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部屋の大きさに合わない『エアコン』は電気代が高くなる理由。

部屋の大きさに合わない『エアコン』は電気代が高くなる理由。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年7月 9日

夏や冬のエアコンの電気代が気になる人は少なくないだろう。エアコンの効き悪いうえに、電気代が高いという場合は、エアコンと部屋の相性がよくないのかもしれない。メーカーによってさまざまな機能やモデルが登場しているが、まずは部屋の大きさに合ったエアコンを選ぶことが重要だ。エアコンのおすすめの選び方を紹介する。

  

1. エアコンは8畳用や10畳用を選べばいいわけじゃない

エアコンを選ぶ目安になるのが部屋の大きさで、各メーカーはエアコン売り場やメーカーのカタログに「8~10畳」などの表示があるが、単に部屋の大きさを表しているわけではない。部屋の大きさ(畳数)や和室か洋室か、とりつける部屋の向きの情報も入っているのだ。部屋の大きさに合った、正しいエアコンの選び方を紹介する。

エアコンカタログの正しい選び方

エアコンのカタログにある「〇畳~〇畳」とは、最低〇畳で最大〇畳の畳の部屋用という意味ではない。例えば「8~10畳」の表示の場合、8畳は木造平屋・南向き・和室を想定した8畳の部屋を意味する。

10畳は鉄筋集合住宅中間層南向きの10畳向けという意味だ。鉄筋住宅のほうが木造住宅より密閉性が高いためこのような表示になっている。カタログにある表示はあくまでエアコンを選ぶ目安だ。部屋のサイズや向き、段数による違いによってエアコンの能力が変わるので注意しよう。

部屋に合ってないエアコンは電気代が上がる!

部屋の広さに対して大きいサイズのエアコンは節電できそうだが、実際はトラブルを招く原因になる。エアコンの効き過ぎで部屋が過剰に寒く(または熱く)なったり、余計に電気を使ってしまうので電気代が高くなる可能性があるのだ。

部屋の広さに対して小さいサイズのエアコンの場合は、エアコンの効きが悪くエアコンをフルパワーで運転することになり電気代が増す、エアコンの負担が大きくなって故障しやすくなるといったトラブルが起こることが考えられる。

2. メーカーごとにエアコンの特徴を把握する

エアコンを選ぶときは各メーカーの特徴を把握するといいだろう。メーカーごとに製品シリーズが用意されており、価格と機能のバランスを選ぶことが可能だ。最新機能を搭載した「ハイエンド」、機能と価格のバランスがいい「ミドルレンジ」、機能性を絞った低価格な「ベーシック」がある。エネルギー消費量の違いもメーカーを選ぶポイントになるだろう。年間のランニングストを抑えたい場合は、省エネ基準達成率や通年エネルギー商品効率を比較するといい。

省エネ基準達成率は色で達成の有無が分かる

カタログに掲載されている省エネラベルは、省エネ性能を促すための目標基準(トップランナー基準)を達成しているかを見分けるときに役立つ。見分けるポイントは省エネラベルの色だ。トップランナー基準を達成した製品(100%以上)はグリーンのマークで表し、トップランナー基準が未達成の製品(100パーセント未満)の場合オレンジで表示される。

電気代を抑えるなら通年エネルギー消費効率をチェック!

通年エネルギー消費効率(APF)は、エネルギーの効率や年間消費電力のエネルギー消費量を表すもので、数時が大きいほど効率がいいので、電気代を抑えたい場合はチェックしておこう。

3. 寝室用・リビングのエアコンを選ぶコツ

長い時間過ごす寝室やリビングは、エアコンの機能に注目して選ぶといい。寝室の場合は価格と機能のバランスがいいミドルレンジシリーズがおすすめだ。ホコリやハウスダスト対策にフィルター掃除機能や空気洗浄機能があるものを選ぶといいだろう。また、冷房の効き過ぎを防ぐタイマー機能や騒音を抑えた静粛性のあるエアコンも寝室におすすめだ。寝ているときも使用するので、省エネ機能が高いものを目安にするといいだろう。

リビングのエアコンのサイズは例外もある?!

洋風の住宅はリビングキッチンが主流だが、リビングの畳数でエアコンを選ぶと失敗する可能性があるので注意しよう。リビングキッチンでは料理で火を使ったり、換気扇を回すことで冷房・暖房の空気が逃げてしまう。部屋の滞在時間も考慮すると、小さいサイズのエアコンは負荷がかかるので大きめのサイズを選ぶのがおすすめだ。

また、部屋が広いと同じ室内でも暖かい場所と冷たい場所の「温度ムラ」ができやすく、エアコンだけでは利きにくい場合もあるので、サーキュレーターと併用するのがおすすめだ。サーキュレーターを上に向けて回すことで効率よく冷気・暖気が部屋全体に行き渡り、エアコンの負荷も軽減されるだろう。

結論

快適な睡眠は温度26~28度、湿度50%前後が理想と言われており、夏や冬の厳しい環境下ではエアコンは欠かせない存在だ。一方、エアコンは冷房より暖房の方がパワーを必要とする傾向にある。冷房の乗数だけでエアコンを選ぶと暖房の効きが悪く感じるトラブルが発生するので注意しよう。使う部屋に合わせて最適なエアコンを選ぶと、効率のいいエアコンの使い方ができるだろう。
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  • 公開日:

    2019年12月 9日

  • 更新日:

    2021年7月 9日

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