1. CDの焼き方の前に知っておきたい基礎知識

焼き方の前に、まずは基本を押さえておこう。とくにメディアの選び方は大切だ。
パソコンとドライブとソフトがあればCDは焼ける
CDを焼くには、パソコンとCDドライブ、そしてソフトがそろっていればOKだ。パソコンにドライブが付いていないときは、USBでパソコンと接続可能な外付けのドライブを入手しておこう。
ソフトは無料のもので十分
CDを焼くことができるソフトはいろいろあるが、基本的には無料のもので十分だ。焼き方もそれほど難しくはない。Windowsのパソコンをお使いならWindows Media Playerが標準装備されているはずなので、とくに探す必要はないだろう。iMacなどアップルのパソコンをお使いならiTunesが便利だ。なおiTunesはWindowsのパソコンでも使用できる。
「CD-R」と「CD-RW」の違いは?
簡単に違いをいえば、CD-Rは一度しか書き込みができないもの、CD-RWは書き込んだり削除したりできるものだ。いずれも容量には大きな差はないが、CD-RWに焼いた場合、従来のCDプレーヤーでは再生できないことがある。思わぬトラブルを防ぐためにもCD-Rを使うとよいだろう。なおCD-Rにはデータ用と音楽用がある。どちらにも焼けるが、音質トラブルなどを防ぐためにも、音楽用を使おう。
法律も守ろう
パソコンに取り込んだ市販の音楽をCDに焼くということは、音楽を複製することになる。著作権法では、個人で楽しむ目的以外に無断複製することを禁じている。CDから曲をコピーして無料配布する、あるいは営利目的で使用することは絶対にしてはいけないことなので覚えておこう。
続いて、焼き方について解説していく。
続いて、焼き方について解説していく。
2. Windows7や10などを使う場合の音楽CDの焼き方

Windows Media Playerを使ったCDの焼き方から説明していこう。なお、OSやソフトの更新あるいはバージョンアップなどにともない、焼き方の手順や各機能の名称などが変わる可能性がある。本稿で紹介する焼き方ではできない場合、お手数だが最新バージョンのヘルプページなどをご確認いただきたい。
CDを焼く手順
1. Windows Media Playerを起動する
2. 画面右上の「書き込み」をクリックする
3. ドライブに空のCD-Rを挿入する
4. 書き込みオプションをクリックし、一覧から「オーディオCD」を選ぶ
5. 画面左側の「音楽」をクリックして書き込みたい曲を表示させる
6. 表示させたら、右側の「書き込みリスト」にドラッグ&ドロップする
7. 「書き込みの開始」をクリックする
8. 書き込みが完了すると自動でCD-Rが出てくる
上記の書き込みとは、すなわち焼くことを意味する。アルバム1枚丸ごと焼きたいときは、アルバムのタイトルをクリックすれば全曲選択した状態になる。また、一度に複数の曲をリストに入れたいときは「Ctrl」キーを押しながら曲をクリックすればOKだ。
2. 画面右上の「書き込み」をクリックする
3. ドライブに空のCD-Rを挿入する
4. 書き込みオプションをクリックし、一覧から「オーディオCD」を選ぶ
5. 画面左側の「音楽」をクリックして書き込みたい曲を表示させる
6. 表示させたら、右側の「書き込みリスト」にドラッグ&ドロップする
7. 「書き込みの開始」をクリックする
8. 書き込みが完了すると自動でCD-Rが出てくる
上記の書き込みとは、すなわち焼くことを意味する。アルバム1枚丸ごと焼きたいときは、アルバムのタイトルをクリックすれば全曲選択した状態になる。また、一度に複数の曲をリストに入れたいときは「Ctrl」キーを押しながら曲をクリックすればOKだ。
リストに入れた曲を削除したり順番を入れ替えたりしたいとき
誤ってリストに入れてしまった曲は、曲名にポインターを合わせて右クリックし、「リストから削除」を選べば削除できる。順番を入れ換えたいときも同じように右クリックをして「上へ(下へ)移動」を選べば移動できる。
3. MacなどでiTunesを使う場合の音楽CDの焼き方

次に、iTunesを使ったCDの焼き方を説明しよう。先述したように、WindowsのパソコンでもiTunesを使ってCDが焼ける。また、やはりOSやソフトの更新あるいはバージョンアップなどによって手順や機能などが変わる可能性があることをご了承いただきたい。
CDを焼く手順
1. iTunesを起動する
2. CDに焼きたい曲をiTunesに取り込む
3. プレイリストを作成しておく
4. ドライブに空のCD-Rを挿入する
5. 画面左側から、CDに焼きたい曲があるプレイリストのタイトルを探す
6. タイトルの上にポインターを置き、右クリックする
7. 「プレイリストからディスクを作成」を選ぶ
8. ディスクフォーマットが「オーディオCD」になっていることを確認する
9. 確認できたら「ディスクを作成」をクリックする
以上が、iTunesを使ったCDの焼き方だ。なお曲の順番を入れ替えるといった操作はプレイリストを選んで表示される画面上でできる。空のディスクを挿入する前に済ませておこう。
2. CDに焼きたい曲をiTunesに取り込む
3. プレイリストを作成しておく
4. ドライブに空のCD-Rを挿入する
5. 画面左側から、CDに焼きたい曲があるプレイリストのタイトルを探す
6. タイトルの上にポインターを置き、右クリックする
7. 「プレイリストからディスクを作成」を選ぶ
8. ディスクフォーマットが「オーディオCD」になっていることを確認する
9. 確認できたら「ディスクを作成」をクリックする
以上が、iTunesを使ったCDの焼き方だ。なお曲の順番を入れ替えるといった操作はプレイリストを選んで表示される画面上でできる。空のディスクを挿入する前に済ませておこう。
macOS Catalinaの場合はミュージックアプリになるので注意
macOS Catalinaでは、iTunesのメディアライブラリが「Apple Music App」「Apple TV App」「Apple Books App」「Apple Podcast App」というそれぞれ独立した専用アプリに整理・分割された。それによりiTunesというアプリがなくなり、代わってミュージックアプリが登場している。焼き方は基本的に同じだが、iMacなどアップルのパソコンをお使いで、macOSをCatalinaにしている方はiTunesではないので気をつけよう。
結論
パソコンを使って音楽CDを焼く方法について解説してきた。決して難しくはないのだが、お伝えしたようにOSやソフトのバージョンによっては焼き方の手順や機能の名称などが異なる可能性がある。不明点はヘルプページやサポートセンターなどに問い合わせて確認してほしい。