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お風呂の赤カビの正体とは?原因と落とし方、再発を防ぐ方法を紹介!

お風呂の赤カビの正体とは?原因と落とし方、再発を防ぐ方法を紹介!

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年6月29日

浴槽のふたやシャンプーのボトルなど、お風呂で見かける赤いヌメリの正体をご存知だろうか。あのヌメリは「赤カビ」だ。日頃から掃除をしていても、気がつけば発生している繁殖力の強さに悩まされているご家庭も多いことだろう。そこで当記事では、赤カビの落とし方や再発を防ぐ方法を徹底解説していく。赤カビに悩んだときは、ぜひ役立ててほしい。

  

1. お風呂などに発生する「赤カビ」とは?

赤カビの落とし方の前に、赤カビとはいったい何かという基本的な知識から見ていこう。

「ロドトルラ」という酵母菌のひとつ

お風呂で見られる赤カビは、「ロドトルラ」という酵母菌の一種だ。これは空気中にも漂っている。酵母菌は食品を発酵させてお酒や醤油、味噌やパン作りに欠かせない菌であり、私たちの生活に恩恵をもたらしている。

赤カビは繁殖スピードが速い

赤カビはシャンプーボトルの底や床などに発生しやすいが、これは水分だけでも増殖できるロドトルラ特有の性質があるからこそ。黒カビのように頑固でもないため簡単に落とせるが、繁殖力が強い。黒カビが発生するまでに5〜7日かかるのに対し、赤カビは2〜3日で発生してしまう。こまめに掃除しないと一気に広がるので注意が必要だ。
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赤カビはお風呂のどんな場所に発生しやすい?

赤カビはシャンプーボトルや石けんケースの裏、床、桶などにできやすい。水はけが悪く、掃除を忘れやすい隙間などは要注意だ。

食品に発生する赤カビはロドトルラではない?

パンなど食品にできる赤カビは、植物病原菌の一種で学名を「フザリウム」という。湿度が高い環境ならプラスチックや金属でも繁殖する。フザリウムは植物を枯らしたり、腐敗させたりするほかに、「マイコトキシン」と呼ばれる強い毒を作り出すため危険だ。赤カビが生えた食品を見かけたら破棄しよう。絶対に食べてはいけない。

なお本稿ではこれ以降、赤カビをロドトルラとして解説していく。

2. お風呂などに赤カビが発生する原因

赤カビの正体についてわかったところで、なぜ赤カビが発生するのか、その原因について見てみよう。

高温多湿である

赤カビの正体であるロドトルラは常に空気中に存在する酵母菌で、水分だけでも増殖できる。キッチンや洗面台など水回りに多く発生するが、とくにお風呂場で目立つのはロドトルラにとって増殖しやすい環境が整っているからだ。ロドトルラは25~30度で増殖しやすいうえ、湿度が高いと空気中の水分も多くなり、より成長しやすくなる。入浴後のお風呂は2つの条件が揃うので、赤カビの発生を促す原因となる。

掃除をしても菌が残っている

赤カビはシャンプーボトルや石けんケースの裏、床、桶などにできやすいが、ブラシでこすり洗いをすれば簡単に落とせる。しかしそれは目に見える汚れであり、赤カビ自体は洗剤にも強く菌は残っている状態だ。お風呂は石けんカスや皮脂など、赤カビの栄養源が豊富にあるので確実に死滅させない限り、すぐに増殖する。菌まで取り除かなければ、原因そのものを解決したことにはならない。

3. お風呂などで見かける「黒カビ」と赤カビとの違いは?

お風呂には、赤カビだけでなく黒カビも発生する。赤カビと黒カビは同じカビでも、実は菌の種類が異なるものだ。

黒カビの正体は「クラドスポリウム」

黒カビは、赤カビと同様に湿気があるところを好むカビの一種。「クラドスポリウム」が正式名称だ。お風呂場をはじめ洗面所や洗濯機、壁、エアコン内部など家の中の至るところに繁殖する。黒カビそのものに毒性はないが、体内に入り込むと喘息やアレルギー、気管支疾患の原因にもなる。

4. お風呂などに発生した赤カビを掃除せずにいるとどうなる?

繁殖力が強い赤カビは、掃除が面倒になることもあるかもしれない。では、赤カビを掃除せずに放置した場合、どのようなことが起こりうるのだろうか。

黒カビが発生しやすくなる

黒カビは赤カビを餌として繁殖するという特徴がある。赤カビを放置したままでは黒カビの発生源になってしまうのだ。

赤カビの人体への影響は?

お風呂に発生する赤カビは、黒カビのように直接私たちの健康に被害を与えるものではない。ただし上述のとおり、赤カビを餌として繁殖する黒カビは人体に入ると悪影響なため注意が必要だ。

5. 赤カビの掃除に効果的な洗剤とは?

赤カビは、酸性の性質を持っている。汚れ落としは反対の性質を持つ洗剤で中和することが重要なため、アルカリ性の洗剤が効果的だ。

塩素系漂白剤やアルコール除菌スプレーなどが有効

赤カビはスポンジやブラシでこすることで比較的簡単に落とせるため、一見キレイになったと感じるかもしれない。しかし菌は残ったままであり、すぐに再発するおそれがあるのだ。水で洗い流せる場所の赤カビには塩素系漂白剤を使い、流せない場所にはアルコール除菌スプレーを使う。場所によって、使い分けよう。
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6. 赤カビの落とし方|カビキラーなどの塩素系漂白剤を使った掃除方法

赤カビの基本的知識を把握できたところで、実際の落とし方を解説していく。まずはカビキラーなどの塩素系漂白剤を使った掃除方法だ。

用意するもの

・塩素系漂白剤
・歯ブラシやスポンジ
・雑巾
・マスク、ゴム手袋、ゴーグルなど

塩素系漂白剤は塩素臭がするため、マスクを着用し、換気しながら使用したい。目に入らないようゴーグルをするのもよいだろう。

塩素系漂白剤を使った赤カビの落とし方

1. 浴室内が乾いた状態で赤カビをチェックし、カビキラーを吹きつける。
2. 数分間放置したら水で洗い流す。

カビキラーは数分放置することで、薬剤がカビの根の奥まで浸透するので落としやすくなる。軽い汚れなら、スポンジや歯ブラシでこすり洗いしなくてもいいほどだ。汚れがひどいときは、放置時間を長めにとって様子を見よう。

塩素系洗剤が酸性洗剤と混ざらないよう、カビキラーを使った後は洗剤が残らないよう丁寧に洗い流そう。最後に雑巾で水気を拭き取れば、赤カビの発生を防ぐことができる。
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7. 赤カビの落とし方|アルコール除菌スプレーを使った掃除方法

続いて、アルコール除菌スプレーを使った赤カビの落とし方を解説していく。

用意するもの

・アルコール除菌スプレー
・ペーパータオル
・古い歯ブラシ

アルコール除菌スプレーを使った赤カビの落とし方

まず、ペーパータオルに消毒用アルコールを吹き付ける。十分湿ったら赤カビの部分にペーパータオルを乗せていく。アルコールは蒸発しやすいので、こうすることでアルコールとの密着時間を長くして菌を確実に死滅させる。

約10分ほどそのまま放置したら、ペーパータオルをはがす。赤カビがまだ残っているようであれば、歯ブラシでこすって落とす。水でアルコール成分を洗い流したら、乾いたタオルなどで水分を拭き取って乾燥させる。

8. 赤カビの落とし方|重曹を使った掃除方法

ナチュラル系掃除アイテムの定番である重曹。実は赤カビは、重曹で落とすことができる。

重曹が赤カビ退治に効果的な理由

酸性の性質を持つ赤カビはアルカリ性のところでは生きられない。そのためアルカリ性の重曹は赤カビにとって天敵そのものだ。また、重曹は菌の働きを抑えるだけでなく顆粒のまま汚れに絡みつくので、目に見えない菌までかき出せるところも赤カビ退治に打ってつけの理由の1つだ。

用意するもの

・重曹
・ブラシまたはスポンジ

重曹を使った赤カビの落とし方

赤カビ退治では重曹を水に溶かす必要はなく粉のまま使うので、面倒な手間がない分、簡単で手軽にできる。

はじめに赤カビがある部分をシャワーで軽く濡らし、重曹をふりかける。数分置いて掃除用ブラシで重曹ごとこすり洗いをする。最後にシャワーで流せば、赤カビはキレイに取れる。

もし壁や天井などに赤カビができてしまった場合は、重曹に少量の水を入れてペースト状にし、パックをするとキレイに取れる。またスポンジに重曹をふりかけて、そのままこするのも効果的だ。
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9. 赤カビと黒カビが同時に発生していたときの掃除方法は?

赤カビが発生しているということは、黒カビも同時に発生してしまっている可能性が考えられる。赤カビと黒カビが同時発生した場合の掃除方法も知っておこう。

黒カビの落とし方は?塩素系漂白剤と片栗粉を使った掃除が有効

塩素系漂白剤に分類されるハイターに、片栗粉を混ぜて使用すると効果的だ。ハイターと片栗粉を同量ずつ混ぜて練り、ペースト状にする。赤カビや黒カビの気になる部分に塗って、5分程放置したあと洗い流せば完了だ。
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10. お風呂などに赤カビが再発するのを防ぐ方法は?

黒カビは赤カビを餌に繁殖するため、赤カビの予防は黒カビの発生を防ぐことにもつながる。カビの落とし方も重要だが、再発を防いでキレイな状態をキープしよう。

沸騰したお湯に重曹を溶かしてかける

重曹を使えば赤カビの原因である菌までかき出して取り除くことができる。しかし取り残しがあった場合、またそもそもロドトルラが空気中に存在する菌ということもあり、すぐに赤カビとして繁殖する可能性がある。キレイな浴室を保つためにも、日頃の除菌を徹底してほしい。そこで除菌には「重曹沸騰水」が必要になるので、作り方を紹介する。

はじめに鍋に水500mlと重曹大さじ3を入れて沸騰させ、火を止めたら冷めるまで放置する。できあがった重曹水をスプレーボトルに入れ、赤カビが発生しやすいところを中心に噴射する。最後に浮きあがった汚れを取り、軽くシャワーで洗い流して除菌完了だ。

除菌でも重曹は効果的で、熱を加えると成分が変化し、よりアルカリ度が強まる。重曹沸騰水があれば、いつでも手軽に除菌ができるので、少し多めに作るのがおすすめだ。だいたい1ヶ月ほどで使い切るとよいだろう。

50度以上のお湯をかける

赤カビに限らず、カビは50度以上のお湯5秒以上で死ぬとされる。50度ジャストではすぐに冷める可能性があるので、少し高めの60度くらいがいいだろう。なお、便器は陶器なので、熱いお湯をかけると割れてしまうことがある。熱湯は浴室やシンクのみに留めよう。入浴ついでに、温度を上げたシャワーをかけるよう習慣にするとよい。

水気はよく拭き取っておく

赤カビは水分があると繁殖する。入浴後や掃除のあとは、水気を拭き取っておくことが大切だ。シャンプーボトルや石けん受けは水気を切っておこう。乾いた雑巾で重点的に水気を拭き取ると赤カビの発生を予防できる。浴室全体を拭き上げるのが大変なら、排水口など赤カビが発生しやすい場所だけでもいい。

換気扇を回すなどして風呂場を乾燥させる

赤カビや黒カビは湿度がある環境を好む。とくに湿気が溜まりやすい浴室の換気扇は、24時間運転にして乾燥させておこう。換気扇を回すときには、バスルームの窓や扉を閉めておくのがポイントだ。開けておくと換気の効果が下がってしまう。ひと晩換気扇を回しておけば、十分乾燥させることができるだろう。

浴室暖房乾燥機がついているバスルームであれば、2時間ほど稼働させると予防することができる。

シャンプーボトルなどは「吊るす収納」にする

シャンプーボトルなどの裏には水がたまりやすく、赤カビが発生しやすい環境になっている。そのため、直置きするよりも吊るす収納がおすすめだ。水はけがよくなり乾きやすくなるため、赤カビの発生を防ぐことができる。

11. 赤カビは黒カビ発生の原因に!見かけたら即撃退しよう

お風呂で見かける赤カビそのものには毒性がないため、人体に悪影響を与えるわけではない。しかし不衛生なうえ、赤カビを餌として黒カビまで発生してしまうおそれがある。黒カビは人体に悪影響を与えるため、赤カビを見かけたらすぐに掃除してしまおう。

結論

お風呂に発生する赤カビには、塩素系漂白剤やアルコール除菌スプレー、重曹などが効果的だ。水を流せるか流せないかなど、場所によって使い分けるとよいだろう。掃除に必要なアイテムや赤カビの落とし方に悩んだら、ぜひ当記事を参考にしてほしい。
  • 公開日:

    2019年8月21日

  • 更新日:

    2021年6月29日

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