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毛布は洗濯機で簡単に洗える!容量の見方や手洗い、干し方も徹底解説

毛布は洗濯機で簡単に洗える!容量の見方や手洗い、干し方も徹底解説

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年7月 2日

寒い時期に欠かせない毛布だが、お手入れ方法に悩まされることはないだろうか。毎日のように使っていれば汗や皮脂、ほかにもホコリなどの汚れが付着してしまう。しかし、毛布は意外にも自宅の洗濯機で洗えることがある。当記事では、洗濯機で毛布を洗うために必要な情報を徹底解説していく。ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 毛布を洗濯機で洗っても問題ない?

大きく乾きづらい毛布は、洗濯機で洗えないイメージが強いかもしれない。しかし、実際には自宅の洗濯機で洗える毛布もたくさんある。とはいえ、中には洗濯ができない毛布もあるため注意は必要だ。洗える毛布であっても、洗濯機によっては対応していないこともある。

2. お使いの毛布が洗濯機で洗えるかどうかの見分け方

まずは、洗濯機で洗ってよい毛布かどうか、その見分け方について解説していこう。

洗濯表示をチェック

まずは、洗濯機で洗えるかどうか洗濯表示で確認しよう。毛布の洗濯タグに「洗濯桶(または洗濯機)」「手洗いのマーク(または手洗イの文字)」があれば、自宅でいずれかの洗い方ができる。桶に水が入ったマークにバツ印がついていれば、毛布コースでも洗えない。また、手のマークは手洗いを示すため、間違って洗濯機に入れないよう注意しよう。中の数字は水温の上限なので、お湯で汚れを落としたいときは参考にしてほしい。大物は乾くのに時間がかかるので、乾燥機が使えるかどうかも確認しておくと安心だ。

ただし、洗濯表示には新旧があり、それぞれ記号などが異なる。洗濯表示については消費者庁のサイトに詳しく書かれているのでこの機に確認しておこう(※1・※2)。

素材である程度判断できる場合もある

毛布の素材で、ある程度は洗濯可能かどうか判断ができる。洗濯機で洗える素材の毛布なら、基本的には問題ない。アクリルやポリエステル、マイヤー、ウール(手洗い)などが洗濯できる素材だ。一方、シルクやカシミア、キャメルなどの素材は、洗濯不可の素材だ。お使いの毛布の素材をチェックしてみよう。

電気毛布は洗濯機で洗える?

普通の毛布と違って、電気を通す電気毛布は、洗濯することで電熱線がショートして故障してしまうのではないかと心配になる。ひと昔前の電気毛布は洗濯できないというのが当たり前だったが、最近の電気毛布は洗濯できるものも多くなっている。汗がしみ込んだ毛布を放置すると、ダニやカビ、嫌なにおいの原因になってしまう。洗える電気毛布かどうかは、洗濯表示や取扱説明書で確認しよう。
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3. 毛布を洗濯機で洗う前の準備

毛布を洗濯機で洗う前に確認しておくこと、用意するものなど、準備について解説しよう。

取扱説明書を確認する

自宅で使っている洗濯機の容量がどれくらいなのかご存じだろうか。わからない場合は、もう一度取り扱い説明書を読み返してみるか、ネットで調べてみよう。毛布のような大物は、容量が少ないと洗濯機に負担がかかって故障の原因となる。また、どうにか洗濯できても、汚れが落ちきれないこともある。その洗濯機で洗える素材かどうか、重さは問題ないかなども確認しておくと安心だ。

洗濯機に毛布を洗うコースがない場合は、後述の手洗いやコインランドリー、もしくはクリーニングを検討しよう。

毛布の重さと洗濯容量を確認する

洗濯物の重さが容量をオーバーしてしまうと、毛布コースでも洗濯できない。汚れが落ちなかったり、脱水できなかったりするので、先に洗濯機の容量を確認しておこう。洗濯機の説明書を読めば、洗える洗濯物の具体的な目安が載っている。容量については、基本的に洗濯物が乾いた状態の重さである。また、洗濯容量と乾燥容量が異なる場合に、洗濯から乾燥まで行うのであれば、小さい方の容量に合わせよう。容量がオーバーするなら、大型の洗濯機が揃うコインランドリーを活用しよう。

ブラッシングなどでおおまかな汚れを落とす

効率のいい洗い方をするためには事前準備が大切になる。毛布を物干し竿にかけるなどし、表面のホコリなどを払い落としておこう。

また、首回りが触れる毛布の部分などは皮脂汚れ、汗じみなどの汚れが目立つ。そのようなときには、中性洗剤であるオシャレ着用洗剤の原液を付けておく。ブラシに少量の洗剤をつけてこすり洗いをしてもよいだろう。汚れがひどく落ちづらい場合は、洗剤をしみ込ませて5分ほどおき、ブラシで軽く叩くと落ちやすくなる。

毛布を屏風畳みして洗濯ネットに入れる

自宅の洗濯機で毛布を洗うときは、洗濯ネットを使うと安心だ。ネットに入れることで、洗濯槽での偏りを防止したり、毛布を摩擦から守ってくれたりする。洗濯機の機種によっては洗濯ネットが必要なので、説明書で確認しておこう。ただし、洗濯ネットや洗濯キャップは熱に弱いものが多いため、乾燥機にかけるときは取り外しておくことを忘れないでほしい。

汚れが落ちやすい畳み方としては、洗濯槽にすっぽり入るくらいの高さになるように調整しながらジャバラ状に折り、屏風畳みにする。さらに、それをロール状にしてからネットに入れよう。
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オシャレ着用中性洗剤を用意する

自宅の洗濯機で毛布を洗う場合は、粉洗剤よりも液体洗剤の方がおすすめだ。粉洗剤は、どうしても溶けにくい。また、洗浄力が強いため毛布を傷めてしまう心配がある。毛布の洗濯には、素材にやさしい「中性洗剤」がおすすめだ。オシャレ着用洗剤があればぜひ使おう。

ふっくら仕上げたいときは柔軟剤も使おう

柔軟剤は必須ではないが、使用すればフワッとした仕上がりになる、静電気を抑えられるなどのメリットがある。好みで使い分けるといいだろう。

4. 毛布を洗濯機で洗う手順

続いて、毛布を洗濯機で洗うときの手順を解説していく。

手順1.洗濯ネットに入れた毛布を洗濯機に入れる

毛布を屏風畳みにして洗濯ネットに入れてから、洗濯機に入れる。

手順2.「毛布」「大物洗い」などのコースに設定する

洗濯機の「毛布」「大物洗い」などのコースを選択して設定する。

手順3.オシャレ着用中性洗剤や柔軟剤をセットする

表示された容量のオシャレ着用中性洗剤や柔軟剤を投入口に入れる。

手順4.スタートボタンを押す

スタートボタンを押して洗濯スタート。毛布は普通の洗濯物と違って浮きやすい。そのため、毛布の上部が洗濯液に浸からないまま洗濯が終わってしまうこともある。水がたまったところで一度ストップさせて、毛布を押し沈めて再開させよう。

手順5.干してしっかり乾燥させれば完了

終わったら取り出して干し、しっかり乾燥させれば完了だ。毛布によっては陰干しが必要なものもあるため、洗濯表示で確認しておこう。

毛布を洗濯機でキレイに洗うコツまとめ

・洗濯ネットに毛布を入れるときは屏風畳みにする
・毛布や大物洗いなどのコースで洗濯する
・柔軟剤は必須ではないが、仕上がりがふんわりして静電気を抑えてくれる
・毛布が浮かないよう、水がたまったところで一時停止して押し沈める
・洗濯表示のとおりに干す

5. 洗濯機で洗った毛布の干し方

洗濯機で毛布を洗う方法がわかったところで、洗濯した毛布の干し方や乾燥機の使用について解説していこう。

風通しのよい場所で「M字干し」が基本

毛布の干し方は、物干し竿を2本使う「M字干し」がおすすめだ。途中で裏返しつつ、風通しのよい場所で完全に乾くまでじっくり干そう。

干し方に関する洗濯表示もチェックしておこう

毛布の素材によっては、早く乾かそうと直射日光に当ててしまうと、生地を傷めたり色が褪せたりする危険性もある。とくに陰干しマークがついている毛布の場合は、洗濯機で洗ったあとに直射日光を避けたところで干すことが大切だ。洗濯タグで陰干しが指定されているときは、風通しのいい日陰に干そう。陰干しが必要な場合は、四角に斜めの線が入ったマークが記載されている。

乾燥機の使用は?

毛布の洗濯表示が乾燥機OKとなっていれば、乾燥機を使用できる。「タンブル乾燥」がNGの場合は、乾燥機の使用を控えたほうがよい。四角の中に大きな丸が描かれ、その中心に小さな黒丸が1〜2個あれば、タンブル乾燥OKだ。また、毛布全体に洗濯液や温風が効率よく行き渡るよう、やや大きめの洗濯機と乾燥機を選ぼう。
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6. 洗濯機に入らない毛布の洗い方|手洗い

洗濯機に毛布が入りきらない場合、手洗い(踏み洗い)する方法がある。

毛布を踏み洗いする方法

1.浴槽に40℃ほどのぬるま湯をはり、中性洗剤を溶かす
2.毛布を屏風畳みにして浸す
3.足で全体をくまなく踏み洗いする
4.いったんお湯を抜き、シャワーをあてながら踏み洗いをする
5.キレイなぬるま湯を溜め、踏み洗いですすぐ
6.「4」「5」を2〜3回繰り返す

洗濯機での洗濯と同様だが、手洗いの前にほこりなどの汚れをとっておこう。足で踏み洗いする際は、すべらないように浴槽のフチや手すりにつかまり、転倒しないように注意してほしい。すすぎの水に泡が出なくなったら、浴槽にかけて水を切ろう。

7. 洗濯機に入らない毛布の洗い方|コインランドリー

洗濯機に入り切らない毛布は、コインランドリーに持ち込んで洗うのもよいだろう。

毛布の洗濯にコインランドリーをおすすめする理由

毛布を持ち運びする手間はかかるが、コインランドリーなら1日で洗濯が完了するのがメリットだ。また、高温の乾燥機で乾かすことでダニ対策にもなる。さらに、乾燥機を使って高温で乾燥させると、毛布がふっくらと仕上がるのもポイントだ。

コインランドリーで毛布を洗うときのポイント

1.洗濯機に毛布を投入する
2.コインを入れる
3.コースが選べるようなら「毛布」などを選んでスタートする
4.洗濯が終わったら取り出して乾燥機に移す
5.コインを入れ30分を目安に乾燥機にかける

普通の洗濯物の洗い方と同じ流れだ。洗剤は、自動投入のものと手動で投入しなければならないものがある。念のため中性洗剤を持参するといいだろう。30分経ったら一度取り出し、湿っていれば10分ずつ(または100円分ずつ)追加して完全に乾かそう。
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8. 洗濯機で洗えない毛布はクリーニングがおすすめ

洗濯不可の毛布は、残念ながら自宅やコインランドリーでは洗えない。クリーニングに出すのがおすすめだ。素材の風合いを損ねることなく、毛布をキレイにしてもらえる。クリーニングに出せば、自宅の洗濯機やコインランドリーで落ちづらい頑固な汚れも落ちる可能性がある。ダニの駆除はもちろん、防ダニ加工をしてもらえるため、安心して毛布を使えるだろう。
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9. 毛布を洗濯機で洗う頻度や汚れを防ぐコツは?

毛布を洗濯機で洗う頻度や、日々のお手入れで汚れを防ぐコツを見ていこう。

毛布を洗濯機で洗う頻度

毛布を洗濯機で洗う頻度は、それぞれの家庭の事情で違ってくるだろう。

毛布を洗う頻度として一般的なのは「毛布を使用するシーズン前」「毛布を片付けるシーズン後」の2回が多いだろう。

毛布は、晩秋から春先までの半年ほど使用する。シーズン半ばに、さらにもう1回洗濯機で洗っておくと清潔を保つことができる。

毛布の汚れを防ぐコツ

・消臭や除菌作用のあるスプレーを吹きつける
・洗濯しなくてもときどき風通しのいい場所に干して乾燥させる
・毛布カバーを使う

毎日のケアは、ファブリーズなど、布に使える消臭・除菌スプレーを使おう。また、週に1回くらいは天日干しまたは陰干しをして、毛布の湿気を飛ばしておくこともおすすめしたい。また、毛布にもカバーがあるのをご存知だろうか。汚れたときにカバーだけを洗えるため、日々の洗濯が手軽になる。洗い方と同時にお手入れも覚えておけば、キレイな毛布を長くキープできるはずだ。手間はかかるが、ぜひ取り入れてほしい。

10. 毛布をキレイに洗濯して来シーズンも快適に使おう

毛布を汚れたまま放置すると、ダニやカビ、嫌なにおいの原因になる。洗濯表示や素材、洗濯機のコースを確認して洗おう。毛布をキレイに洗濯すれば、来シーズンも快適に使えるはずだ。

結論

大きくて乾きづらい毛布だが、素材や洗濯機によっては自宅で簡単に洗うことができる。間違った洗濯方法で、毛布が傷むのは避けたいものだ。洗濯できるかどうかの判断や洗い方、コツなど、毛布の洗濯について知りたいことがあれば、ぜひ当記事を参考にしてほしい。
(参考文献)
1:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash.html
2:消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
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  • 公開日:

    2020年3月19日

  • 更新日:

    2021年7月 2日

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