目次
- 1. ふきんの洗い方と頻度、みんなはどうしてる?
- 2. ふきんは手洗い?洗濯機?どちらが正解?
- 3. ふきんの毎日の洗い方
- 4. ふきんをしっかり除菌・消臭したいときの洗い方
- 5. ふきんを洗濯機で洗う方法
- 6. ふきんを重曹+煮沸消毒で洗う方法
- 7. ふきんは洗ったあと「しっかり乾燥させること」が重要
- 8. ふきんの洗い方は簡単!除菌・漂白をして清潔に保とう
- 洗濯機:通常の洗濯物と同じように洗う
- 手洗い:食器用中性洗剤などをつけてシンクや浴室などで洗う
- 手洗い+つけ置き:手洗いのあと台所用漂白剤につけ置きする
1. ふきんの洗い方と頻度、みんなはどうしてる?

食卓やキッチンまわり、食器などを拭くために使用するふきんは、常に清潔に保ちたいところだ。だが(使い捨てもあるが)毎回買い替えるわけにもいかないため、きちんとお手入れをして清潔な状態をキープしたい。具体的に、どのような洗い方をしているのだろうか?
みんなのふきんの洗い方
一般的に、ふきんの洗い方といえばこのようなところだ。洗濯機は確かに楽なのでつい選んでしまいがちだが、ほかの洗濯物と一緒に洗う場合、柔軟剤を使用するというご家庭も多いのではないだろうか?だがふきんを洗うのであれば、柔軟剤よりも「除菌」に力を入れたい。
ふきんを洗う頻度
毎日洗うご家庭もあれば2〜3日ごと、あるいは週1回といったご家庭もあるだろう。もしくは汚れたら、イヤなニオイが気になり始めたら、といったところを基準にしているご家庭もあるはずだ。理想をいえば毎日、少なくとも2〜3日に1回洗い、週1回はしっかり除菌・漂白したい。
ふきんのイヤなにおいは「雑菌」の仕業
ふきんから漂う生乾きのようなイヤなにおいは、繁殖した雑菌の仕業である。目に見えないため実感しにくいが、ふきんには想像を超えるほど多くの雑菌が存在する。そのふきんで食卓を拭いたりシンクまわりを拭いたり、食器を拭いたりした場合、雑菌が移るおそれがある。
汚れが付着したり濡れてたりした状態が長く続けば、それだけ雑菌も繁殖する。高温多湿の梅雨どきや夏場などはカビの懸念もあるためとくに要注意だ。
2. ふきんは手洗い?洗濯機?どちらが正解?

ふきんの洗い方として「手洗い(+漂白)」「洗濯機」の2パターンを挙げた。実際、どちらがより除菌効果や消臭効果が高いのだろうか?「いずれかが正解で、いずれかが誤り」という明確な答えはないが、それぞれのメリット・デメリットから考えてみよう。
ふきんを手洗いするメリット・デメリット
洗いたいときにすぐに洗えるのが手洗いの利点だ。使う水や洗剤の量も洗濯より少ないため節約につながる。とりわけ食器を拭くためのふきんは、衣類などと一緒に洗いたくないという方もいるだろう。こうした方は手洗いがおすすめだ。
ただし手洗いなので手間がかかる点、冬場は冷たい点(お湯で洗うとたんぱく質が固まってしまうため水を推奨)などは欠点になるだろう。
ふきんを洗濯機で洗うメリット・デメリット
洗濯機に入れて回すだけなので楽な点が大きなメリットだ。しつこい汚れもしっかり落とせるし、洗剤に触れないので手荒れなどの心配もない。
一方、衣類と一緒にふきんを洗うのは気が引ける方もいるだろう。洗濯物がある程度たまるまで待つことになるし、柔軟剤を使うと吸水力が落ちるといったデメリットもある。
できればふきんは「手洗い+漂白」がおすすめ
柔軟剤を使うと吸水力が落ちる点、香りが移ってしまう点、汚れなどが気になったときにすぐに洗えないことがある点などを考えると、手洗いがおすすめだ。
とはいえ洗濯機で洗うのもNGではないし、むしろ楽である。本稿では手洗いと洗濯機、両方の洗い方を紹介するのでメリット・デメリットを踏まえつつご判断いただきたい。
3. ふきんの毎日の洗い方

それでは、ふきんのいろいろな洗い方を見ていこう。まずは、食器用中性洗剤を使って手洗いする方法から紹介する。
食器用中性洗剤でふきんを手洗いをする方法
洗面器などに水を溜め、食器用中性洗剤を数滴垂らす。ふきんを浸して手でこするように洗っていこう。全体をしっかり洗えれば、あとは流水ですすいで干して乾燥させるだけだ。非常に簡単な方法なので、食卓を拭き終わったあと食器洗いの最後にでもできる。
ただし、これだけでは雑菌などを完全に排除できないため、次に紹介する漂白を週1回など定期的に取り入れよう。
4. ふきんをしっかり除菌・消臭したいときの洗い方

食器用中性洗剤だけでは、頑固な汚れや雑菌などをキレイに取り除けない。入念に除菌したいときは台所用漂白剤を使ってつけ置きする方法をおすすめしたい。
キッチンハイターでふきんをつけ置き洗いする方法
時間に余裕があり日々除菌したいというご家庭であれば、桶などを用意して、水5Lに対しキャップ約1.2杯のキッチンハイターを加えてよく混ぜる。あとはふきんを2分ほどつけ置きし、流水でよくすすいで完全に乾燥させれば完了だ。
週1回などで入念に除菌・消臭したいときは、上述の方法でつけ置き時間を30分に延ばすとよい。汚れやにおいがひどいときは、1時間ほどつけ置いて様子を見てみよう。
キッチンハイターを使う際の注意点
色柄物のふきんは色落ちのリスクがあることは頭に入れておこう。また塩素特有のツンとしたにおいがあるため、換気扇を回して通気性を確保した状態で洗うとよい。
そのほか、酸性洗剤・酢・クエン酸・アルコールなどと混ざると有害なガスが発生する。大変危険なので、絶対に混ぜないように注意しよう。また肌荒れなどを防ぐため、ゴム手袋を着用しよう。
【色柄物のふきんにはオキシクリーンなどの酸素系漂白剤がおすすめ】
上述のように、キッチンハイターなどのアルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)は色落ちするおそれがある。ふきんが色柄物だったときは、オキシクリーンといった酸素系漂白剤を使うようにして色落ちを防ごう。
酸素系漂白剤は粉末タイプが多く、洗浄力はアルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)よりも緩やかで、素材へのダメージが少ない。水よりもお湯(40〜60℃程度)を使ったほうが洗浄力がアップする。桶などにお湯を溜めてつけ置きするとよいだろう。
5. ふきんを洗濯機で洗う方法

続いて洗濯機でふきんを洗う方法を見ていこう。基本的には一般的な洗濯物と同じ流れだが、いくつかポイントがあるので押さえておこう。
洗剤は「弱アルカリ性」がおすすめ
ふきんに付着する汚れといえば、油や食べカスなど酸性の汚れであることが多い。こうした汚れをしっかり落とすのであれば、液体の中性洗剤よりも粉末の弱アルカリ性洗剤がおすすめだ。
ふきん単品で洗う、難しければタオル類と洗う
柔軟剤を使いたい衣類と、使わないほうがよいふきんは別々に洗うことをおすすめする。その分洗濯の回数は増えてしまうが、できればふきんはふきんでまとめて洗うのがよいだろう。
とはいえふきん数枚だけで洗うのはさすがに水も電気代ももったいない。この場合は、同じく柔軟剤を使わないほうがよいタオル類と一緒に洗うなどしよう。
それでも定期的な「除菌・漂白」は欠かせない
洗濯機で洗っても雑菌を100%は取り除けない。安心しているとあっという間に雑菌が繁殖するおそれがあるため気をつけよう。たとえ洗濯機で洗う場合でも、キッチンハイターなどによる除菌・漂白は定期的におこなうことが大切だ。
6. ふきんを重曹+煮沸消毒で洗う方法

重曹を使ったふきんの洗い方もある。重曹は弱アルカリ性なので、ふきんに付いた油など酸性の汚れを中和するのに向いている。この場合は煮沸消毒するのがおすすめだ。
重曹を使って煮沸消毒する方法
鍋に、ふきんが十分つかるほどの水を入れて火にかける(ふきんはまだ入れない)。沸騰したら大さじ1杯程度の重曹を加え、菜箸などで混ぜて溶かす。そのあとにふきんを入れ、5分程度煮沸消毒をしよう。このときも、菜箸などでふきんをユラユラしてあげるとよい。
時間がきたら火を止め、やけどに十分注意しながら菜箸や火バサミ、トングなどを使ってふきんを桶に移す。流水でよくすすぎ、しっかり絞って乾燥させれば完了だ。
【重曹は加熱することでアルカリ度がアップする】
お伝えしたように重曹は弱アルカリ性だが、熱を加えることによってアルカリ度が高くなり、洗浄力もアップする。また煮沸することでふきんに付着している雑菌も死滅する。
重曹はヒトや環境に優しい天然由来の成分なので、キッチンハイターなどの台所用漂白剤を使いたくないというご家庭は、この方法を試してみてはいかがだろうか?
7. ふきんは洗ったあと「しっかり乾燥させること」が重要

ここまでふきんの洗い方をメインに解説してきたが、忘れてはいけないことがもうひとつある。それが乾燥だ。雑菌は、濡れている時間が長くなるほど繁殖する。部屋干しした洗濯物が生乾きのイヤなにおいを放つのと同じである。いかに効率よく乾かすかが重要だ。
洗ったふきんは「風通しのよい場所で天日干し」がおすすめ
洗ったふきんは天日干しできればベストだ。紫外線による殺菌作用も望めて一石二鳥である。ただし夜に洗うご家庭も多いだろう。それに外に干せなかったり曇りや雨の日もあったりする。色柄物のふきんなら色落ちも心配だ。
その場合はできる限り風通しのよい場所に干すように心がけよう。もちろん乾燥機やサーキュレーターなどを駆使して早く乾かすのも有効だ。
8. ふきんの洗い方は簡単!除菌・漂白をして清潔に保とう

お伝えしてきたように、ふきんの洗い方はどれも面倒なものではない。紹介した洗い方とあわせて、しっかり乾燥させることも心がけよう。また少しでも清潔に使うためのコツを最後に紹介する。
数枚用意してローテーションする
複数枚用意しておけば1枚あたりの使用頻度が低くなり、その分、汚れも付きにくくなる。洗って乾かしている間のことを心配する必要もなくなるので、ぜひストックを用意しておくことをおすすめする。
使い捨てのふきんを使うのもあり
キッチンペーパーのようにミシン目が入っており、一定のサイズで切り取れるふきんも登場している。これなら常に新しいふきんを使えるので、洗う手間もかからないし清潔に使える。ランニングコストはかかるが、ドラッグストアなどで手に入るので探してみてはいかがだろうか?
結論
食卓や食器などを拭くふきんは、常に清潔に保っておくことが大切だ。水洗いだけでは汚れや雑菌を取り除けないため、本稿で紹介した正しい洗い方を参考に、定期的に除菌するのが望ましい。洗ったあとはできるだけ速やかに、かつ完全に乾燥させることも忘れないようにしよう。
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