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ドライヤーの正しい捨て方とは?自治体ごとの例や処分方法を解説!

ドライヤーの正しい捨て方とは?自治体ごとの例や処分方法を解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年11月15日

ドライヤーの寿命は3~4年といわれているが、処分する際どのように捨てているだろうか?不燃ごみなのか粗大ごみか、はたまた別の区分なのかなど頭を悩ますことがあるはずだ。本稿ではさまざまな自治体の例を交えてドライヤーの正しい捨て方を解説するとともに、捨てる以外の処分方法や注意点にもお伝えする。

  

1. ドライヤーの正しい捨て方とは?

木の板と黒いドライヤー
ドライヤーの正しい捨て方、処分方法について見ていこう。

「不燃ごみ」「粗大ごみ」「金属ごみ」など自治体によって異なる

ドライヤーの正しい捨て方は自治体によって異なる。たとえば大きさによって不燃ごみまたは粗大ごみに分類するといったケースが多く、長辺がおおむね30cmまたは50cmを超えると粗大ごみ、といった具合に細かく決められている。まずは自治体のルールを確認してみよう。

自治体別・ドライヤーの捨て方の例

  • 宮城県仙台市:家庭ごみ(小型家電としても回収している)
  • 埼玉県川口市:資源物(金属ごみ)
  • 東京都新宿区:金属・陶器・ガラスごみ
  • 東京都品川区:陶器・ガラス・金属ごみ(一辺30cmを超える場合は粗大ごみ)
  • 神奈川県横浜市:燃やすごみ(小型家電回収もしている。また金属の割合が多いものは小さな金属類、30cmを超えるものは粗大ごみ)
  • 神奈川県川崎市:小物金属(一辺30cmを超える場合は粗大ごみ)
  • 愛知県名古屋市:小型家電として回収(回収ボックスを利用できない場合は不燃ごみ)
  • 京都府京都市:小型家電として回収
  • 大阪府大阪市:小型家電として回収(または普通ごみ)
  • 福岡県福岡市:小型家電として回収(または不燃ごみ)
上記は一例だが、このように自治体によって細かくルールが決められている。正しく処分するためにも、必ず自治体のルールを最初に確認しておこう。

2. ドライヤーの捨て方が「小型金属」区分となる場合について

紫色のドライヤーの背面
市区町村によっては小型金属に区分けされ、資源ごみとなる場合もある。区分名は小型金属、小物金属など自治体によりさまざまだ。小型金属となるのは金属製かつ30cm未満のもので、資源ごみ集積所での回収となるのが一般的だ。事前に自治体のホームページで調べておこう。

小型家電リサイクル法の対象

小型の生活家電が「ごみ」となる量は年間約65万トンもある。大量のごみを減らし有効に活用するため、2013年春に「小型家電リサイクル法」が施行されている。ドライヤーも同法の対象であることから、多くの自治体で資源回収されている。

小型家電回収ボックスに入れるのが楽

回収方法は主に「ボックス回収」「ピックアップ回収」「ステーション回収」に分けられるが、このうち手軽でおすすめなのがボックス回収だ。スーパーや家電量販店の一角にある回収ボックスに入れるだけなのでぜひ探してみよう。ただし投入口に入らないサイズは回収できない。無駄足にならないよう、事前に寸法を確認しておこう。

3. ドライヤーの捨て方に迷ったら粗大ごみ受付センターに

さまざまな区分のごみ箱
小型のドライヤーは小型家電を対象とした資源ごみ、または不燃ごみとして出すことが多い。だがプロ仕様の大きいサイズのドライヤーの場合は少々迷うこともあるだろう。そんなときは、粗大ごみ受付センターに問い合わせると安心だ。

粗大ごみ受付センターで相談にのってくれる

粗大ごみ受付センターではごみの判別の相談にものってくれる。迷ったときはサイズなどを測ったうえで相談するとよいだろう。なお粗大ごみの処理場へ直接搬入すると料金が割安になる。直接搬入の申し込み先も粗大ごみ受付センターとなっている場合があるので、初めて利用するときは自治体のホームページなどで確認ておこう。

4. ドライヤーのそのほかの処分方法は?

グレーのカーペットと白いドライヤー
ドライヤーは自治体のルールに沿って捨てるのが正しい処分方法ではあるが、中にはまだ使えるものもあるだろうし、引っ越しなどで収集日まで待つ余裕がないといったケースもあるかもしれない。そんな場合は次のような方法があるので覚えておこう。

リサイクルショップに買い取ってもらう

まだ使えるドライヤーで、かつ人気のモデルなどであればリサイクルショップに買い取ってもらえることがある。汚れなどをキレイに落とし、箱や説明書などとともに持ち込んでみよう。

フリマアプリを使って売却する

リサイクルショップでの買取額は売値の2〜3割ほどが目安だ。より高く売りたいときはフリマアプリなどを活用する手がある。ただし個人間の取引になるため、トラブルを避けるためにもアプリのルールなどをしっかり確認したうえで出品しよう。

新しく買い替える際に引き取ってもらう

ドライヤーを買い替えるという場合は、そのお店(買うお店)に古いドライヤーを引き取ってもらえるか確認してみよう。有料のこともあるが、場合によっては無料で引き取ってもらえることもある。

家電量販店などの回収サービスを活用する

小型家電リサイクル法の対象であるドライヤーは、リサイクル料金はかかるが家電量販店などでも回収してくれることが多い。近所にある場合や家電量販店で新しいドライヤーを買う予定という方は、事前に調べておくとよいだろう。

不用品回収業者に引き取ってもらう

電話1本で駆けつけてくれる不用品回収業者も多い。タイミングさえ合えば土日や夜間でも自宅まで来てくれるという大変便利なサービスだ。処分に際して費用がかかることもあるが、急ぎならこうしたサービスを利用する方法もある。ただし注意点もあるため覚えておこう。

【無許可の違法業者には絶対に依頼しないこと】

一般家庭から排出されるごみは産業廃棄物ではなく「一般廃棄物」である。ご家庭の廃棄物を回収するには自治体による「一般廃棄物処理業許可」や委託が必要だ。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」などでは回収できないため覚えておこう。うっかり違法業者に引き渡してしまうと法外な料金を請求されたり、不法投棄されたりといったリスクが生じるおそれがある。街なかを大音量のスピーカーを流しながら巡回する業者、空き地で回収している業者、チラシを投函している業者などはとくに注意してほしい。(※1)

5. ドライヤーは自治体のルールに沿って正しく処分しよう

白い背景と紺色のドライヤー
使えるドライヤーは売却するといったことも可能かもしれないが、故障などで寿命を迎えたドライヤーは、やはり自治体のルールに沿って正しく処分するのが安心だ。区分や捨て方は自治体によって異なるため、まずはお住まいの自治体のホームページを確認しよう。

結論

小型家電の処分についてはリサイクルを意識した活動がおこなわれるようになり、ドライヤーのようなコンパクトな家電であっても簡単に捨てることはできない。これまで述べたように、ドライヤーの処分方法は不燃ごみや粗大ごみ、資源ごみなど複数あり回収場所もさまざまだ。普段からごみの出し方に関する情報を気に留めておくとともに、回収ボックスの場所についても把握しておくと迷わずに済むだろう。
(参考文献)
※1:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

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  • 公開日:

    2019年4月24日

  • 更新日:

    2021年11月15日

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