- 1. ネクタイのベストな長さ(大剣の先端の位置)は?
- 2. ネクタイの長さ(全長)は全て同じ規格なのか?
- 3. ネクタイをちょうどよい長さに結ぶコツ
- 4. 自分の身長に合ったネクタイの選び方
- 5. マナー違反となりうる「ネクタイの長さ」とは?
- 身長165cm:140〜145cm程度のネクタイ
- 身長165〜170cm:150〜155cm程度のネクタイ
- 身長170〜175cm:155〜160cm程度のネクタイ
- 身長175〜185cm:160〜170cm程度のネクタイ
- 大剣よりも後ろ小剣のほうが長い
- 大剣の先端がベルトのバックルを半分以上隠してしまっている
- 大剣の先端がベルトのバックルにかかっていない
1. ネクタイのベストな長さ(大剣の先端の位置)は?
さっそく、ネクタイのベストな長さについて解説していこう。目安は大剣の先端(尖った部分)がどこにくるようにすればよいか、でわかる。
ベルトのバックルの下半分が見える程度
ネクタイの大剣の先端が、ベルトのバックルに少しかぶる程度、より細かくいえばバックルの下半分が見えている程度がベストな長さといわれている。大剣の先端がズボンのチャックまで隠していたり、ベルトのバックルがすべて見えていたりする場合はそれぞれ「長すぎ」「短すぎ」と考えてよいだろう。
ネクタイの長さにこだわることの大切さ
たかがネクタイの長さと思うことなかれ。ネクタイの微妙な長さによって他者からの印象は大きく変わる。短すぎれば「ラフ」「カジュアル」「窮屈」といった印象を、長すぎると「胴長」「だらしがない」「不慣れ」といった印象を与えるおそれがある。ビジネスシーンではとくに、ネクタイの長さは重要だ。
2. ネクタイの長さ(全長)は全て同じ規格なのか?
「いつもと同じように結んでいるはずなのに、どうしても大剣の位置が下にきてしまう」という経験をした方も多いだろう。そもそもネクタイはすべて同じ長さで作られているのだろうか?
一般的なネクタイは140cmを基準に作られている
市販のネクタイの多くは140cmを基準に作られている。ピッタリ140cmではないが、メーカーやブランドの垣根を超えて140cmを目安に作られているものが多い。お手持ちのネクタイを確認してみてはいかがだろうか?
「長めのネクタイ」「大剣の幅が大きなネクタイ」などもある
ネクタイの中には長めに作られているものもある。たとえば海外製のネクタイを購入する場合などは、日本人向けではないため長いと感じるだろう。いつもと同じ結び方をしているのにどうしても長さがしっくりこない、という方はぜひ長さをチェックしてみよう。
またネクタイの大剣の幅にも違いがある。平均9cmほどとされるが、5cmや10cmといったネクタイもある。よく確認しないと、ビジネスシーンでインパクトの強いネクタイをさらけ出すことになってしまうかもしれないので注意しよう。
3. ネクタイをちょうどよい長さに結ぶコツ
ネクタイのベストな長さはわかったが、ではその位置に安定して結べるようになるにはどのようなコツがあるのだろうか?意外と簡単なので、これまでなんとなく感覚で結んでいたという方はぜひ覚えておこう。
「縫い目」を活用すれば手軽にベストの長さに結べる
まずはネクタイを首にかけ、裏側の縫い目をワイシャツの3〜4番目のボタンの間にもってこよう。ここで結べば、ちょうどよい長さに収まるはずだ。体型などにより多少異なるかもしれないが、まずはここを基準に結んでみて、あとは個人で微調整してみてほしい。
4. 自分の身長に合ったネクタイの選び方
当然、身長が変われば胴の長さも変わるため、選ぶネクタイの長さも変わってくる。デザインだけで購入することが多い方、今まで長さなど気にしてこなかった方はぜひ、自分に合うネクタイの選び方を覚えておこう。
身長別・ネクタイの長さの目安
あくまで目安だが、一般的には「身長マイナス15cm」の長さのネクタイがピッタリとされている。どれくらいの長さのネクタイを選べばよいか迷ったときはひとつの参考にしてほしい。
5. マナー違反となりうる「ネクタイの長さ」とは?
最後に、ネクタイの長さに関してマナー違反となるおそれがあるポイントを解説しておこう。
マナー違反になるおそれがある「ネクタイの長さ」とは?
冒頭でもお伝えした通り、ネクタイのベストな長さは大剣の先端がベルトのバックルを半分ほど隠す位置だ。とはいえ外すオシャレもあるし、短いネクタイや長いネクタイなども多くある。そういう観点でいえばケースバイケースではあるだろう。だがビジネスシーンや正装をするシーンなどはとくに、マナー違反に受け取られないように注意しておこう。
結論
ネクタイはデザイン重視で選んでしまうという方も多いだろう。だが長さも意識しないと自分に合うネクタイを選べない。長すぎるのも短すぎるのも、マナー違反といった大げさなことにはならずとも、相手によい印象を与えづらくなってしまうことは確かだ。この機会にぜひ、ネクタイのベストな長さや選び方、結び方のコツなどを身につけておこう。
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