- 1. 焼酎の炭酸割りとはどんな飲み物?度数や味わいを解説
- 2. 焼酎の炭酸割りの美味しい作り方
- 3. 焼酎の炭酸割りは太りやすい?カロリーと糖質をチェック
- 4. 焼酎の炭酸割り以外におすすめの飲み方
- 5. 炭酸割りにおすすめの焼酎の銘柄3選
- あらかじめ冷やしておいたグラスに氷を入れる
- 氷に触れるように焼酎を注いでいく
- いったんステアし、氷と焼酎をなじませる
- グラスのフチに沿って炭酸水を注いでいく
- 1〜2回など軽くステアすれば完成
- ※1:第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版):文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm - ※2:アルコールのエネルギー(カロリー) _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-059.html
1. 焼酎の炭酸割りとはどんな飲み物?度数や味わいを解説
焼酎の炭酸割りとは具体的にどういったお酒なのか、ソーダ割りやチューハイとの違い、味わいやアルコール度数などの基本的なところから解説していこう。
焼酎の炭酸割りとは
焼酎の炭酸割りとは、その名前の通り焼酎を炭酸水で割ったシンプルなお酒である。一般的に、焼酎を水やお湯以外で割る場合、風味が少ない焼酎甲類(連続式蒸留焼酎)を選ぶことが多い。その点、焼酎の炭酸割りは原料の風味が生きた焼酎乙類(単式蒸留焼酎)とも相性がよい。焼酎の種類にこだわらずに楽しめるお酒、というわけだ。
【焼酎のソーダ割り】【チューハイ】との違いは?
ソーダと炭酸水は同義として扱われることも多いが、厳密には製法が異なるため別のものといえる。ソーダは重曹とクエン酸に水を加えて作られたもの、炭酸水は天然もののほか、水に(人工的に)炭酸を加えたもの、といった具合だ。とはいえほぼ同義と考えても差し支えはないだろう。
またチューハイは焼酎の炭酸割りに風味づけ(フレーバー等)を加えたものや、炭酸ではないお茶系で割ったものなども含まれる。広義でチューハイのひとつが焼酎の炭酸割り、といったところだろう。
焼酎の炭酸割りの味
焼酎の炭酸割りがどのような味に仕上がるかは、ベースに使用する焼酎の種類で変わる。焼酎甲類ならクセのないスッキリした味わいになる。一方、焼酎乙類であれば芋や麦、米や蕎麦など原料の風味がやさしく香る。いずれにおいても共通点は炭酸水のさわやかなのどごしを楽しめる点だ。
焼酎の炭酸割りのアルコール度数
こちらは焼酎のアルコール度数と炭酸水の割合などで変わる。たとえば25度の焼酎と炭酸水を1:3で割った場合、アルコール度数は6〜7度あたりで落ち着く。食中酒にピッタリだろう。
焼酎の炭酸割りの歴史は意外と古い?
焼酎の炭酸割りは歴史あるお酒だ。起源は昭和20年代までさかのぼる。場所は東京・下町の大衆居酒屋、当時まだ飲みにくかった焼酎を飲みやすくアレンジするために炭酸水で割ったことがはじまりとされている。ハイボールと聞くとウイスキーの炭酸割りをイメージする方も多いが、実は焼酎の炭酸割りも古くから「焼酎ハイボール」として広く親しまれてきた飲み方なのである。
2. 焼酎の炭酸割りの美味しい作り方
焼酎を炭酸水で割るだけというシンプルなお酒だが、だからこそ割り方によって味わいが大きく変わってしまう。最終的にはお好みの作り方を発見していただきたいのだが、その前に基本のレシピはぜひ押さえておこう。
焼酎の炭酸割りを美味しく作る方法
シンプルだが、氷と焼酎をなじませること、炭酸が抜けないようにグラスのフチに沿って注ぐこと、混ぜすぎないことなどがポイントになる。
【焼酎と炭酸水の割合はどうする?】
好みだが、たとえば25度の焼酎甲類を使用する場合、1:2にすれば8度程度、1:3にすれば6〜7度程度になる。これらを基準に、薄めにするか濃いめにするかで分量を調節してみよう。
3. 焼酎の炭酸割りは太りやすい?カロリーと糖質をチェック
ダイエット中の方などはとくに、焼酎の炭酸割りが太るのかどうか気になるところだろう。一般的に、焼酎は太りにくいお酒というイメージがあるが、実際のところどうなのだろうか?
焼酎のカロリー
焼酎甲類100mlあたりのカロリーは「206kcal」、焼酎乙類は同「146kcal」である。ビールのカロリーが100mlで40kcalなので、こうして見ると焼酎は意外と高カロリーである。だが焼酎はアルコール度数が高い分、カロリーも高くなっているという特性がある。そのほとんどが、栄養素として体内に蓄積されないといわれている「エンプティカロリー」だ。
数値だけ見ると焼酎は高カロリーに思えてしまうが、実際には速やかに消費されるため焼酎を飲むことが直ちに高カロリー摂取につながるわけではない。(※1)(※2)
焼酎の糖質
焼酎は甲類、乙類ともに糖質ゼロ(100mlあたり0.5g未満)、プリン体ゼロ(同0.1mg未満)である。ビールや日本酒には糖質が含まれているためダイエット中の方は飲む際に注意が必要だが、焼酎は糖質制限中の方も比較的安心して飲めるお酒といえるだろう。
焼酎の炭酸割りは太りにくいが飲み方には注意
以上のことから、焼酎の炭酸割りそのものは太りにくいお酒といえる。ただし炭酸水ではなく炭酸ジュースを使ったり、糖質が含まれるもので割ったりすればカロリーや糖質もそれなりに摂取することになる。ダイエット中の方が焼酎の炭酸割りを飲むなら無糖がおすすめだ。
4. 焼酎の炭酸割り以外におすすめの飲み方
焼酎は炭酸水以外にも、さまざまな割りものと合わせて楽しめる。
焼酎のおすすめの割り方
たとえば焼酎の炭酸割りをベースに、果汁やジュースを加えてチューハイ感覚で飲んでみよう。さわやかなのどごしに甘みとフルーティーな風味が加わって飲みやすくなる。カットレモンをしぼり入れてもよいし、アップルジュースを加えてもよい。自由に試せるのが魅力だ。
そのほか珍しい割り方として、トマトジュース割りやアイスコーヒー割りなどもある。こちらもおすすめだ。焼酎の風味と絶妙にマッチするのでぜひ試してみよう。
5. 炭酸割りにおすすめの焼酎の銘柄3選
炭酸割りにおすすめの焼酎の銘柄を紹介しよう。いずれも流通量が多いので手軽に手に入る銘柄ばかりだ。炭酸割りに使用する焼酎選びに迷ったらぜひ試してみてほしい。
宮崎本店「亀甲宮焼酎」
「キンミヤ」でおなじみの焼酎甲類だ。安価ながら高品質で人気があり、クリアでほのかに感じる甘みを特徴とする。炭酸割りとの相性もバツグンで、どこか懐かしい古きよき焼酎ハイボールを楽しめる。
おすすめ商品
商品名:宮崎本店 キッコーミヤ焼酎 [ 焼酎 25度 720ml ]
霧島酒造「黒霧島」
霧島シリーズの定番として広く愛飲されている芋焼酎だ。黒霧島の炭酸割りは公式サイトで「黒ッキリボール」として推奨されている飲み方である。芋がふわりと香るスッキリした味わいが楽しめる。和洋中さまざまな料理とも相性がよいので、食中酒としてもおすすめだ。
おすすめ商品
商品名:霧島酒造 チューパック黒霧島 25度 [ 焼酎 宮崎県 1800ml×2本 ]
三和酒類「NEOいいちこ」
いいちこといえば日本の麦焼酎を代表する銘柄のひとつだが、NEOいいちこは、とくに炭酸割りと合うようにこだわってブレンドされた麦焼酎である。独自の酵母を使用した華やかでフルーティーな味わいが特徴だ。
おすすめ商品
商品名:iichikoNEO 4本セット [ 焼酎 25 日本 大分県 500ml×4本 瓶 その他のボックス]
結論
焼酎の炭酸割りは、焼酎の人気の飲み方のひとつである。カロリーや糖質も少ないので、ダイエット中の方にもおすすめできる。焼酎の炭酸割りは甲類・乙類問わず楽しめるので、まだ飲んだことがないという方もぜひ、お気軽に好みの焼酎と合わせて飲んでみてほしい。
(参考文献)
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