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かわいい見た目で栄養満点!家庭菜園で芽キャベツを育てる方法とは

かわいい見た目で栄養満点!家庭菜園で芽キャベツを育てる方法とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月25日

キャベツの変種である芽キャベツは、キャベツ以上に豊富な栄養を持っている野菜だ。芽キャベツは1株から何個も実るため、うまく育てば数ヶ月にわたって収穫を楽しめる。今回は芽キャベツを家庭菜園で育てる方法やそのポイントについて紹介したい。

  

1. まずは芽キャベツを育てる準備から

家庭菜園で芽キャベツを育てるには、プランターや肥料など、家庭菜園用の一式と敷き藁が揃っていれば問題ない。もしゼロから用意するのであれば、プランターと土、鉢底石、鉢底ネット、肥料、はさみ、スコップ、ジョウロ、支柱を用意すればよい。

芽キャベツを育てるなら、プランターは大きめのものを選ぶといい。幅30cmくらいのプランターに1~2株を目安にして、自分の育てたい数にあったものを使おう。土は最初から肥料が混ぜ込まれている野菜用の培養土を用意するのが手っ取り早いだろう。地面に直接植えてもいいのだが、その場合土作りから始めなければいけない分、初心者にはハードルが高くなる。肥料は最初から撒くのではなく、追肥として使う。あらかじめ土などと一緒に化成肥料を用意しておこう。

芽キャベツは8~9月頃になるとホームセンターで苗が売られ始める。種から育てるのであれば7月頃に種まきとなるが、やはり最初は苗から育てることをおすすめする。苗を買うときは、葉や茎の状態をよく観察するのがポイントだ。虫食いがあったり、元気がなさそうに見える苗は避け、しっかりと根が張っていそうなものを選ぼう。

芽キャベツの中でも初心者におすすめの品種は「早生子持(わせこもち)」だ。一般的には90日ほどで収穫できるようになる芽キャベツが、早生子持だと名前の通り育つのが早く、70日ほどで収穫できるようになる。

2. 芽キャベツの植え付けから水やり、追肥まで

植え付けする時期は8月下旬から10月中旬頃。栽培に適した温度は
18~22℃で、日当たりがよい場所を好む。したがって、日は当たるが風通しのよい場所にプランターを設置するのがよいだろう。プランターの置き場所が決まったら、早速植え付けから始めていく。

鉢底ネットと鉢底石を敷いたプランターに土を入れ、軽くならしておく。土に苗よりも大きめの穴を掘ったら苗を土ごと埋め、プランターの底から流れてくるくらい水をやれば植え付けは完了だ。それから1週間、しっかりと芽キャベツが根付くまでの間は土が乾燥しないように水やりを行おう。芽キャベツは多湿を好まないため、あまり何度も水をやるのは逆効果になる。植え付けから1週間を過ぎてからは、土の表面が乾くくらいを目安に水をやるようにすればいい。受け皿にプランターを置いている場合は、受け皿に溜まった水もマメに捨てるよう気を付けよう。

植え付け後3週間目に1回目の追肥を行い、それ以降は1ヶ月おきに行う。追肥は化成肥料を芽キャベツの株ひとつにひとにぎりほど。株に直接やるのではなく、周りの土に撒くようにし、その土を軽く混ぜて株に寄せてやるといい。株が大きくなってきたら根を傷つけないために、肥料を撒く場所を株から離すようにするとよいだろう。

敷き藁は、夏の気温で土の温度が上がりすぎないように、株の周りに敷いて使う。風当たりが強い場合は支柱を立てて倒れないように支えてやるといい。

3. 芽キャベツの手入れと収穫方法

芽キャベツの実は、葉の付け根にあるわき芽が結球したものだ。わき芽が結球し始めたら、日当たりと風通しをよくするために不要な葉は切り取ってしまおう。葉は上から10枚ほどを残し、それ以外は切ってしまって構わない。葉を切る際は根元から少しだけ離れたところを切るようにするとよいだろう。併せて発育の悪いわき芽は取り除き、発育のよいわき芽に栄養が集まるようにする。

芽キャベツは虫にも病気にも弱い植物だ。植え付けした直後はとくにデリケートなので、虫がついてないかなどよく見てやるようにしよう。病気は水はけや日当たりに気を付けていればかかりにくいので、先述のような芽キャベツに適した環境作りが大切になる。害虫は葉や茎を食害するので、虫食いの痕を見つけたら注意し、虫を見つけ次第取り除く。葉の裏に卵を産み付けられていることもあるので、マメに葉の裏までチェックし、産み付けられていた場合はその葉ごと取り除いて処分するといい。

収穫期の目安はおよそ12~3月まで。芽キャベツのわき芽は下のほうから順番に育っていくので、十分な大きさになったものから順々に収穫することになる。収穫する実は、締まっているかどうかで見極める。収穫開始から最後のひとつを収穫し終えるまではだいたい2~3ヶ月。うまく育てば一株で60~70個ほど収穫できる。

結論

芽キャベツはやや手のかかる野菜ではあるが、育てきることができれば長い間収穫を楽しむことができる。芽キャベツは栄養豊富で、ビタミンCにいたっては5~6個食べるだけで1日の必要摂取量をまかなえてしまう。冬場の栄養補給に、ぜひ一度自家栽培に挑戦してみてはいかがだろうか。
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  • 公開日:

    2019年10月29日

  • 更新日:

    2021年6月25日

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