このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
おしゃれ着洗剤と洗濯洗剤の違いは?失敗しない使い方とは

おしゃれ着洗剤と洗濯洗剤の違いは?失敗しない使い方とは

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年1月26日

洗濯用の洗剤には大きく分けると「粉末洗濯洗剤」と「液体洗濯洗剤」がある。そのなかで今ひとつ目的がはっきりしないのが「おしゃれ着洗剤」だ。おしゃれ着とは何なのか定義があいまいで、どう使いこなしていいのかわからないという方も多いのではないだろうか。おしゃれ着洗剤と普通の洗濯洗剤との相違点や使うときの注意点などをご紹介しよう。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. おしゃれ着洗剤とは

そもそもおしゃれ着洗剤と普通の洗濯洗剤にはどのような違いがあるのだろう。わざわざ「おしゃれ着」と名付けたからには、それなりの働きと特徴があるはず。この点が明確になれば、おしゃれ着洗剤で洗うべき衣類が必然的にわかってくるはずだ。

液性の違い

普通の洗濯洗剤は、皮脂を中心とした汚れを落とすことを目的にしている。皮脂汚れをはじめとする油汚れは酸性だ。酸性の汚れを落とすためにはアルカリ性で中和させる必要がある。そのため、普通の洗濯洗剤の液性はアルカリ性になる。

それに比べておしゃれ着洗剤の液性は中性。高級素材やデリケート素材にはウールやシルクなどの動物性繊維があるが、アルカリ性に対してダメージを受けやすいという特徴がある。ダメージを受けると繊維が縮んだり、毛玉ができたり、風合いが違ってきたりする。

中性洗剤は、アルカリ性洗剤よりも皮脂汚れに対する洗浄力は弱くなるが、そのぶん素材のダメージを最小限に抑えるというメリットがあるのだ。

成分の違い

普通の洗濯洗剤には、蛍光剤という成分が配合されている。この蛍光剤は、洗濯した衣類を白く見せる働きがある。私たちは、洗濯ものが白く見えると「きれいに洗いあがった」と感じ、くすんで見えると「汚れ落ちが悪い」と感じる。

下着やTシャツなど白物衣類には、製造過程でより白さを強調するために蛍光剤が入っているが、洗濯をするたびに蛍光剤ははがれ落ちていくため、それを補うために洗剤に蛍光剤を入れて白く見せているのだ。

しかし、おしゃれ着に使われる麻やコットンといた天然植物性繊維は、淡い色合いや繊細な風合いが特徴。蛍光剤が配合された洗剤を使うと変色してしまうおそれがある。

2. おしゃれ着洗剤選びのポイント

おしゃれ着洗剤と普通の洗濯洗剤の違いがわかったところで、続いてはおしゃれ着洗剤を選ぶときのポイントについて見ていこう。

界面活性剤を抑えた製品

おしゃれ着洗剤が中性であることはおわかりいただけたと思うが、配合成分にも注意を向けたい。たとえば、界面活性剤の含有量だ。界面活性剤は、泡立ちをよくして汚れを落としやすくする働きがある。その一方で、デリケートな衣類には負担が大きくなるのだ。

せっかくおしゃれ着洗剤で洗うのだから、よりダメージを回避するため、界面活性剤の配合を25%以下に抑えた商品を選ぶと安心できる。

蛍光剤不使用

通常、おしゃれ着洗剤に蛍光剤は含まれていないが、中には微量ながら含まれている製品もある。蛍光剤は、色ムラや変色を起こすことがある。もともとの色合いを変えたくない場合には、念のため蛍光剤不使用であることを確認しよう。

香り付きか無香料か

おしゃれ着洗剤は、普通の洗濯洗剤よりも香りが強いものが多い。選び方のポイントとして、香りで選ぶという方法もありだろう。自分好みの香りを見つけるのも楽しい。

その一方で、香りが苦手という方もいるだろう。お気に入りの香水をおしゃれ着洗剤の香りが邪魔をしてしまうケースもある。あえて無香料のおしゃれ着洗剤を選ぶのもいいだろう。

3. おしゃれ着洗剤を正しく使うには?

デリケートな衣類を洗濯のダメージから守るためには、おしゃれ着洗剤を正しく使わなければ効果も表れない。おしゃれ着洗剤で洗濯するときのポイントをご紹介しよう。

柔軟剤とおしゃれ着洗剤は併用できる?

おしゃれ着洗剤で洗うとき、柔軟剤を使うべきなのか迷うことはないだろうか。おしゃれ着洗剤には柔軟剤が配合されている製品も多い。そのため、あえて柔軟剤を使わなくてもふんわりとした肌触りに仕上げることができる。

とはいっても、素材によっては静電気の発生をもっと抑えたい、もっとふんわり感を出したいというものもあるだろう。その場合には、「追い柔軟剤」の使用もありだ。

おしゃれ着洗剤に漂白剤は使える?

せっかくのお気に入りの服にシミがついてしまった。そんなときに漂白剤は使えるのだろうか。デリケートなおしゃれ着には、繊維を傷める漂白剤はなるべく使いたくないところだ。とくに塩素系漂白剤の使用は避けたほうがいいだろう。

おしゃれ着洗剤にプラスして漂白剤を使うなら、よりマイルドな酸素系漂白剤を使うことをおすすめする。使う場合には、必ず目立たないところに漂白剤を塗って、変色や色落ちがないかどうかを確認しよう。

おしゃれ着洗いは基本手洗い

最近は洗濯機の性能が進化して、おしゃれ着洗いを自動で行ってくれる機種も増えてきた。しかし、やはりデリケートで大切な服は手洗いが一番。おしゃれ着洗剤のいいところを最大限に引き出してくれる。

たらいや洗面器に洗濯表示に従った適温のお湯を入れ、おしゃれ着洗剤をよく溶かしてから衣類を入れる。やさしく押し洗い、振り洗いを繰り返しながら汚れを落としていこう。

4. おしゃれ着洗剤で洗濯するときの注意点

おしゃれ着洗剤は、すべてのおしゃれ着に使えるとは限らない。まず洗う前に服についている洗濯表示タグを確認しよう。もし、洗い桶マークに×がついていれば、たとえおしゃれ着洗剤で洗ったとしても何らかのトラブルを覚悟しなくてはならない。つまり、クリーニングに出したほうが無難ということだ。

たとえば「革製品」「ベルベット」「キュプラ」「レーヨン」といった素材のもの、「和服」「しわ加工生地」「エンボス加工生地」「スパンコールなどの装飾品がついたもの」は自宅での洗濯は避けたほうがいい。これ以外にも、型崩れや色落ちがしそうなもの、高級ブランド品など絶対に失敗したくないものは、安全を期すためにおしゃれ着洗剤での洗濯はせず、クリーニングや専門店に依頼しよう。

結論

おしゃれ着洗剤の目的や効果を理解できれば、普通の洗濯洗剤との使い分けも簡単にできるだろう。今までクリーニングに出していた衣服もおしゃれ着洗剤を使えば、自宅で手軽に洗濯できるかもしれない。そうなれば、節約にもつながる。洗濯するときには、必ず洗濯表示タグを確認してから挑戦してみよう。

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ