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これで安心!ネジ山を潰さないための注意点と潰れた場合の対処方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年7月14日

きつくて回しにくいと感じながらもネジを締め続け、結果ネジ山を潰してしまった経験はないだろうか。本来、過度な力を加えないとネジが締まらない場合には、ネジの締め方もしくはネジ山の状態に問題がある可能性が考えられる。そこで今回は、ネジを回す際の注意点と、ネジ山が潰れた場合の対処方法について紹介しよう。

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1. 精密にできているネジの基本

「ネジ」と聞いたときどのような形状をイメージするだろうか。ネジは、日常的に使用される精密な部品の一つだ。辞書によると「円筒または円錐の表面に螺旋状の突起をもつものの総称」であり、外面にネジ山があるものがおねじ、内面にネジ山があるものがめねじだ。具体的な例を挙げると、「ボルト」や「ビス」と呼ばれるものが「おねじ」、「ナット」と呼ばれるものが「めねじ」である。

ネジを使い何かを固定する際は、木ネジやタッピンネジのように、めねじを必要とせず、下穴さえ開いていれば、対象物に直接固定できるネジもあるが、基本的には、おねじとめねじのネジ山をはめ合わせ固定する。ネジ山は、非常に精密に作られていて、ネジをしっかり止める際の噛み合わせとして重要な部分だ。

日本産業規格JIS B0205において、一般用メートルネジは、ネジ山の角度を60度とし、おねじ外径、めねじ谷の径、ピッチの長さまで、小数点以下のミリ単位で精密に取り決めがなされている。

ネジ山とは

ネジ山とは、ネジの、螺旋状にギザギザした部分の出っ張ったところを指す。ギザギザの引っ込んだ部分が「谷」だ。ネジ山を潰すとは、この山を削ってしまった状態のことである。ドライバーなど工具を嚙み合わせる溝がついたネジのてっぺんの部分「ネジ頭」と勘違いしがちなので注意しよう。

2. ネジを回す際に注意すること

そもそも、ネジ山はどうして潰れてしまうのだろうか。

ボルトとナットのサイズ違いが原因の場合

何らかの事情でボルトを交換する場合、ナットのネジ径と合わないボルトで締め付けることで、ネジ山を潰してしまうことがある。ネジを交換する際にはサイズを間違えないようくれぐれも注意し、万が一ネジを回す際に固いと感じた時は、すぐに作業を中止してサイズ間違いを疑うようにしよう。

ネジのギザギザ内部の汚れが原因の場合

古いネジを交換する際、ネジ内部にサビが発生していたり、砂やゴミなどが入っていたりする可能性がある。その状態で無理やりネジを回すと、うまく回らずにネジ山を潰してしまうことがある。そんなときはエアダスターやワイヤーブラシなどを使って、まずはネジ内部の汚れを吹き飛ばしてからネジを回そう。

ネジの素材が原因の場合

ネジを回して締め付ける際、回転方向に回す力を「締め付けトルク」と呼ぶ。ネジ素材が弱い場合、この締め付けトルクの力が大き過ぎると、ネジ山を潰してしまうことがある。手締めの場合で、締め付けトルクの強度が不安な時は、トルクレンチもしくはトルクドライバーを使用することで過度な締め付けを避けることができる。

取り外し回数が原因の場合

ナットは、何度も取り外しを繰り返した場合、ネジ山を潰してしまうことがある。必要以上にネジの取り外しをすることは避けよう。

3. ボルト側・ナット側別、ネジ山の潰れ対処方法

ネジ山を潰してしまい、ネジが効かなくなってしまった場合の対処法を紹介する。

ボルト側の場合

ボルト側のネジ山が潰れた場合は、ネジを交換する方法が最も簡単である。ただし同じサイズのボルトの予備がない場合は新たに用意する必要があるが、その際はネジの径・長さピッチの幅をノギスなど専用工具できちんと測ってから販売店に行こう。

もし同じネジが見つからなかったり、ちょっとしたネジ山潰れの修正だったりするのであれば、ネジ山修正用のヤスリを使えば自分で修正できることもある。代替品がなく、ナット側の交換もできない場合は、この方法を試してみてもよいだろう。

ナット側の場合

ナットの山が潰れた場合は、ネジ切りに使用するタップを使い、ナット内部のネジ山の修正をする必要がある。使い方は、ナットのネジ穴にタップを入れて回すだけと簡単である。ポイントは、タップがネジ穴に対して常に垂直になるよう慎重に作業することだ。うまくネジ山の修正ができたら、谷に詰まったカスをきれいに掃除しておこう。

結論

ネジは、締め付け方によってはネジ山を潰してしまうことがある。ボルト側のネジ山が潰れた場合は交換で済む場合が多いが、ナット側は、たとえばパソコンの筐体のように、機器に直接溝が刻まれている場合もあるため、交換が難しいこともある。その際は、専用の工具を用意する必要が生じ、状況によっては修理できない場合もあるだろう。ネジを締め付ける際は、ネジ山を潰さないよう、締め付け方には十分注意してほしい。

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