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ホワイトリカーについて解説!梅の時期によく見るお酒の正体とは?

ホワイトリカーについて解説!梅の時期によく見るお酒の正体とは?

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年12月23日

ホワイトリカーというものをご存知だろうか。果実酒用によく使われるお酒なのだが、実は日本に昔から存在する、とあるお酒の仲間なのである。本記事では、ホワイトリカーとは何か、また果実酒に使う以外の用途は何かなど、詳しく紹介をしよう。

  
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1. ホワイトリカーとは?味わいや香り・原料などの基本的な特徴について解説

ホワイトリカーとは一体どんなお酒なんだろうか。まずはホワイトリカーについて解説しよう。

ホワイトリカーとは?

ホワイトリカーとは、本来無味無臭のクリアなお酒全般を表す言葉である。海外ではウォッカなども含まれるが、日本では主に果実酒用などに使う食用アルコールを指す。分類としては連続式蒸留焼酎に分類される。連続式蒸留焼酎とは穀類や糖類などを発酵させ、絞った原酒をさらに連続式蒸留器で蒸溜したもの。ホワイトリカーは連続式蒸留焼酎の中でもかなり度数が高い方に分類されるが、これは果実酒をつける際にあまり低い度数だと違法になり、また腐りやすくなるためだ。

ホワイトリカーが果実酒によく利用される理由

ホワイトリカーといえば、梅酒をはじめとする果実酒によく利用されているイメージが強いが、実際ホワイトリカーは果実酒に適している。無味無臭であることが果実の香りを邪魔せず、しかも腐らせにくいことから利用されている。逆に本格焼酎を含む単式蒸留焼酎では原料の香りが立ちすぎてしまうため不向きだ。

ホワイトリカーには1と2がある

実は、ホワイトリカー1と連続式蒸留焼酎、ホワイトリカー2と単式蒸留焼酎はそれぞれ同じものを指す。しかもホワイトリカー1である連続式蒸留焼酎の定義としてはアルコール度数36度以下、ホワイトリカー2の単式蒸留焼酎はアルコール度数45度以下でなければならない。45度以上のものは「スピリッツ」とされ、厳密にいえばホワイトリカーではないのだ。

2. ホワイトリカーの度数はどれくらい?消毒にも使える?

ホワイトリカーの度数は、実は法律で定められている。ここではホワイトリカーの度数のほか、消毒に使える度数なのかも紹介しよう。

ホワイトリカーの度数

ホワイトリカーのうち、ホワイトリカー1の方は先ほど解説した通り35度のものが多い。ただ浸漬酒用として47度のお酒が販売されていることもある。このお酒はマムシ・蜂などを漬ける用で、しかもスピリッツになるので厳密にいえばホワイトリカーではないことに注意しよう。

ホワイトリカーは消毒に使えるのか

時折、ホワイトリカーを消毒に使うことがある。しかしこれは主に果実酒をつける前、瓶をアルコールで拭く際にホワイトリカーを使うだけのことだ。噴霧用の手指消毒アルコールにするには度数が足りない。そのため有限会社電机本舗(でんきほんぽ)は蒸溜して使う方法を解説している。その際は湯煎で温めながら蒸溜することが勧められている。

【番外】スピリタスは消毒に使えるのか

スピリタスは世界1を誇るアルコール度数のお酒である。ホワイトリカーを使うより、一見消毒に向いている気もするだろう。しかしスピリタスをはじめ90度を超えるアルコール度数のお酒は、そもそも消毒に不向きなのである。消毒にちょうどいいアルコール度数は70度から80度までであり、それ以上であるとウイルスに作用する前に蒸発してしまうため効果がないのだ。逆に低すぎても効果がないため、ホワイトリカーをそのまま消毒に使うのも効果がない。また、あまりに高濃度のアルコールを部屋の空気中に噴霧すると電化製品のショートなどが発生することもあるので、食用アルコールとして使うだけに留めよう。

3. ホワイトリカーのおすすめの飲み方や利用方法は?

ホワイトリカーといえば梅酒を作る用のお酒だが、梅酒だけが用途ではないことをご存知だろうか。美味しい梅酒の作り方をはじめ、アレンジレシピについても紹介する。

美味しい梅酒の作り方

まずは基本の梅酒を作ろう。梅が旬で安価に手に入る時期になった際に作ると美味しいのでぜひ作ってみてほしい。以下のレシピは有限会社紀州梅苑の公表するものを引用した。

材料
青梅 1kg
氷砂糖(他の砂糖でも可) 500g〜800g
ホワイトリカー 1.8L
5Lの蓋が密封できる広口瓶

作り方
1.広口瓶を煮沸消毒し、水気を切って乾かしておく。
2.青梅を流水で水洗いした後、水気を拭いてヘタをとる。この際竹串を使うと作りやすい。3.青梅と氷砂糖を交互に敷き詰め、ホワイトリカーを全て注いで冷暗所に保管すれば完成だ。つける期間は1ヶ月から1年以内にとどめ、青梅はその間に取り出そう。濁る場合は濾して保存する。また冷凍梅を使って作っても美味しい。

果実酒以外の楽しみ方と注意点

果実酒以外にも、ホワイトリカーに香辛料や昆布、鰹を漬け込んでおけば自家製調味料になったり、簡単に出汁を作ることができる。またホワイトリカー以外にもブランデーなどで漬け込んでもよい。ただいずれの場合もホワイトリカーなどの20度以上のお酒を使うこと、漬け込む材料に米などの穀物、あるいはぶどうや山ぶどうなどを漬け込んではいけないことは守るようにしよう。(※)

4. ホワイトリカーはどこで手に入る?

最後に、ホワイトリカーをどこで手に入れればいいかについて解説しよう。

ホワイトリカーをスーパーで

スーパーマーケットではとくに梅酒の時期になると、瓶や氷砂糖と一緒に販売されることがある。そのため梅が旬の時期になったら買いに行くとよいだろう。ホワイトリカーは1.8L1100円程度で販売されているので、かなり手軽に購入ができるお酒といえる。

ホワイトリカーはホームセンターにも売ってる?

DIY用品を多く取り扱うホームセンター。実は、ホワイトリカーをはじめとする梅酒の用品も販売している。中にはネットで頼めば店舗受け取りが可能なホームセンターもあるので、これらを利用するのもいいだろう。こちらもホワイトリカー1.8Lが1000円程度で販売されていることが多い。スーパーで購入するよりも安く手に入ることもあるので、覚えておこう。

ホワイトリカーを年中使いたいなら通販で

Amazonでは1.8L1600円程度でホワイトリカーが販売されている。送料が含まれるため若干割高だが、利点としては重いホワイトリカーをほかの荷物と一緒に持ち運ばなくてもよい。氷砂糖なども販売しているため、買いに行くのが大変だったり、材料を全て一度に揃えたいと思う場合などは通販の利用が便利だ。

結論

ホワイトリカーは主に果実酒用に使うお酒である。とはいえその正体はかなりアルコール度数の高い連続式蒸留焼酎だ。無味無臭な点が果実酒に向いているとされる。そんなホワイトリカーだが消毒用には向かないため、あくまで飲用に留めておこう。ホワイトリカーを手に入れて、梅が美味しい時期になったらぜひ梅酒を作ってみてはいかがだろうか。
※:国税庁「お酒に関するQ&A【自家醸造】」https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm
  

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