1. 賃貸でもできる?シャワーヘッドの交換方法と手順
シャワーヘッドを交換する際は、シャワーヘッドがどこのメーカーの製品で、交換は可能であるかなどをチェックしておこう。また、賃貸の場合は、注意点などが記載されているので、確認が必要である。
交換前に確認すること
一般的な浴室のシャワーヘッドは、ホースから簡単に取り外せる仕組みになっている。新しく取り付けたいシャワーヘッドが国内大手メーカー製であれば、自宅のホースに取り付け可能だ。もし、シャワーヘッドとホースのサイズが合わなくても、ほとんどの場合アダプター(接続部品)を使えば取り付けることが可能だ。市販のシャワーヘッドの多くは、アダプターが同梱されているので自分で探す必要はない。アダプターはメーカーによってネジ山の形状やサイズが異なるので、必ず確認しながら取り付けるようにしよう。
また、海外製シャワーヘッドとの付け替え、バランス釜タイプのお風呂、混合栓の一部は、個人で交換できないのでメーカーや業者に相談してみよう。
また、海外製シャワーヘッドとの付け替え、バランス釜タイプのお風呂、混合栓の一部は、個人で交換できないのでメーカーや業者に相談してみよう。
交換時の手順
一般的にシャワーヘッドは左方向に回転させるだけでホースから簡単に取り外せる。しかし、長年使用したシャワーヘッドは水垢がたまって固くなり、取り外せない場合がある。このような時は、ゴム製または滑り止め付きの手袋、モンキーレンチなどを使って試してみよう。シャワーヘッドが取り外せたあとは、交換品を右方向に回転させてホースに固定すれば作業は完了だ。
賃貸のシャワーヘッド交換
モンキーレンチなどの工具を使用した場合、シャワーヘッドやホースに傷をつける恐れがある。さらに、シャワーヘッドとホースの一体型はホースごとの交換になる。いずれにしても管理会社や大家に連絡したほうがよいだろう。また、元のシャワーヘッドはきちんと保存しておき、元通りに取り付けてから退去しよう。
2. おすすめの機能付きシャワーヘッド
店頭や通販で買える機能付きのシャワーヘッドをご紹介しよう。
1.節水効果
商品によって異なるが、3~6割程度の節水効果があると言われており、水道代の節約になる。さらに、お湯を沸かすガス代・電気代も節約できるので、光熱費を抑えたい家庭にはおすすめだ。
2.水圧改善
水圧を強くしたい方は、シャワーホール(水が出る穴)の数と直径の大きさに注目してみよう。ホールの数が多く、直径が小さいものほど水圧が強くなるからだ。自宅のシャワーヘッドと比較して商品を選ぼう。
3.水流調節・ミストタイプ
ストレート・シャワーなどに水流調節できる便利なタイプのほかに、水中の空気量を増やすことでミストのようなお湯が出せるタイプもある。ミストシャワーは肌にあたってもやさしいので、赤ちゃんの入浴にもおすすめだ。どちらのタイプも節水機能が装備されている。
4.浄水機能
水道水に含まれる塩素を除去する浄化機能付きタイプ。シャワーヘッドに内蔵される浄化カートリッジはメーカーによって異なり、ビタミンC・活性炭・亜硫酸カルシウムなどが使用されている。塩素による肌や髪への影響が気になる方、肌の弱い家族がいる方におすすめの機能だ。
5.手元ストップ機能
シャワーヘッドにストップ機能付きのボタンがついているタイプは、手元で操作できるので非常に便利だ。
3. 洗面台のシャワーヘッド・ホースの交換方法
洗面台のシャワーヘッドの交換
洗面台のシャワーヘッドは浴室と同様の手順で交換できる。シャワーヘッドはホームセンターや通販で購入可能で、アダプターも同梱されている。
洗面台のシャワーホースの交換
ここではホースの交換方法をご紹介しよう。水栓本体とシャワーホースの接続部分がジョイントタイプであれば個人でも交換はできる。しかし、ナットが使われている場合は複雑な技術が必要になるため業者に依頼しよう。自分で交換の際の手順は以下の通りだ。
- 水栓に明記されたメーカーと品番を確認し、ホースを購入する
- 止水栓を締めて、水栓本体とシャワーヘッドから古いホースを外す。
- 交換用のホースをシャワーヘッドと水栓に取り付けて、止水栓を開く。
シャワーヘッド・ホース一体型の交換方法
シャワーヘッドがホースと一体型になっているタイプは取り外しできないので、ホースごとの交換になる。一体型の場合のホース交換の手順は以下の通りだ。
- 水栓(混合栓)に明記されたメーカーと品番を確認し、シャワーホースを購入しよう。ホースにはアダプターも同梱されている。
- 水栓本体とホースをつなぐナットをモンキーレンチで外す。
- 水栓本体にアダプターを固定させ、シャワーホースを取り付ける。
水栓本体を取り外さないと交換できないタイプがあるので、この場合は管理会社や大家に相談したほうがよいだろう。
結論
シャワーヘッド・ホースは簡単な手順で交換が可能で、自分で交換する場合、費用は材料代のみで済む。近年では様々な機能が付いたシャワーヘッドが販売されているので、自分の好みに合うものを選んで購入したい。節水などの機能がプラスされているシャワーヘッドがおすすめである。シャワーヘッドの交換は、光熱費カットだけでなくお風呂タイムの質を向上させることにもつながるのだ。