目次
- 1. 扇風機は自治体の「粗大ごみ」として処分するのが一般的
- 2. 扇風機を自治体の「粗大ごみ」として処分する際の手数料
- 3. 扇風機を自治体の「粗大ごみ」として処分する際の捨て方
- 4. 扇風機の「粗大ごみ」以外の捨て方は?
- 電話かインターネットで収集を申し込む
- 粗大ごみ処理券を購入し、必要事項を記入したら扇風機に貼る
- 扇風機を指定の日時に指定の場所に出す
- 収集希望日の3日前までに申し込む
- 収集当日は朝8時までに出す
- 申し込みの変更・キャンセルは収集日の3日前まで(年末年始、土日祝除く)
- 収集後や夜間に出さない
- マンションなどで管理組合のルールがある場合はそちらに従う
- 荒天時や降雪時は収集できない場合がある など
- ※1:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html
1. 扇風機は自治体の「粗大ごみ」として処分するのが一般的

扇風機の捨て方はさまざまだが、まずは自治体のルールに則ってごみとして処分する方法から詳しく解説していこう。
多くの自治体で扇風機は「粗大ごみ」に分類される
扇風機にもさまざまなサイズがあるが、基本的には「粗大ごみ」に出すのが正しい捨て方と考えてよいだろう。
【分解して処分してはダメ?】
粗大ごみは手数料がかかるため、なるべく無料で処分したいという方もいるだろう。だが扇風機を解体しても不燃ごみになるとは限らない。金属やプラスチックなどさまざまな素材が使われているためだ。そもそもメーカーが分解を推奨していないケースも多いので、そのまま処分する方法を探ろう。
ただし川崎市などは小型扇風機が「小物金属」に分類される
川崎市では、30cm未満の金属製品を「小物金属」に分類している。卓上用など30cm未満の扇風機は、川崎市で小物金属として扱われるということだ。
福岡市などのように「不燃ごみ」というケースもある
また福岡市では、扇風機は「燃えないごみ」に分類されている(指定袋に入りきらないときは粗大ごみ)。そうかと思えば、横浜市などのようにサイズを問わず「粗大ごみ」のみというところもある。もしくは扇風機を小型家電として回収してくれるところもあるなど、実際には自治体によって分類が異なる。そのため、まずはお住まいの自治体のホームページをチェックしよう。
2. 扇風機を自治体の「粗大ごみ」として処分する際の手数料

扇風機を粗大ごみとして捨てる場合、いくらくらいかかるのだろうか?
粗大ごみの手数料は200〜1,000円程度
粗大ごみの処分に必要な手数料は自治体によって異なるが、200〜1,000円程度が目安になるだろう。コンビニなどでごみ処理券を購入し、扇風機に貼って指定の(または予約した)日時に集積所に出しておくという方法が一般的だが、処理場に持ち込めるケースもある。持ち込みなら運搬手数料不要ということもあるので、念のため自治体のホームページをチェックしてみるとよいだろう。
一度に何台も捨てる場合はその分手数料がかかる
扇風機の処分費用は比較的安いが、何台も扇風機を処分する場合は一台ごとに手数料がかかるので覚えておこう。
3. 扇風機を自治体の「粗大ごみ」として処分する際の捨て方

扇風機の捨て方や流れは自治体で異なる。ここでも川崎市の扇風機の捨て方を紹介するが、詳しくはお住まいの自治体のホームページでご確認いただきたい。
扇風機を粗大ごみとして処分する流れ
基本的にはこの流れだ。粗大ごみ処理券はコンビニまたは郵便局で購入できる。金額を誤ると回収してもらえない可能性があるため、購入時は入念にチェックしよう。
扇風機を粗大ごみとして捨てる際の注意点
こちらは川崎市の例なので、詳細はお住まいの自治体のホームページで確認しておこう。粗大ごみを出しなれていない方は、意外と知らないことが多いのではないだろうか?前日や当日になってバタバタしないよう、事前にチェックしておこう。
【予約が取れないこともある!早めの行動が肝心】
「3日前までに申し込む」と書いたが、実際には粗大ごみの予約が取りづらいケースも多い。中には「1カ月先まで予約でいっぱい」ということもある。引っ越しが迫っている場合などは、引っ越し当日までに処分しきれない可能性もある。とにかく早め早めの行動が大切だ。
4. 扇風機の「粗大ごみ」以外の捨て方は?

ここまで、自治体のルールに沿って扇風機を処分する方法を紹介してきたが、それ以外にも捨て方がある。せっかくなのでこちらもお伝えしておこう。
リサイクルショップに買い取りを依頼する
まだ使える扇風機で、かつニーズがあればリサイクルショップが買い取ってくれる可能性がある。買い取りは不可でも引き取って処分してくれることがあるので、査定をお願いしてみるとよいだろう。
フリマアプリに出品する
リサイクルショップに買い取ってもらうよりも手元にお金が残りやすいのが、フリマアプリだ。個人間取引で面倒な部分があり、また必ず処分できる(売却できる)とは限らないため、時間に余裕がある場合の選択肢といったところだろう。
家電量販店の小型家電回収サービスを利用する
ヤマダ電機などの家電量販店では、小型家電回収サービスを提供している。扇風機は小型家電リサイクル法の対象品目なので、買い替えるタイミングでこうしたサービスを利用するといった手もある。ヤマダ電機の場合、扇風機は1,100円(2022年7月29日時点。税込)だ。
不用品回収業者に引き取ってもらう
電話やメール、LINEなどでコンタクトを取り、タイミングさえ合えば土日や夜間などでも自宅まで来てくれるという便利なサービスもある。自治体の粗大ごみが予約できず、引っ越しが迫っているという場合などは利用してみてもよいかもしれない。だが注意点もあるため覚えておこう。
【無許可の業者には絶対に依頼しないこと】
一般家庭から排出されるごみはすべて「一般廃棄物」である。これを回収できるのは自治体から委託を受けている業者、もしくは自治体の「一般廃棄物処理業許可」を得ている業者のみだ。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」などでは回収できないため注意したい。街なかを超低速の軽トラで巡回しているような業者はほぼ無許可である。環境省も注意喚起しているため、こうした業者には絶対に頼まないように心がけよう。(※1)
結論
扇風機の捨て方はさまざまだ。多くは「自治体のルールに沿って処分する」ものだが、リサイクルショップやフリマアプリ、家電量販店のサービスなどを利用する方法もある。不要になった扇風機の捨て方が分からず放置していたという方はぜひ、これを機に適切に処分するなりしてほしい。
(参考文献)
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