1. エアコンの大掃除はどこを掃除すればいい?

エアコンは掃除する部分はそこまで多くない。しかし、素人には難しいと感じる箇所もある。不安を感じたらプロに頼むのも一つの手だ。
フィルター
エアコンの掃除と言えば、フィルターの掃除をイメージする人も多いだろう。掃除の頻度が多くないのであれば、きっとフィルターにはかなりの埃が付着している。埃が空気中を漂ったり、床に落ちたりする可能性があるので掃除中はマスクや新聞紙など使用した方がいい。
吹き出し口
エアコンから風が出てくる部分。吹き出し口を覗き込むと汚れがびっしりついていることも。汚れに気付いていても、汚れまで手が届かずそのままにしている人も多いのではないだろうか。アレルギーの原因になる事もあるのでしっかりと落としておこう。
内部
エアコン内部の掃除は、専用スプレーや水をエアコン内部に流し入れて洗うことが多い。薬局で専用のスプレーが販売しているが、完璧なエアコン内部の掃除は技術的に素人には難しい。エアコン内部の掃除はリスクも含めて説明していくので、実施するか参考にして欲しい。
2. エアコンの主な汚れ

掃除はどんな汚れか把握してからの方がお掃除効率は高まる。エアコンの主な汚れについて説明する。
埃
フィルターに付着する大半の汚れが埃。空気中に漂っている埃が付着する。比較的掃除が簡単な汚れだが、掃除の際はマスクの着用をおすすめする。
カビ
カビの中でも黒カビが発生する事が多い。家中のどこにでも発生するカビで「クロカワカビ」とも呼ばれる。黒カビはアレルギーなどの原因になる事もあるので、エアコンを通して部屋中に広げないためにも発生したら早めに対策をしたい。
その他
ダニの死骸、たばこの煙や料理中に発生した水蒸気に含まれる油なども付着していることもある。もし、エアコンがキッチンに近い場合やエアコン付近でたばこを吸うことが多い場合、エアコンはより一層汚れていると思った方がよい。
3. エアコンの大掃除に必要な道具

エアコンの汚れを理解した後は、掃除に必要な道具を揃えよう。
- アルカリ性の洗剤
- 重曹
- 雑巾
- 養生テープ
- ゴミ袋(広げてビニールとして使用する)
- 新聞紙
- バケツ
- エアコン洗浄スプレー
- マスク
掃除中エアコンの汚れは空気中を漂い、吸い込むおそれがあるためマスク着用をおすすめする。軽度な汚れは台所用中性洗剤を使うが、油汚れや黒カビは「酸性」のため「アルカリ性」の洗剤と使うと効果的だ。必要な道具は薬局や100円ショップで手に入れる事ができる。
4. エアコンの大掃除をする

それでは実際にエアコンの大掃除をはじめよう。安全のために「必ずコンセントを抜いてから」作業する。前もって壁や天井、家具などが汚れないようゴミ袋と養生テープを使ってガードをしよう。ゴミ袋を切って大きく使ってもいいし面倒な場合はそのまま養生テープで貼り付けてもよい。
フィルター
まずはフィルターの掃除からはじめる。エアコンからフィルターを外す。埃が大量に付着していたら先に新聞紙などの上で掃除機である程度埃を吸い取っておくと後の作業が楽になる。また、フィルターをバケツに入れてお風呂場で掃除すると、汚れが飛び散っても後片付けが簡単だ。バケツに水またはぬるま湯を入れ、台所用中性洗剤を適量混ぜフィルターを10分ほどつけておく。その後ブラシや歯ブラシで汚れを擦ってしっかりと乾燥させる。その間にエアコン本体側も掃除機などを使い、残った埃を吸い取っておこう。フィルターが完全に乾いたら元に戻す。
吹き出し口
吹き出しの口の汚れは黒カビが多い。黒カビはついて間もないものは比較的簡単に落ちる。割り箸にキッチンペーパー等を巻き上下を輪ゴムで止めお掃除棒を作る。水又はお湯で濡らし固く絞る。吹き出し口の中に掃除棒を入れ、黒カビを拭いていけばOKだ。また、黒カビには「重曹」と「クエン酸」に「水」を混ぜ発泡させた溶液を使う事でより効果的に掃除が可能だ。重曹小さじ2に対してクエン酸小さじ1を容器に取り、上から少し水をかければ溶液の完成だ。
内部
エアコン掃除の一番難しい部分が、エアコン内部の掃除だ。通称「フィン」と呼ばれる金属部分には様々な汚れが付着する。簡単には取り外す事もできないため汚れが溜まりやすい。薬局ではフィンの掃除用にエアコン洗浄スプレーが販売されていて、簡単にエアコン内部に噴射することが出来る。掃除方法はフィルターを外した後にフィン部分に吹きかけるだけでよい。汚れは自動的に室外へ流れ出てくれるが、汚れが取り散る可能性もあるのでしっかりと養生しておこう。
それと、一つ注意しておかなければならないこともある。エアコン洗浄スプレーは簡単に使用できるが、使い方次第ではカビの繁殖を助けてしまう恐れがあるのだ。エアコン洗浄スプレーの薬剤は、後から高圧の水を噴射し洗い流さなければならない。薬剤が残ったままだと、薬剤を栄養にしてカビが発生する可能性があるためだ。エアコン内部の掃除については、自分でできるか判断し、難しいそうならプロに頼んでみよう。
それと、一つ注意しておかなければならないこともある。エアコン洗浄スプレーは簡単に使用できるが、使い方次第ではカビの繁殖を助けてしまう恐れがあるのだ。エアコン洗浄スプレーの薬剤は、後から高圧の水を噴射し洗い流さなければならない。薬剤が残ったままだと、薬剤を栄養にしてカビが発生する可能性があるためだ。エアコン内部の掃除については、自分でできるか判断し、難しいそうならプロに頼んでみよう。
結論
エアコンの掃除は全体的に見ると少し手が掛かるが、定期的に掃除することで寿命や電気代に大きく影響する。また、汚れた状態で使い続けると汚れを含んだ空気が部屋全体へ広がり、健康へ影響を及ぼす可能性もある。エアコンの掃除は汚れてからではなく、定期的に実施して欲しい。
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