、準備するものを紹介しよう。
種まきから始めることもできるが、初心者には市販の苗を用いることをおすすめする。食用のゴーヤを栽培することを主目的にするなら家庭菜園に直植えしてもいいのだが、グリーンカーテンを兼ねて窓の外やマンションのベランダで栽培するならプランターに植えるといい。プランターに植える場合を例に、準備するものを紹介しよう。
【プランター】
深さ30 cm以上、長さ70cm程のプランターを用意する。グリーンカーテンにするなら窓の広さによって、プランターの個数を決める(苗の株間は30 cmくらい欲しいので、1箱で2苗を植えられる)。プランターの底に鉢底ネットを敷き、赤玉石などを敷き詰めてから市販の培養土を入れる。これで植え付けの準備は完了。
【苗】
園芸店やホームセンターなどで苗を買い求める。本葉が3~4枚付いていて、葉っぱにツヤがあるもの、節と節の間が詰まっているものを選ぶといい。「接ぎ木」と書いてある苗は、通常の苗より価格が少し高いのだが、病害虫に強い性質を持っているので、初心者にはこちらの方がおすすめ。
【支柱とネット】
ゴーヤはツルを伸ばして成長する植物なので、ツルを誘引してやるネットを張っておく必要がある。用意するのは、150 cm~180 cmの支柱2本と園芸ネット。ゴーヤ用の園芸ネットは、園芸店やホームセンターのほか、最近はネットでもさまざまな幅、広さのものが販売されている。
2. 植え付けと支柱立て

プランターに大きめの穴を掘り、ゴーヤの苗をポットから取り外して、根に土をつけたまま植える。苗の根と穴の間があかないように土を入れて、根元を手のひらで軽く押さえ、水をたっぷりやっておこう。
プランターの左右に支柱を立て、上から下までネットを張る。ゴーヤが成長するにつれ、ツルが伸びてくるので、その都度こまめにネットに誘引してやる。無理にツルをネットに巻き付け、ひもで結ばなくても、手でツルを網に沿わせてやるだけで自然に絡まって上に伸びてゆく。
プランターの左右に支柱を立て、上から下までネットを張る。ゴーヤが成長するにつれ、ツルが伸びてくるので、その都度こまめにネットに誘引してやる。無理にツルをネットに巻き付け、ひもで結ばなくても、手でツルを網に沿わせてやるだけで自然に絡まって上に伸びてゆく。
3. 水やり、追肥、摘芯

ゴーヤは太陽の強い光を浴び、どんどん成長する。その時期は、特に水を切らさないことが大事。毎日朝晩、たっぷりと水をやろう。追肥は2週間に1度の割合で鶏ふんかぼかし肥をまく。それが面倒であれば、液体肥料でも大丈夫だ。
また、忘れてならないのが摘芯という作業。伸びてきたツルの先端を摘み取ると、その脇にまた新しいツルが出てくる。そのツルを横に伸ばすことによって、下の方から青々とした葉が茂るグリーンカーテンができあがるのだ。摘芯をせずに伸ばし放題にしておくと、ツルはどんどん上に伸び、上の方だけに葉が茂る寂しげなカーテンになってしまう。
摘芯した後に伸びてきた子ツルも、また伸びてきたら摘芯してやることで、孫ツルが伸びてくる。そうしてツルを横に伸ばすようにしていこう。
また、忘れてならないのが摘芯という作業。伸びてきたツルの先端を摘み取ると、その脇にまた新しいツルが出てくる。そのツルを横に伸ばすことによって、下の方から青々とした葉が茂るグリーンカーテンができあがるのだ。摘芯をせずに伸ばし放題にしておくと、ツルはどんどん上に伸び、上の方だけに葉が茂る寂しげなカーテンになってしまう。
摘芯した後に伸びてきた子ツルも、また伸びてきたら摘芯してやることで、孫ツルが伸びてくる。そうしてツルを横に伸ばすようにしていこう。
4. 収穫

苗を植えてから約1か月で花が開く。花の下に膨らみがあるのが雌花、ないのが雄花。朝、咲いたばかりの雄花を摘んで、雌花の雌しべに花粉をつけてやると、実がなる確率が上がるので、グリーンカーテンだけでなく食用のゴーヤもちゃんと実らせたいなら、この方法で人工授粉をしてみよう。
もちろん、それをしなくても肥料と水を十分にやっていれば、ゴーヤはなるのでご安心を。実がなり始めたら成長は早く、次から次へできる。果実が膨らみ、濃い緑色になったら収穫しよう。
ちなみにゴーヤの実は収穫せずにそのまま枝に付けたままにしておくと、完熟して緑色からオレンジ色に変わる。それを切り開くと中に赤い種があり、それが次の年の種になる。洗って乾かしたら、冷暗所で保管。次の年は、種まきから栽培に挑戦してみよう。
もちろん、それをしなくても肥料と水を十分にやっていれば、ゴーヤはなるのでご安心を。実がなり始めたら成長は早く、次から次へできる。果実が膨らみ、濃い緑色になったら収穫しよう。
ちなみにゴーヤの実は収穫せずにそのまま枝に付けたままにしておくと、完熟して緑色からオレンジ色に変わる。それを切り開くと中に赤い種があり、それが次の年の種になる。洗って乾かしたら、冷暗所で保管。次の年は、種まきから栽培に挑戦してみよう。
結論
ゴーヤの独特の苦味を、暑い夏を乗り切るためのパワーと感じる人も多いのでは。天然のクーラーとしての役割を担ってくれるグリーンカーテンと、夏を乗り切るためのビタミン豊富な夏野菜。その両方をゴーヤ栽培で手に入れよう。
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