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漏電とはどのような状態?命の危険もある漏電が起こる原因と予防方法

漏電とはどのような状態?命の危険もある漏電が起こる原因と予防方法

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年5月12日

漏電とは、文字から推測すると「電気が漏れた状態」だ。しかし、水と違って電気は目に見えないため、どのように対処していいのかわからないことが多い。漏電とは、具体的にはどのようなことが起こるのだろう。漏電の危険性や原因、さらには漏電を防ぐ方法を紹介しよう。

  

1. そもそも漏電とは?

水の場合には「漏水」といわれれば、水が漏れる現象が目視できるので理解しやすい。しかし、「漏電とは」といわれても見に見えないだけにピンとこないという方も多いのではないだろうか。

漏電とは

電気とは、電圧が高いところから低いところへと流れる習性がある。その習性を利用したものが電線だ。ところが何らかの原因により、本来通るべき道から外れて流れてしまう現象を漏電という。電気の通り道である電線には、電線の外部に電気が漏れないようにするための「絶縁物質」で覆われているが、傷がついたり劣化したりすることで、電気が漏れてしまい漏電が起こる。

漏電が起きているかもしれない現象とは

漏電とは電気が漏れることだが、実際に目に見ることはできない。しかし、漏電かもしれないという現象がある。
  • ドアノブなど家の金属部分に触れるとビリビリとした感覚がある。
  • 雨が降ると必ず停電してしまう。
  • 普段通りに電化製品を使っているのに突然電気代が跳ね上がった。
このような現象がひとつでもあった場合には、漏電を疑ってみよう。

2. 漏電の危険性とは?

漏電とは、非常に危険な状態だ。電気代が高くなるだけではなく、ときには人の命や財産までも奪ってしまう。

感電の危険性

感電とは、電気が身体の中を通り抜けることだ。漏電した電気器具や電線などに身体の一部が触れると、電気は電圧の低い身体を通って、大地へと抜けていく。1ミリアンペアではビリっと感じる程度だが、10~20ミリアンペアになると筋肉が麻痺してしまう。身体を離そうとしても離れなくなって、長時間感電状態になる危険性がある。こうなると命の危険性も出てくる。

火災の危険性

漏電の規模がもっと大きくなり、電気が数アンペアのレベルまで漏れてしまうと、漏電している周りで火災が発生する可能性が出てくる。実際に1955年に新潟で起こった火災の原因は漏電だとされ、約1000戸が巻き込まれたといわれている。漏電とは、このように自分だけでなく周りの人々も巻き込んでしまう危険性があるのだ。

3. 漏電が起こる原因とは?

では、漏電が起こる原因とはなんだろう。電気の専門家でなければわからないこともあるが、自分で原因を作らないようにもできる。漏電が起こる原因を把握しよう。

電気コードが細い

エアコンやアイロン、ドライヤーなど大きな電力を使う家電製品に対して、延長コードなどで細いコード使ってしまうと、電線自体が発熱し、絶縁物が変形してショートする。細いコードとは、それだけ電気を通す許容電流が少ないということだ。使う電気機器によって電気コードの太さを選ばなくてはならない。

トラッキング現象

「トラッキング現象」が漏電の原因をつくることもある。トラッキング現象とは、コンセントにホコリがたまり、そのホコリが空気中の湿気や結露などで電気を通しやすくしてしまう現象のこと。漏電が起こり、発熱すると火災の原因にもなる。

雨漏り

雨漏りが原因で漏電するケースもある。雨漏りに気づかなかったり、長年放置していたりすると、防水性のない電気機器に水が浸入して、漏電が起こることもある。

ペットやネズミに電気コードをかじられる

配線が劣化することで漏電が起きることもあるが、意外と多いのがペットやネズミなどに電気コードをかじられてしまうケースだ。絶縁物までかじられてしまうことで漏電を引き起こす。

4. 漏電を防ぐ方法とは?

漏電の原因がわかったところで、漏電の被害を防ぐ方法にはどのような手段があるのだろうか。

アース線の設置

アース線とは、電気機器や配線から漏れた電気を大地に逃がす役割をする設置線のことだ。アース線を設置しておくことで、漏電が起こっている電気機器や配線に触れても、身体へのダメージを最小限にしてくれる。

アース線を付けなければならない電気機器とは、湿気が集まりやすい「洗濯機」や「エアコンの室外機」などがある。

漏電遮断器の設置

漏電遮断器とは、漏電を検知した段階で他の回路にまで影響を及ぼす前に電気を遮断する装置だ。その仕組みとは次の通り。

まず行きと帰りの電流の大きさを計測する。たとえば行きの電流が5アンペアなのに、帰りの電流が4アンペアだった場合、1アンペアがどこかに漏れていることとなる。その場合、電気をすぐに遮断するシステムになっている。

結論

漏電とは、目に見えないだけに危険だ。感電したり、火災を引き起こしたりする可能性も高い。漏電の原因としては、電気コードの絶縁物の傷や劣化、さらに雨漏りやコンセントに積もったホコリが原因になることもある。漏電事故を防ぐためには、アース線や漏電遮断器の取り付けを行うことが必要だ。急に電気代が高くなった場合など、漏電を疑って専門家にチェックしてもらおう。
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  • 更新日:

    2021年5月12日

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