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エアコンは寝るときつけっぱなし?季節ごとの使い方や電気代を解説

エアコンは寝るときつけっぱなし?季節ごとの使い方や電気代を解説

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年5月25日

エアコンは、いまや快適な生活を送るためになくてはならない存在となった。しかし、寝るときはエアコンを消すという人も多いのではないだろうか。健康面や電気代など気になることが多く、賛否両論あるエアコンの扱い。当記事では、寝るときのエアコンの使い方や電気代について解説していく。エアコンのつけっぱなしに悩んだときは、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. エアコンは寝るときにつけっぱなしでもいい?

睡眠時にエアコンを消す人の多くが、健康面を気にしているのではないだろうか。「寝るときにエアコンをつけっぱなしにするのは身体に悪い」というイメージがあるかもしれない。しかしこの説については、医学的根拠はないとされている。つまり、エアコンは寝るときにつけっぱなしにしても問題はない。むしろ、睡眠の質を高めるためにも、つけっぱなしが推奨されている。

快適な温度で睡眠の質を高めよう

入眠してから3時間は、脳の休息となる深い睡眠、ノンレム睡眠に入る。脳が休んでいる間は、体温調節機能がうまく働かない。脳を休めるためにも快適な室温を保ち、睡眠の質を高めることが重要である。

夏の夜にエアコンを消すのは危険?

夜間になっても気温が25度を下回らない熱帯夜が続く近年の夏。寝付きが悪く、寝苦しさで目が覚めてしまった経験はないだろうか。人間は、身体の深部温度が下がったときに入眠する。高温多湿では深部温度が下がらないうえ、汗の気化による放熱も難しい。そのため、寝付きが悪く寝苦しいと感じるのである。また、エアコンを無理に我慢すると、脱水や熱中症を引き起こすリスクも高まってしまう。とくに高齢者は注意が必要である。健康面が不安でエアコンを消している方は、安心して寝るときのエアコンをつけっぱなしにしてみよう。

寝るときのエアコンで体がダルい?

夏場は、寝るときにエアコンをつけっぱなしにすると、翌朝身体がダルいという人も多い。これは、身体が冷え過ぎていることが原因と考えられている。睡眠時はもともと、副交感神経が優位になり体温が下がるが、そこへエアコンの使用でさらに身体が冷えてしまい、体温調節がうまくできなくなってしまう。汗をかけば、より一層身体が冷えることになる。エアコンを消すという人もいるが、つい設定温度を低くし過ぎてしまう人もいるだろう。正しい使い方、適切な温度でエアコンを使用することで、冷え過ぎを防ぐのが望ましい。

2. 寝るときのエアコンの正しい使い方【冬編】

冬の睡眠時に関する悩みの1つが、寒さである。エアコンで暖房を入れ、快適な温度を保つようにしよう。

冬の寝るときのエアコン温度設定は?

冬場の寝るときの快適な温度は20度前後。エアコンの温度は、18〜20度くらいに設定しておくとよい。また、気温は早朝にかけてさらに低くなる。一定の室温を保つために、エアコンはつけっぱなしにするのがおすすめだ。

湿度にも注意しよう

寒さ以外に、もう1つ大きな悩みの種となっているのが、乾燥だ。ただでさえ乾燥が気になる冬。寝るときに暖房を入れてつけっぱなしにすると、さらに湿度が低下し、翌日に喉の痛みを感じる人も少なくないだろう。冬はエアコンを使用しなくても乾燥しやすい季節である。40〜60%の湿度になるよう加湿も意識しておきたい。

寒くてもエアコンのつけっぱなしを避けたいときは?

つけっぱなしに抵抗があり、寝るときはエアコンを消したいという方は、タイマー機能を活用しよう。就寝の30分ほど前から部屋を暖めておき、2時間後にオフになるよう設定する。加えて、起床する1時間前にオンになるようタイマーを組み合わせておくとよいだろう。

3. 寝るときのエアコンの正しい使い方【夏編】

夏の快適な睡眠には、室温28度以下、湿度40〜60%程度の環境が理想である。

冷やし過ぎ注意!除湿運転がおすすめ

暑さのあまり、寝るときについ設定温度を下げたくなるかもしれないが、身体を冷やし過ぎると、翌朝の不調につながってしまう。エアコンの設定温度を28度にし、除湿運転するのがおすすめだ。除湿運転は弱冷房で風量も弱く、寝るときにエアコンを使用しても喉を痛めにくい。さらに、寝汗をかきやすい入眠直後も、除湿によって快適に眠ることができる。ただし冷房能力が低くなるため、入眠の少し前から寝室を冷房で冷やし、寝るタイミングで除湿に切り替えるのがおすすめだ。

夏もエアコンのつけっぱなしを避けたいときは?

寝るときのエアコンのつけっぱなしを避けたいときは、入眠前に部屋を冷やしておき、3時間後に電源がオフになるよう、タイマーをセットしておく。入眠直後の深い眠りが訪れるタイミングに快適な温度を保つことで、ノンレム睡眠を安定して確保することができるからだ。ただし、夜中に室温と湿度が上がり、寝苦しさで目が覚めることもあるため、注意が必要である。

エアコンの風向きは?

身体に直接エアコンの風が当たると体温が下がり過ぎ、寝冷えにつながる。天井付近に向けた水平吹きがおすすめだ。また、あらかじめ天井や壁を冷やしておくと、エアコンを切った後の、温度の急上昇を防ぐことができる。入眠後にタイマー使用してエアコンを切る方にとっても、利点といえるだろう。

4. 寝るときエアコンをつけっぱなしにすると電気代は?

寝るときはエアコンのつけっぱなしが推奨されているとはいえ、気になるのはやはり電気代だ。ここでは、エアコンをつけっぱなしにする際の電気代について見ていこう。

つけっぱなしの方が安いといわれるのはなぜ?

エアコンはこまめにオンオフを繰り返すよりも、つけっぱなしの方が電気代が安いといわれることが多い。これはエアコンが、起動してから設定温度に到達するまでに、一番大きな電力を消費するのが理由である。何度もオンオフを繰り返すことで、そのたびに大きな電力を消費するため、電気代が高くなってしまうことがあるのだ。

タイマー機能を使えば問題なし?

寝るときにエアコンをオフにするタイマー機能を使用しても、寝苦しさで目が覚め、結局またエアコンを入れ直してしまうこともあるだろう。これでは、何度も大きな電力を消費してしまう。このようにこまめな切り替えをするよりは、弱めの運転でつけっぱなしにした方が、寝るときのエアコンによる電気代を節約できる傾向にある。

つけっぱなしとこまめな切り替え!電気代の差は?

日本が誇る空調機、化学製品メーカーであるダイキンでは、冬のエアコンつけっぱなし検証という実験が行われている。23:00〜6:00までの深夜帯にかけてエアコンをつけっぱなしにした場合、消費電力は5.0kWhで、電気代は135円。対して、30分間隔でオンオフを繰り返した場合は、8.5kWhの230円という結果となっている。ただし、1日の想定生活スケジュールにあわせてオンオフを切り替えた実験では、つけっぱなしの方が電気代が高い傾向にあった。(※1)

この実験から、30分単位のこまめな切り替えよりは、つけっぱなしの方が消費電力も小さく、電気代も安いことがわかる。ただしライフスタイルによっては、必ずしも1日中つけっぱなしにする方がお得であるとは言い切れないことも知っておこう。

結論

寝るときのエアコンの扱いについては、賛否両論あり悩むことも多いかもしれない。しかし、快適に眠るためにエアコンのつけっぱなしは推奨されている。とくに脱水や熱中症を起こしかねない夏や、寒く乾燥した冬には、室温と湿度をエアコンで調節するとよい。季節ごとに正しい使い方をして、快適な睡眠をとろう。温度や使い方に悩んだときは、ぜひ当記事を参考にしてほしい。
(参考文献)
※1出典:ダイキン工業株式会社「mission5-2 冬のエアコンつけっぱなし検証 | 空気のお悩み調査隊がゆく | ダイキン工業」
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission05/page02/
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  • 更新日:

    2021年5月25日

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