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注目のパントリーとは?便利な収納の基礎知識を学ぼう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年3月13日

自宅のキッチンには乾物、飲み物、お菓子などの食料品、食器類や調理器具などがあちこちに置かれていないだろうか。最近では、これらをまとめて収納できるパントリーが注目されている。まだ知らない方のために、基礎的な知識と必要性、設置上の注意点などを紹介しよう。

1. パントリーの意味

最近の日本の住宅によく登場するようになったパントリー。ではパントリーはどこで生まれ、どのような目的で使用されてきたのだろうか。基礎的な知識から知っていこう。

英語圏から日本に広がったパントリー

中世ヨーロッパの貴族たちの館には、食材や食器類などを個別に貯蔵するための小部屋がいくつか存在し、肉の貯蔵庫は「ラーダー(larder)」、パンの貯蔵庫を「パントリー(pantry))などと呼んでいた。のちに、パントリーは貯蔵庫全体を指すようになり、英国や米国の富裕層から中流家庭、日本へと広がったのである。

日本の住宅建築で多いパントリーのタイプ

日本の住宅におけるパントリーは、キッチンの壁面に奥行きの浅い棚が取り付けられているタイプとウォークインクローゼットのような小部屋タイプの2種類に大別される。小部屋タイプは0.5~1.5畳程度の広さが一般的だ。賞味期限の長い食料や飲料水のほかに、普段は使わない食器や調理器具などのキッチン用品をまとめて収納できる。キッチンをスッキリときれいに見せたいという主婦の願望を満たしてくれるのだ。

飲食店・ホテルのパントリーとは?

飲食店やホテルでは、食料貯蔵庫、食器などの保存庫、配膳室などを兼ね備えたスペースのことを指している。店舗によっては皿洗いや下ごしらえをするバックヤードをパントリーと呼ぶ場合もある。

2. 住宅にパントリーを設置する時の3つのポイント

あると便利なパントリーだが、住宅に設置する時にはどのような点に注意すればよいのだろうか。おさえたい3つのポイントをご紹介しよう。

【ポイント1】貯蔵する品物は何?種類と量を考えてみよう

まずは、収納したい物の種類や量をリストアップしてみよう。これによってだいたいの大きさが決まる。また、収納する物の種類によってパントリーの設置に適切な位置も異なる。たとえば、主に食料品を貯蔵したい場合は、食料の劣化を防ぐため、温度変化が少なくて風通しがよく、直射日光が当たらない北・東側がベストな位置になる。

【ポイント2】間取りは家事動線を中心に考える

1.キッチンの横または背後
一般的には家事動線を意識した場所に設置されることが多い。家事動線とは、家事をする時に移動する経路のこと。水回りを1か所に集中させることで、無駄な動きがなくなり、家事にかかる時間を短縮できるというメリットがある。
キッチンの横や背後などにパントリーを設置すれば、調理中に必要な調味料や食材がすぐ取れて、あちこち移動せずに済むのだ。

2.玄関または勝手口とパントリーをつなぐ
キッチンと玄関が離れているとお米や水、酒類などの重い荷物を運ぶのも大変だ。しかし、玄関からパントリー、そしてキッチンを一続きにしておけば運ぶ労力も軽減される。勝手口とパントリーをつなぐのも、家事動線を考慮した間取りになる。

【ポイント3】扉のタイプは?

扉には開き戸・折れ戸、引き戸タイプがあり、扉をつけずにスクリーンカーテンやのれんも利用できる。開き戸・折れ戸の場合、見た目はおしゃれだが、物を取り出す時に開け放した扉が邪魔になる。引き戸にはパントリーの中が一目で見渡せてわかりやすいというメリットがあるが、周囲から丸見えになるというデメリットがある。これらを考慮して自分の使い勝手のよい扉を選びたい。

3. パントリーの間取りの工夫と設置する際の注意点

パントリーを設置する際のポイントについて解説したが、せっかくのパントリーをより一層活用するためにももう一工夫したいものだ。ここでは、パントリーを工夫するアイデアや建築時の注意点についてご紹介しよう。

工夫してみよう

1.家事室兼用のパントリーにする
スペースに余裕があれば、ミシンやアイロンができる家事室としても使える。幼稚園や学校、町内会のお知らせを整理する、パソコンで家計簿をつけるなどといった活用も可能だ。

2.窓または換気扇をつける
扉を閉じたままのウォークインパントリーの場合、湿気が気になる恐れがある。窓をつければ空気の入れ替えができ、明かり取りにもなる。構造上の理由で窓を設置できない場合は、壁や天井に換気扇を取り付けて空気を排出しよう。意外に見落としがちなポイントなので、建築家やハウスメーカーに相談したほうがよいだろう。

建築時や実際に使用する際の注意点

1.本当に必要か検討する
あまり調理をしない、まとめ買いをしない、調理器具や食器が少ないといった家庭では、システムキッチン内の収納スペースで十分に足りることが想定される。本当に必要か検討しよう。

2.建築条件を確認する
敷地の形状やほかの部屋との関係からパントリーのスペースが取れない場合がある。どうしても設置したい時は、間取りを変更する必要があることも認識しておこう。

3.将来の変化も視野に入れて設置する
家族が増えたり子どもが成長したりするにつれて、それぞれの食器や食料品なども増えていく。将来の家族構成の変化を考えて広めにするのもよいだろう。

4.なんでも突っ込む押入れにしない
なんでも詰め込むと目的の物を探し出すのも大変なので、何を入れたかをきちんと把握しておくことが大切だ。定期的にパントリー内の整理整頓をするようにしよう。

結論

食料や食器類の保存庫を指すパントリー。広さによっては箱買いしたビールやお米、普段は使わない食器や調理器具なども収納できるため、キッチン・リビングをすっきりときれいに保つことができる。災害時の備蓄品を置いてもよいし、家事室と兼用することで主婦のくつろぎスペースとしても活用できるので、住宅を新築したりリノベーションしたりする際には、パントリーの設置を検討してみてはどうだろうか。
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