- 1. マジックテープの接着力が弱まるワケ
- 2. マジックテープを復活させる裏ワザ4選
- 3. 【筆者の体験談】高級スニーカーはおすすめしない
- 4. それでもマジックテープが復活しないときは?
- 5. アイロンやドライヤーを使うのはNG
- 6. マジックテープを長持ちさせる使い方・お手入れ
- ピンセットや爪楊枝:OK。手間だが効果があり、高級品にもおすすめ
- スリッカーブラシ:面積が広いので高級品にはおすすめしない
- 掃除用粘着シート:ピンセットなどとの合わせワザがおすすめ
- 歯ブラシ:同じくピンセットなどとの合わせワザが効果的
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1. マジックテープの接着力が弱まるワケ
最初に断っておくと『マジックテープ』は株式会社クラレの登録商標である。ただし本稿では便宜上、マジックテープと類似した機能を持つ一般的な機構を「マジックテープ」として話を進めさせていただく。まずはマジックテープが弱まる理由から見ていこう。
ホコリやゴミなどが絡まった
マジックテープのすき間にホコリや糸くずなどの汚れが絡まると弱まる。着脱する際に発生する静電気も小さなゴミを吸い寄せる原因のひとつだ。
フック面やループ面がほつれた・伸びた
長期間使用するなどした場合、マジックテープのフック面やループ面がほつれたり伸びたりして、弱まる・寿命を迎えることがある。
2. マジックテープを復活させる裏ワザ4選
弱まった靴やバッグなどのマジックテープを蘇らせる方法を紹介していこう。100均でも手に入るアイテムを使った簡単な方法だ。
ピンセットまたは爪楊枝で汚れを取り除く
マジックテープの奥まで入り込んだゴミを、ピンセットや爪楊枝を使って丁寧に取り除くことで粘着力を復活させられる。
スリッカーブラシで汚れを取り除く
ペット用のブラシは先端が細く曲がっているため、ゴミが引っかかりやすいのが特徴である。マジックテープを傷つけないように注意しながら、ブラシを使ってゴミを取り除くとよいだろう。
掃除用粘着シートで汚れを取り除く
掃除用粘着シートを貼り、ペタペタとゴミを取り除いてマジックテープを復活させるのもおすすめである。キレイになるまで何度か繰り返すのがコツだ。
歯ブラシで汚れを取り除く
マジックテープを復活させるために歯ブラシで汚れた面をこするのもよいだろう。歯ブラシは柔らかい素材なので、マジックテープを傷つけることなくゴミを取り除くことができる。
3. 【筆者の体験談】高級スニーカーはおすすめしない
筆者が所有しているベルクロのスニーカーと、マジックテープで固定するタイプのサンダルで試してみた。粘着力が弱っていたわけではないが、効果を検証した。
試した裏ワザと効果
高級スニーカーには慎重に
単なるマジックテープでありそれ以上でもそれ以下でもないのだが、高級スニーカーに関してはなぜか気が引けた。失敗して悪化させたら...という心配が先立ったためだ。お気に入りや高級なスニーカーの場合は、素直に靴の修理店に持ち込むかマジックテープのみを貼り替えるといった方法がよいだろう。
4. それでもマジックテープが復活しないときは?
上述した方法でマジックテープが復活しなかった場合の選択肢は限られてくる。
靴などの修理店に持ち込む
街なかの靴やカバンなどの修理店に、ダメ元で持ち込む方法がある。マジックテープ自体を交換してもらうというわけだ。
使い続けたいなら買い替えを
マジックテープが付いているアイテムを使い続けたいのであれば、潔くマジックテープを買い替えるのが賢明だ。ゴミなどの汚れだけが原因なら簡単に復活するが、マジックテープ自体が弱っている場合、完全復活は望めない。100均で手に入るので、復活に執着するよりは買い替えた(貼り替えた)ほうがストレスが少なく済むはずだ。
ふわふわなアイテムに使うリメイクアイデアも
ご家庭内を見渡してみよう。ふわふわな素材のクッションや巾着、ポーチなどはないだろうか?弱まったマジックテープでも、ふわふわな素材のアイテムに取り付けることで、まだまだ十分、マジックテープとしての機能を果たしてくれることが多い。縫い付けるだけなどリメイクも簡単なので、身の回りにあればぜひ活用してみよう。
5. アイロンやドライヤーを使うのはNG
アイロンをあてたり、ドライヤーの温風をあてたりしてマジックテープを復活させる方法も紹介されているが、おすすめはしない。
効果の割に、熱による変形・変質・火傷などリスクが多い
マジックテープはプラスチック製であることが多く熱に弱い。溶けたり変形したりするおそれがあるので、熱を加えることは控えよう(ドライヤーの温風でも100度を超える)。
そもそも新品のような復活は遂げられないし、仮に使い勝手が良くなっても耐久性は低い。溶ければマジックテープの役割は果たせないし、被着体が焦げて変色したり臭くなったりするリスクもある。100均で買えるので、素直に貼り替えるなどしたほうがよいだろう。
6. マジックテープを長持ちさせる使い方・お手入れ
マジックテープを少しでも長持ちさせたければ、使い方に注意を払うことだ。
勢いよく剥がさない
マジックテープを勢いよく剥がすと劣化が早まる。フック面の伸びやループ面の毛羽立ちを抑えて劣化を遅らせるためにも、丁寧に剥がすことを心がけよう。
普段はくっつけておく
ホコリやゴミができるだけ付着しないよう、普段はマジックテープをくっつけておくとよい。
洗濯するときは必ずネットに入れる
洗濯ネットに入れることで、ほかの洗濯物との摩擦やゴミ・汚れの付着から守れる。くっつけた状態で洗濯ネットに入れればなお効果的だ。
結論
くっつきにくくなったマジックテープは、ゴミや汚れを取り除くことで復活できる可能性がある。ただしマジックテープ自体が弱っているときは、買い替える(貼り替える)ことも検討しよう。同時に、長く使うためにも日頃から正しく取り扱うことを心がけたい。
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