1. ステンレス包丁の寿命と手入れ方法
包丁の材質はさまざまであるが、多く使われているのはステンレス製だろう。サビやニオイがつきにくく、価格が手軽な点も好まれる理由だ。ステンレス包丁は研ぎやすく簡単な手入れで切れ味をキープできる。しかし、研ぎやすい反面、摩耗しやすいので切れ味が落ちるのは早い。
ステンレス包丁の寿命
ステンレス包丁は、切れ味は落ちやすいが、まめに研いで大切にすれば長く使えるアイテムだ。頻繁に研いで10年間使用しても刃渡りは1~2cm短くなる程度。食材を切るのに不便な長さになってしまわない限り長く使うことは可能だ。
ステンレス包丁のお手入れ方法
ステンレスはサビにくい性質とはいえ、塩分や水分を付着させたまま長く放置するとサビが発生する。また、柄が木製の場合、汚れが残っているとカビや傷みが発生し、刃にも影響が出てしまう。使うたびに包丁全体をよく洗い、熱湯をかけると水分が早く飛び、殺菌効果もあるのでおすすめする。しっかりと乾燥させることも忘れずに。
2. セラミック包丁の寿命を延ばすためには?
軽くて切れ味が長持ちするセラミック包丁も人気がある。長所はその硬さにある。セラミックは、金属の切削工具にも用いられるほどの硬度をもつ。サビにくく酸に強い。そして、においがつきにくいのがセラミック包丁の特長だ。その反面、弾性はあまりなく、刃がかけやすい。固いものを切るときには注意しよう。
セラミック包丁の寿命
摩耗性が低いため切れ味は衰えにくいが、刃こぼれをすると切れ味が悪くなる。使い勝手が悪くなるため、そこで寿命となる場合は多い。万が一刃先などかけてしまった場合は、すぐには捨てずに、研いで修復できないか考えてみよう。自分でダイヤモンドシャープナーを買って研いでもいいし、包丁研ぎのサービスを行っているホームセンターなどに相談してもよいだろう。
セラミック包丁のお手入れ方法
ほかの物質の影響を受けにくいセラミックは、洗剤を選ばず簡単に洗浄できる。食洗機で洗えるが、固いものが当たらないように食洗器内の食器の並べ方には気をつけよう。
3. 包丁の切れ味が落ちると食材の味にも影響がある?
切れ味が落ちる主な原因は刃の摩耗。少しずつ摩耗するのは自然なことだが、鋭さが落ちている状態で無理矢理使うと摩耗を大きく前進させてしまう。余計な力をかけると怪我を負いやすくもなるので切れ味をキープしておくことは重要だ。
もし、切れない包丁で食材をカットすると、見栄えが悪くなるだけでなく味にも影響してくる。例えば、トマトを切った場合、包丁で押しつぶされて旨みや甘み成分が流出してしまう。
このように包丁の切れ味の悪さは料理の質を落とすことにもなるので、日々の包丁の手入れが大切になる。
もし、切れない包丁で食材をカットすると、見栄えが悪くなるだけでなく味にも影響してくる。例えば、トマトを切った場合、包丁で押しつぶされて旨みや甘み成分が流出してしまう。
このように包丁の切れ味の悪さは料理の質を落とすことにもなるので、日々の包丁の手入れが大切になる。
4. 包丁の切れ味は砥石の使い分けで保つ
美味しい料理を作るためにも、包丁は安定した切れ味をキープしておく必要がある。切れ味を高める道具は主に2つ。砥石とシャープナーである。
シャープナーで包丁を研ぐ
どちらも切れ味を向上させる砥石道具であるが、シャープナーはこするだけで切れ味が再現できるので、比較的誰にでも扱いやすい。割れ目の入った器具に包丁を差し込み、数回引くだけだ。
砥石で包丁を研ぐ
砥石は包丁の刃を研ぐことで、刃先を研磨することができる。2週間~1カ月に一度のペースで研ぎ直すことをおすすめする。砥石で包丁を研ぐ場合、少し技術が必要なため動画サイトなど参考にするのもおすすめだ。ただ、十分怪我には気をつけてほしい。
結論
気軽に使える包丁は多少切れ味が落ちていても強引に使ってしまいがちだ。それは怪我のもとになるうえ料理の味にも影響が出る。そして、包丁の寿命を縮める行為でもあることを忘れてはいけない。定期的に砥石やシャープナーで研ぐ習慣を身につけて、料理の美味しさをキープしよう。
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