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賃貸住宅でも補修すべき?壁の穴を自分で埋める方法

賃貸住宅でも補修すべき?壁の穴を自分で埋める方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年7月16日

壁が味気ないからといってピンや画鋲を使ってポスターを貼ったり、収納スペースを増やすために壁にフックを取り付けたりしていないだろうか。持ち家の場合はそれほど気にならないかもしれないが、賃貸住宅では壁にあいた穴の程度によっては敷金から補修費用が引かれる可能性がある。退去直前に焦らないようにするためにも、自分でできる穴の補修方法を知っておこう。

  

1. 賃貸住宅の壁に穴をあけてしまったら補修すべき?

賃貸住宅に住んでいる人の場合はとくに、壁に穴があいてしまったら不安に思うだろう。退去時に敷金があまり戻ってこなくて落ち込んだ、ということがないように、穴の補修にとりかかる前に契約内容を確認しよう。

賃貸契約の内容を確認

賃貸住宅に入居するときには、大家さんや管理会社に対して敷金を払うケースが多い。もし入居中に部屋を壊してしまった場合は敷金から補修費用が引かれ、残った金額が戻ってくる。

普通に生活していれば、部屋を著しく破損してしまうことはないだろう。日光による壁や床の変色、水回りの汚れなどは破損とは見なされないことが多いからだ。画鋲などの小さな穴も破損とはとらえられないこともあるので、気になる場合は契約書を再度確認してみよう。

原状回復はどこまですべき?

賃貸住宅返却時の義務である原状回復だが、「新品同様にして返しなさい」という意味ではない。そもそも入居した時点で前の住民が使っていたときの傷や汚れが残っているので、新築のように回復させることは不可能だ。

しかし自分が入居している期間内に家具や電化製品、装飾などを取り付けた場合は、退去時に外す必要がある。追加したものを外し、入居時の状態に戻すことが原状回復だ。

壁の穴の場合も、以前から残っているものであれば補修義務はないが、自分であけてしまった穴はできる限り補修しておくとよいだろう。

2. 穴を埋めるためのパテは必要?壁の穴の補修に役立つ道具

壁にあいた穴を見て、真っ先に思いつくのが何かで穴を埋める方法だろう。壁を補修するための道具はたくさん売られており、何も知らずに買いに行くと「迷ってしまって決められない」となりかねないので、基本的な道具を知っておこう。

充填材

小さな壁の穴を補修するときに使いやすいのが、瞬間接着剤のような容器に入った壁用充填材だ。壁の穴に直接注入して穴を埋めることができるため、手が汚れにくい。

スプーン

壁の表面をならすときに使える。普段食卓で使っているものと同じものでかまわないが、食品ではないものに使うので修理用に1本用意しておくとよいだろう。

パテ

画鋲やクギなどでできた小さな穴を補修するときは充填材でも十分だが、大きくて目立つ穴があいてしまった場合はパテを使って補修する。左官職人が土壁を作るときのように、平らにならして穴を埋める。慣れていないと表面がぼこぼこになってしまう可能性もあるので注意が必要だ。

リペアシート

パテとともに、大きな穴を修理するときに使う。壁紙をはがし、穴よりも大きめのリペアシートを貼ってからパテを盛るときれいに仕上がる。

補修キット

壁の穴をいままで修理したことがない、という人はホームセンターなどで売られている補修キットを購入すると、充填材やハケなど最低限必要な道具をそろえられるのでおすすめだ。

3. 充填材やつまようじが大活躍!小さな壁の穴を自分で補修する方法

壁に穴があいてしまったとき、自分で補修するか業者に頼むべきか迷った人もいるだろう。小さな穴であれば自分の力だけでも比較的簡単に補修できるので、まずは以下の方法を試してみてはどうだろうか。

ネジ・クギの穴

ネジやクギなどでできた穴は、充填材とスプーン、布を使えば自分で補修できる。まずは補修するときにほこりが壁の中に入らないよう、壁の表面を布などで掃除しよう。

穴のフチが盛り上がって凹凸になってしまっているときは、スプーンの背を上から当てて軽く力を加えることで表面をならしておくとよい。

次に充填材の先端を穴にしっかりと当て、中身を流し込む。最後に穴からはみ出してしまった充填材を拭きとり、乾くまで待とう。

木目の見える壁の場合

木目が見える壁の場合、充填材を使うと色の違いが目立ってしまう。そこで同じく木でできたつまようじを使って補修する。まず穴につまようじを差し込み、金づちで軽くたたいて奥までしっかりと入れる。もし1本だけでは穴が埋まらない場合は、つまようじを数本追加してもよい。

壁からはみ出た部分は、カッターナイフで丁寧に切り落とそう。壁に対して刃が平行になるように寝かせて切ると、断面をきれいに仕上げられる。

つまようじの断面をそのままにしておくと、ざらざらしていて服がひっかかるおそれがあるので、紙やすりを使ってなめらかにしておく。最後にフローリング用補修材で壁と色をなじませよう。

大きな穴の場合

自分で壁紙を切ってからパテを使って穴を補修する方法もあるが、かなり手間がかかるうえに、納得のいく仕上がりになるとも限らない。費用はかかるが、業者か大工仕事に慣れた知人に頼むのが安心だ。

結論

賃貸や持ち家問わず、家の壁に穴があいたままというのは居心地が悪いだろう。ピンやクギであいた程度の小さな穴であれば自分でも補修できるので、放置せずに試してみてはどうだろうか。ただし、周りの壁と著しく色が異なっていたり仕上がりが雑だったりすると、原状回復として扱われないこともあるので、補修は慎重に行おう。

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  • 公開日:

    2019年3月12日

  • 更新日:

    2021年7月16日

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