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割れた白い食器の写真

食器の正しい捨て方とは?素材ごとの分別基準や処分の際の注意点も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年5月20日

食器の正しい捨て方・分別基準について素材別に解説するとともに、具体的な自治体の例もいくつか紹介する。未使用の食器などを処分する方法や、不用品回収業者に依頼する際の注意点などもお伝えしているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. 食器の基本的な捨て方・分別基準を素材別に解説

いろいろな食器の写真
食器の処分方法については、後述するように自治体で細かくルール分けされている。そのため詳しくは自治体のホームページなどをご確認いただきたいのだが、ここではまず多くの自治体で見られる捨て方から解説する。

陶器やガラス製の食器の捨て方・分別基準

一般的には「燃えないごみ」に分別される。厚紙や新聞紙に包み、ごみ袋にガラス製品など割れやすい食器が入っている旨を明記するといったルールであることが多い。「キケン」「食器」などは回収員の方などがケガをしないためにも必ず記載しよう。

木製の食器の捨て方・分別基準

基本的には「燃えるごみ」で出せる。金属などが含まれていたりプラスチックが使われていたりする場合、分解できるようであれば分解してそれぞれ分別しよう。分解できないときは含有量がもっとも多い素材の捨て方を基準にするか、自治体に問い合わせるなどしてほしい。

金属製の食器の捨て方・分別基準

「金属ごみ」として分別されることが多いが、自治体によっては「燃えないごみ」となっていることもある。

プラスチック製の食器の捨て方・分別基準

「燃えるごみ」として出せたり「プラスチックごみ」「資源ごみ」として出せたりすることが多い。

サイズが大きな食器の捨て方・分別基準

1辺の長さや径が30cmまたは50cmなど一定以上ある大きな食器は、粗大ごみ扱いになる場合が多い。

割れた食器の捨て方・分別基準

割れていたり破損していたりする食器は、厚紙や新聞紙に包んだうえで「ワレモノ」「キケン」などと明記しよう。素材によって、または破損の程度などによって分別方法が変わるケースも想定されるため、一応自治体のルールを確認しておくと安心だ。

大量にある食器の捨て方

一度に大量の食器を集積所に出した場合は業者の廃棄物、すなわち「産業廃棄物」とみなされ回収して貰えないこともある。処分したい食器が大量にある場合は、事前に自治体に問い合わせておくようにしよう。

2. ただし食器の正しい捨て方は自治体で異なる場合も多い

割れたお皿の写真
ひと口に食器といってもさまざまな素材やサイズのものがある。自治体によって「正しい」とする捨て方や分別方法が異なる場合があるため、お住まいの自治体のホームページなどを確認することが大切だ。どのように違うのか、一例を紹介しよう。

大阪市の場合

コップや皿などガラス製の食器は厚紙などに包み「キケン」などと記載したうえで透明な袋に入れ、普通ごみとして出すのがルールだ。長辺や径が30cm以下の瀬戸物やプラスチックのスプーンなども、同じく透明な袋に入れて普通ごみとして出す。金属製の皿は中身が見えるごみ袋に入れ、資源ごみとして出す。いずれの場合でも、長辺や径が30cmを超えるものは粗大ごみ扱いだ。

横浜市の場合

ガラス製や陶器製の食器は購入時の箱や新聞紙、厚紙などで包み「ガラス、陶器、蛍光灯」など品物名を表示して燃えないごみとして出すのがルールだ。ただし50cmを超える食器は粗大ごみとなる。また30cm以内の金属皿は「小さな金属類」として出す。プラスチック製の食器は透明または半透明の袋にまとめて入れて「燃やすごみ」の日に出すといったルールになっている。

大田区の場合

ガラス製や陶磁器製などは厚紙に包み「危険」などと記載したうえで、蓋つきの容器か中身が見える袋に入れて不燃ごみの収集日に出す。金属製の食器も不燃ごみとして出す。

引っ越した場合はとくに注意

一例だが、このように自治体で細かくルールが決められている。引っ越しした場合などはとくに、以前住んでいた自治体とルールが異なる場合があるため必ず確認してから出そう。

3. 「未使用の食器」「まだ使える食器」の処分方法

いろいろな色や形をした食器の写真
未使用で今後使う予定もない食器や、一式買い換えたもののそれまで使っていた食器がまだ使えるという場合は、捨てる以外の処分方法もある。

リライクルショップに買い取ってもらう

ブランド物の食器や箱などが一式揃っている食器などは、リサイクルショップが買い取ってくれる場合がある。セットなら数が揃っているもの、新品のものなど条件もあるため、事前に電話などで確認しておこう。

フリマアプリやネットオークションで売却する

発送の手間がかかるほか、必ず買い手がつくとも限らないが、今すぐ処分したいという差し迫った状況でなければフリマアプリやネットオークションを利用する手もある。個人間取引になるため、トラブルを防ぐ工夫(傷などは隠さず記載するなど)は忘れないでおこう。

自治体やNPOなどの団体に引き取ってもらう(寄付をする)

自治体やNPO、NGO団体などに食器を寄付するといった方法もある(受け付けているかどうかは要確認)。たとえば食器を必要としている世界中の人たちに贈るといったことが可能だ。

まわりに欲しい人がいれば譲る

お隣さんや知人、家族など欲しい人がいれば譲ってしまうのも手だ。

不用品回収業者に引き取りを依頼する

大量にある場合などは、不用品回収業者を利用する方法もある。有料だが夜間や休日などでも家まで引き取りにきてくれる。処分費用がいくらかかるのか、見積もりを出してもらい納得したうえで契約することが大切だ。

【ただし無許可の不用品回収業者に依頼してはいけない】

一般家庭から排出されるごみはすべて「一般廃棄物」である。これを回収できるのは自治体から委託を受けている業者、または自治体の一般廃棄物処理業許可を得ている業者である。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」では回収できないため十分注意しよう。(※1)

結論

食器の捨て方は素材によって、または自治体によって変わってくる。「大丈夫だろう」と適当に捨ててしまうことのないようご注意いただきたい。割れた食器などは回収員がケガをしないよう、キケンやワレモノなどとわかりやすく記載する思いやりも大切だ。
(参考文献)
そのほかの「捨て方」の記事はこちら!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2018年12月23日

  • 更新日:

    2022年5月20日

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