1. フローリングに張替えるメリット&デメリット

まずはフローリングに張替えるメリットとデメリットを解説しよう。フローリングの種類など、基本的な知識と併せてまとめた。
フローリングの種類
フローリングは「複層フローリング」「無垢フローリング」に分かれる。複層フローリングは、合板に化粧板となる木材を貼り付けたものだ。デザインが豊富で、機能性に優れたフローリングがそろう。
無垢フローリングには天然の木材を加工して作っている。自然な風合いと肌触りを感じられ、時間の経過とともに変化を感じられるのが特徴だ。傷がついてもある程度なら修復でき、さらに木材がもつ調湿作用で快適な湿度に保ちやすい。
無垢フローリングには天然の木材を加工して作っている。自然な風合いと肌触りを感じられ、時間の経過とともに変化を感じられるのが特徴だ。傷がついてもある程度なら修復でき、さらに木材がもつ調湿作用で快適な湿度に保ちやすい。
フローリングのメリット
フローリングに張替える3つのメリットを紹介する。クッションフロアやカーペット、畳といった他の床材と比較して、どう違うのか確認しよう。
・掃除や手入れがしやすい
・ダニが発生しにくい
・複層フローリングはメンテナンスがほぼ不要
汚れやゴミが入り込む心配がないため清潔に保ちやすい。水や食べ物をこぼしても、サッと拭き取れるのがメリットだ。複層フローリングは衝撃や摩擦に強いタイプから選ぶことができ、ワックスがけといったメンテナンスもいらない。
・掃除や手入れがしやすい
・ダニが発生しにくい
・複層フローリングはメンテナンスがほぼ不要
汚れやゴミが入り込む心配がないため清潔に保ちやすい。水や食べ物をこぼしても、サッと拭き取れるのがメリットだ。複層フローリングは衝撃や摩擦に強いタイプから選ぶことができ、ワックスがけといったメンテナンスもいらない。
フローリングのデメリット
フローリングに張替えるデメリットを紹介しよう。複層フローリングと無垢フローリングで違いがあるので、そちらにも注目してほしい。
・足もとが冷える
・水に弱い
・無垢フローリングは収縮や膨張しやすい
・無垢フローリングはメンテナンスが必要
ぬれたまま放置すると膨張や変色の恐れがあるので、すぐに拭き取る必要がある。また、天然木の無垢フローリングの場合、収縮してそりや割れが発生するので注意しよう。複層フローリングと違い、ワックスがけなどのメンテナンスが必要だ。
・足もとが冷える
・水に弱い
・無垢フローリングは収縮や膨張しやすい
・無垢フローリングはメンテナンスが必要
ぬれたまま放置すると膨張や変色の恐れがあるので、すぐに拭き取る必要がある。また、天然木の無垢フローリングの場合、収縮してそりや割れが発生するので注意しよう。複層フローリングと違い、ワックスがけなどのメンテナンスが必要だ。
2. フローリングの張替えにかかる費用の違いは?

フローリングの張替えをするとき、気になるのは費用だ。費用の相場とDIYができるかなど、気になるポイントと併せて解説する。
張替えにかかる費用の相場
床(6畳)の張替えにかかる費用について紹介しよう。元の床材やフローリングの種類別の相場を以下にまとめた。目安として参考にしてほしい。
・カーペットやクッションフロアから張替え(複層):8~15万円
・カーペットやクッションフロアから張替え(無垢):9~17万円
・畳から張替え(複層):15~22万円
・畳から張替え(無垢):16~24万円
・フローリングから重ね張り(複層):10~14万円
・フローリングから重ね張り(無垢):11~18万円
・フローリングから張替え(複層):14~16万円
・フローリングから張替え(無垢):15~20万円
古い床材の上に施工する「重ね張り」と、床材をはがしてから施工する「張替え」に分かれる。床材をはがす必要がない重ね張りのほうが費用は安いが、6~15mくらいの段差ができるので注意が必要だ。
・カーペットやクッションフロアから張替え(複層):8~15万円
・カーペットやクッションフロアから張替え(無垢):9~17万円
・畳から張替え(複層):15~22万円
・畳から張替え(無垢):16~24万円
・フローリングから重ね張り(複層):10~14万円
・フローリングから重ね張り(無垢):11~18万円
・フローリングから張替え(複層):14~16万円
・フローリングから張替え(無垢):15~20万円
古い床材の上に施工する「重ね張り」と、床材をはがしてから施工する「張替え」に分かれる。床材をはがす必要がない重ね張りのほうが費用は安いが、6~15mくらいの段差ができるので注意が必要だ。
DIYするのは難しい
フローリングの張替えを自分ですれば費用は抑えられるが、DIY初心者には難しいだろう。大掛かりな作業になり、電動ドリルやのこぎりといった工具の準備が必要だ。ズレたりキレイに仕上がらなかったりといった可能性もある。
失敗を避けたいなら業者に依頼するのがおすすめだ。なお、DIYしたいなら「フロアタイル」を使用する方法がある。材質は木材ではないが、既存の床に並べるだけなので初心者でも手軽にDIYできるのがメリットだ。
失敗を避けたいなら業者に依頼するのがおすすめだ。なお、DIYしたいなら「フロアタイル」を使用する方法がある。材質は木材ではないが、既存の床に並べるだけなので初心者でも手軽にDIYできるのがメリットだ。
3. フローリングの張替えをする際の注意点とは?

フローリングの張替え前に知っておきたい注意点をまとめた。トラブルを避けるために、あらかじめチェックしておこう。
業者選びが重要
フローリングの張替えを依頼する業者は慎重に選ぼう。費用や工事の質にも差があり、中には悪質な業者も存在するので、複数の業者から見積もりをとって比較してほしい。費用や見積もりのときの対応、施工実績、保証の内容など、十分に確認しておくことが重要だ。
管理規約を確認
マンションの管理規約には、階下に足音や生活音が響かないようにするための基準がある。「LL40」や「LL45」といった数字は、遮音性能を表す「遮音等級」だ。定められた遮音等級のフローリングを使用する必要があるので、あらかじめチェックしておこう。
工事前のあいさつ
フローリングの張替えをすると大きな音が響きやすい。近隣住民との騒音トラブルを避けるためにも、あいさつをしておくことをおすすめする。一戸建てなら「向かい3軒」「裏3軒」「両隣」、マンションなら「上3軒」「下3件」「両隣」を目安にする。工事の内容や期間、時間帯をしっかりと伝えておくと安心だ。
結論
フローリングの張替えする前に、メリットとデメリットの両方を確認しておこう。複層フローリングや無垢フローリングなど、種類による違いもチェックしておくと安心だ。また、費用相場は条件やフローリングの種類、施工方法によって異なる。業者によっても差があるので、見積もりで比較しておこう。管理規約を確認したり工事前のあいさつをしたり、十分に準備してからフローリングの張替えをしてほしい。
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