このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

アルカリ性洗剤が効く汚れとは?特性や注意点、掃除方法も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年11月27日

洗剤には酸性・中性・アルカリ性があるが、違いをご存知だろうか?性質によって使用方法や注意点が変わってくるため、正しく認識しておきたい。ここでは、アルカリ性洗剤の基礎知識として特性や使用上の注意点、どんな汚れに効果的なのかなどを解説していく。最後に市販のアルカリ性洗剤を紹介するので参考にしてほしい。

\この記事をシェアする/     
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. アルカリ性洗剤の特性

酸性やアルカリ性の度合いは「pH(ペーハー)」で表されることが多い。pHとは水溶液中の水素イオン濃度を示す指標のことだ。pHのあとには1〜14までの数字が付き、次のように分類される。

pH(水素イオン指数)と液性
・ pH7超:アルカリ性
・ pH7: 中性
・ pH7未満:酸性

同じアルカリ性でもpH8〜11は弱アルカリ性、11を超えるとアルカリ性(または強アルカリ性)などと分けることもある。アルカリ性洗剤にも、弱アルカリ性洗剤とアルカリ性洗剤がある。アルカリ性は酸性の汚れに強く、酸性は水垢などのカルキ汚れや黄ばみなどに強いのが特徴だ。

台所用の洗剤には弱アルカリ性やアルカリ性が多い合成洗剤のほかに、重曹(弱アルカリ性)、セスキ炭酸ソーダ(弱アルカリ性)、塩素系漂白剤(アルカリ性)などがある。食器用洗剤は中性が多いが、まれに弱アルカリ性洗剤がある。液性は洗剤のラベルで確認できる。

2. アルカリ性洗剤が効く汚れの種類と掃除方法

アルカリ性洗剤は酸性の汚れに強いと述べたが、具体的にいうとコンロ周りや壁、換気扇、人工の大理石などに付着した油汚れだ。手垢や皮脂汚れが付着した炊飯器など調理機器の外側の汚れにも効果がある。pHが高いほうがより強力に汚れを落とせる。つまり、弱アルカリ性よりもアルカリ性のほうが油汚れなどを落としやすいということだ。

使い方は難しくない。例えばスプレータイプなら、汚れに直接スプレーして布などで拭き取るだけでいい。汚れが頑固な場合は5分ほど放置してから拭き取ろう。食器用洗剤にも弱アルカリ性のものがあると伝えたが、お皿に残った油汚れなどを落とすのに効果が期待できるほか、シンクの簡単な掃除にも使えるので便利だ。

また浴室のカビ、ピンクぬめりといった汚れにもアルカリ性洗剤が有効だ。その場合、アルカリ性成分に漂白剤を混ぜた塩素系漂白剤を選ぼう。こちらも汚れに直接吹き付け、数分(汚れの程度によって数十分)置いてから水で洗い流せばOKだ。

便利なアルカリ性洗剤だが、いくつか気をつけたいポイントもある。正しく使うために次章の注意点を頭に入れておこう。

3. アルカリ性洗剤の使用上の注意

やっかいな油汚れに効果的なアルカリ性洗剤だが、使い方を誤ると思わぬ事故を招いてしまう可能性がある。基礎知識として次の点を覚えておこう。

使えないものもある

アルカリ性洗剤は、家具や木の床、畳をはじめ水が染み込む素材のものには使えない。車にも油汚れが付着しがちだが、多くのメーカーは推奨していないため避けたほうがいい。

換気しながら作業する

「換気」という文字は、アルカリ性洗剤の注意書きで必ずといっていいほど目にする。酸性のものと混ざると有毒な塩素ガスが発生することがあるためだ。アルカリ性と酸性を同時に使っていなくても、酸性の何らかの物質が付着していることも考えられる。液性にかかわらず、洗剤を使用する場合は換気しながらを基本にしよう。

ゴム手袋を用意する

とくにpHが高いアルカリ性洗剤の場合、肌荒れを招くことがある。服に付着するとその部分だけ斑点状に色が抜けてしまうこともある。色落ちしても問題ない服と厚手のゴム手袋(炊事用手袋)を用意しておこう。皮膚が弱い方や赤ちゃんがいるご家庭など、アルカリ性洗剤を使うのに抵抗があるなら、肌に優しい弱アルカリ性の重曹で代用するのがおすすめだ。

目に入らないように注意する

目に入った場合も痛みなどが生じる可能性がある。目より上の場所にスプレーする場合、降りかかってくることが考えられるため、スポンジ等に含ませて汚れを落とそう。可能なら、メガネやゴーグルなど目とその周辺の保護具を装着しよう。

アルミニウム、フッ素コートなどは避ける

アルカリ性洗剤と相性が悪いのはアルミニウムやフッ素コート、劣化した塗装などである。アルミニウムに付着すると変色したり穴があいたりすることがある。すでに油分や熱などでダメージを受けている塗装部分、フッ素コートなどに使用しても、それらが剥がれてしまうことがある。できれば避けたほうが無難だが、どうしても汚れを落とさなければならないときは目立たない部分で試してからにしよう。

これらは基本的な注意点だ。商品によって成分や使用方法、注意点が異なるため、ラベルなどに記載された使用方法は必ず守ることが何より重要だ。

4. 市販のアルカリ性洗剤

実際に、どんなアルカリ性洗剤が市販されているのかを紹介する。

重曹

人体に無害な物質で、食品添加物や医薬品としても古くから使われてきたアルカリ性洗剤だ。消臭効果もあり、常温なら長期保存も可能など優秀。コンロやレンジフードなどの油汚れには直接振りかけてこすり洗いしよう。お風呂の残り湯に重曹を1カップ混ぜ、一晩おいてから水で洗い流せば浴槽もキレイになる。子どものおもちゃを入れておくのもおすすめだ。

セスキ炭酸ソーダ

入浴剤に配合されるなど、重曹と並んで人体に優しいアルカリ性洗剤だ。油汚れや皮脂汚れなどに効果がある。スプレーボトルに入った水溶液で販売されているものがおすすめだが、粉末を購入して作る場合は水500mlに対しセスキ炭酸ソーダ5g程度が目安となる。スプレーボトルも用意しておこう。

マジックリン ハンディスプレー(花王)

汚れに直接スプレーし、布等で拭き取るか水で洗い流すだけの手軽に使えるアルカリ性洗剤だ。ひどい汚れは5分ほど置いてから拭き取ろう。除菌効果があるのもうれしい。ただし、重曹やセスキ炭酸ソーダと比べてアルカリ性が強いため、肌荒れが気になる方はゴム手袋を着用しよう。

カビキラー(SCジョンソン)

カビ落としにうってつけな塩素系漂白剤だ。浴室の壁やタイル、目地のほか、排水口やドアのゴムパッキン、マット、小物類にも使える。強力なアルカリ性のため換気するのはもちろん、皮膚に付着したり目に入ったりしないよう十分気をつけよう。

除菌ジョイコンパクト(P&G)

弱アルカリ性の食器用洗剤だ。プラスチックまな板、布巾、スポンジなども除菌できる。長時間使用する方や、肌が弱い方はゴム手袋を着用しよう。

結論

アルカリ性洗剤は酸性のものと混ぜないようにすること、換気しながら作業すること、皮膚に付着したり目に入ったりしないようにすることなど注意点はあるが、正しく使えば頑固な油汚れをしっかり落としてくれる心強い味方だ。特性を理解して、アルカリ性洗剤を日々の掃除に役立ててほしい。

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ