1. 芽キャベツの種類

形はキャベツそっくりで、サイズが小さい「芽キャベツ」。その名前からも、キャベツが育つ前の芽と勘違いしそうだが、じつは違う品種なのだ。芽キャベツの故郷はベルギーで、日本には明治時代に伝わった。キャベツは、地面のすぐ上で葉が丸く結球する。一方、芽キャベツは直立した茎が高さ50~90cmにもなり、その葉の付け根から出る脇芽が枝にはならず、小さなキャベツ状の丸い形に結球する。
芽キャベツは1個のサイズが直径2.5~4cmぐらいで、1株から50~80個くらい採れる。キャベツの変種ではあるが、実る姿は全く違うのだ。小さな芽キャベツが鈴なりに実るため、子孫繁栄のシンボルとして「子持ち甘藍(コモチカンラン)」とも呼ばれ、縁起物としてお祝いに使われるそうだ。ちなみに「甘藍」とはキャベツの別名だ。
キャベツと同じ種類なので、含まれる成分はほぼキャベツと同じなのだが、注目すべきはその含有量。一般的なキャベツと比べて、芽キャベツのビタミンCは3~4倍、βカロテンは7~10倍もある。栄養がギュッと詰まっているのも、芽キャベツの特長だ。
芽キャベツには一般的な緑の他に、紫色の「パープル芽キャベツ」もある。柔らかく、より甘味が強くて食べやすい。残念ながら店頭ではなかなか見かけないが、種や苗が出回っていて鉢植えでも栽培できるので、興味があれば栽培してみてはいかがだろうか。また、芽キャベツとケールを掛け合わせた「プチヴェール」は、フリルのように葉が開いた結球しない芽キャベツだ。苦味はなく、糖度が高くて上品な甘さがあり、栄養価が高いことでも注目されている。
芽キャベツは1個のサイズが直径2.5~4cmぐらいで、1株から50~80個くらい採れる。キャベツの変種ではあるが、実る姿は全く違うのだ。小さな芽キャベツが鈴なりに実るため、子孫繁栄のシンボルとして「子持ち甘藍(コモチカンラン)」とも呼ばれ、縁起物としてお祝いに使われるそうだ。ちなみに「甘藍」とはキャベツの別名だ。
キャベツと同じ種類なので、含まれる成分はほぼキャベツと同じなのだが、注目すべきはその含有量。一般的なキャベツと比べて、芽キャベツのビタミンCは3~4倍、βカロテンは7~10倍もある。栄養がギュッと詰まっているのも、芽キャベツの特長だ。
芽キャベツには一般的な緑の他に、紫色の「パープル芽キャベツ」もある。柔らかく、より甘味が強くて食べやすい。残念ながら店頭ではなかなか見かけないが、種や苗が出回っていて鉢植えでも栽培できるので、興味があれば栽培してみてはいかがだろうか。また、芽キャベツとケールを掛け合わせた「プチヴェール」は、フリルのように葉が開いた結球しない芽キャベツだ。苦味はなく、糖度が高くて上品な甘さがあり、栄養価が高いことでも注目されている。
2. 芽キャベツの特産地

農林水産省の「平成26年産地域特産野菜生産状況」によると、芽キャベツの収穫量、出荷量ともに9割を占めるのが静岡県だ。特に栽培が盛んなのが、芽キャベツの栽培に適した温暖な気候の遠州エリア。その中心となるのは掛川市、菊川市、御前崎市だ。
芽キャベツの旬は11~3月頃。遠州エリアでもこの時期は寒さが増し、芽キャベツの球がギュッと締まり、甘味が増して味もよくなる。芽キャベツは高温や湿気に弱く、結球するのは気温が低い時期だけ。気温が高いときれいに丸くはならず、葉に害虫も付きやすいため、暑い時期は栽培が難しいそうだ。
芽キャベツの旬は11~3月頃。遠州エリアでもこの時期は寒さが増し、芽キャベツの球がギュッと締まり、甘味が増して味もよくなる。芽キャベツは高温や湿気に弱く、結球するのは気温が低い時期だけ。気温が高いときれいに丸くはならず、葉に害虫も付きやすいため、暑い時期は栽培が難しいそうだ。
3. 芽キャベツの選び方

芽キャベツを選ぶポイントをあげてみよう。美味しいのは、葉がすき間なく重なっているもの。なので、葉がしっかり閉じていて、触ると硬くてずっしりと重みがあり、中身がギュッと詰まっているものを選ぼう。また色が濃く、鮮やかなことが新鮮さのバロメータだ。古くなってくると、しだいに色がぼんやりして、黄色っぽくなるので注意したい。また、形やサイズが揃っていることが品質のいいことの条件といわれるので、袋詰めにされたものは、中身をよく見比べてみよう。
球の形はまん丸のもの、縦長のものもあるが、品質や味が変わるわけではない。料理の用途に合わせて、好みの形を選ぼう。
球の形はまん丸のもの、縦長のものもあるが、品質や味が変わるわけではない。料理の用途に合わせて、好みの形を選ぼう。
4. 芽キャベツの食べ方

芽キャベツは、キャベツに比べるとより柔らかで甘味があるが、独特のほろ苦さもある。キャベツよりも硬く締まってるため、調理の際は火が通りにくく、アクもある。サラダや短時間で仕上げたい炒め物などに使う場合は、アク抜きを兼ねて下茹でしてから使おう。
芽キャベツは、ヨーロッパ生まれの野菜だけに、洋食に使われることが多い。シチューやポトフ、スープなどの煮込み料理は、下茹でする必要がなく、そのまま使える。しかも芽キャベツの芯まで味が染み込んで、柔らかく、優しい甘味も楽しめてまさに絶品。寒い時期は身体も温まるのでおすすめだ。
この他、ベーコンなどと一緒にソテーすれば付け合わせの一品を手軽に作れる。グラタンやカレーにしても美味しい。洋食だけでなく、串揚げや浅漬けのような和食メニューや、ホイコーローをはじめ中華料理にもマッチするので、ぜひ試してみよう。
芽キャベツは、ヨーロッパ生まれの野菜だけに、洋食に使われることが多い。シチューやポトフ、スープなどの煮込み料理は、下茹でする必要がなく、そのまま使える。しかも芽キャベツの芯まで味が染み込んで、柔らかく、優しい甘味も楽しめてまさに絶品。寒い時期は身体も温まるのでおすすめだ。
この他、ベーコンなどと一緒にソテーすれば付け合わせの一品を手軽に作れる。グラタンやカレーにしても美味しい。洋食だけでなく、串揚げや浅漬けのような和食メニューや、ホイコーローをはじめ中華料理にもマッチするので、ぜひ試してみよう。
結論
コロンとした愛らしい姿の芽キャベツは、料理に入れるだけで見栄えのする一品になる。シチューやグラタンなら、緑と紫の2色を混ぜて使うと、手軽に彩りも美しいおもてなし料理にグレードアップする。料理のジャンルを選ばずに使えて、栄養価が高い点でも利用価値大なので、ぜひ使ってみよう。
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