1. 焼酎の炭酸割りとは?味や度数などの基本的な特徴を紹介

はじめに、焼酎の炭酸割りについての基本的な特徴から解説する。焼酎の炭酸割りの歴史や味わいや度数についてなど、飲む前に基本をしっかりと押さえておこう。
焼酎の炭酸割りとは
焼酎の炭酸割りとは、その名前の通り焼酎をベースに炭酸水と合わせたシンプルな飲み方である。一般的に焼酎を水以外のさまざまな割りもので合わせる場合、風味の少ない甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)が選ばれることが多いが、焼酎の炭酸割りの場合は風味の付いた乙類焼酎(単式蒸留焼酎)とも相性がよい。自分のお気に入りの焼酎の銘柄で楽しめることがポイントだ。
焼酎の炭酸割りの歴史
焼酎の炭酸割りの歴史は、昭和20年代までさかのぼる。場所は東京下町の大衆居酒屋、当時はまだ飲みにくかった焼酎を飲みやすくアレンジするために炭酸水で割ったことがはじまりとされている。ハイボールと聞くとウイスキーの炭酸割りをイメージする人が多いだろうが、実は焼酎の炭酸割りも古くから焼酎ハイボールとして広く親しまれてきた飲み方なのである。
焼酎の炭酸割りの味や度数
焼酎の炭酸割りの味わいは、ベースに使用する焼酎の種類によって変わる。甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)の炭酸割りであれば、クセのないすっきりとした味わいになり、乙類焼酎(単式蒸留焼酎)の炭酸割りであれば、芋や麦・米や蕎麦など原料由来の風味がやさしく香る味わいが楽しめる。それぞれの共通点は、炭酸水のさわやかなのどごしだ。25度の焼酎と炭酸水を1:3の分量で割り合わせた場合、できあがりのアルコール度数は8度あたりまで落ち着くので、食中酒としても合わせやすい。ぜひ好みの焼酎をベースに焼酎の炭酸割りを楽しんでみよう。
2. 焼酎の炭酸割りを飲むと太る?

本項では焼酎の炭酸割りを飲むと太るのかということについて、解説していこう。一般的に焼酎自体は太りにくいお酒というイメージを持つ人は多いだろうが、実際はどうなのか。焼酎の持つカロリーや糖質をもとに、じっくり検証する。
焼酎のカロリーについて
はじめに、焼酎のカロリーから解説する。乙類焼酎(単式蒸留焼酎)の100mlあたりのカロリーは146kcalとなり、甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)の100mlあたりのカロリーは206kcalとなる。数字を見るだけではピンとこないかもしれないが、ビールのカロリーが100mlで40kcalなので、こう見ると焼酎は意外にも高カロリーであることがわかる。しかし、焼酎はアルコール度数が高い分カロリーが高くなっており、そのほとんどが「エンプティーカロリー」として栄養素として体内に蓄積されないものとなっているのだ。つまり、焼酎を飲むこと自体が高カロリー摂取につながるというわけではないことを、よく覚えておこう。
焼酎の糖質について
焼酎は乙類焼酎・甲類焼酎ともに糖質ゼロであることに加え、プリン体もゼロであることが特徴だ。ビールや日本酒には糖質が含まれているためダイエット中に飲むのはあまりおすすめできないが、焼酎であれば糖質制限中の人にもおすすめできるので、ダイエットにも向いているといえる。
焼酎の炭酸割りは太りやすい?
では、焼酎の炭酸割りを飲むと太るのかという疑問だが、そのまま飲んでも太りにくい焼酎をさらに炭酸で割って飲むので、よりカロリーも抑えられることから焼酎の炭酸割りは太りにくい飲み方であると考えられるだろう。ただし、使用する炭酸が炭酸ジュースであったり、糖質が含まれるものであれば高カロリー摂取の原因にもなるので、ダイエットとして焼酎の炭酸割りを飲むのであれば無糖の炭酸水で割ることをおすすめしたい。
3. 焼酎の炭酸割り以外におすすめの飲み方は?

焼酎は炭酸割り以外にも、さまざまな割りものと合わせて楽しめる。もちろん炭酸割りと同じく、ベースの焼酎の種類に限らず相性のよい割りものも多いので、炭酸割りに飲み慣れたら自分好みにいろいろとアレンジしてみよう。
焼酎のおすすめの割り方
たとえば、焼酎の炭酸割りをベースにして、そこに果汁やジュースを加えてチューハイ感覚で飲んでみよう。さわやかなのどごしに甘みやフルーティーな風味も加わり、より飲みやすい味わいを楽しめる。カットレモンをしぼり入れるもよし、アップルジュースを加えるもよし、自由にいろいろと試せるのがポイントだ。珍しい割り方では、トマトジュース割りやアイスコーヒー割りもおすすめだ。焼酎の風味とも絶妙にマッチするので、ぜひ実践してみよう。
4. 焼酎の炭酸割りでおすすめの銘柄は?

最後に、焼酎の炭酸割りにおすすめの銘柄をいくつか紹介しよう。どれも流通量が多く、どこでも簡単に手に入る銘柄なので焼酎選びに迷ったらぜひ一度、手にとってみてほしい。
宮崎本店「亀甲宮焼酎」
亀甲宮焼酎は「キンミヤ」の愛称でもおなじみの甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)である。流通する甲類焼酎の中でもとくに高品質であり、クリアでほのかに感じる甘みが特徴だ。炭酸割りとの相性もバツグンで、どこか懐かしいような古きよき焼酎ハイボールを楽しめる。
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霧島酒造「黒霧島」
黒霧島は、霧島酒造の霧島シリーズの定番として広く愛飲されている芋焼酎である。黒霧島の炭酸割りは、公式サイトでも「黒ッキリボール」として推奨されている飲み方であり、芋の香りがふわりと香るすっきりとした味わいが楽しめる。和洋中さまざまな料理とも相性がよいので、食中酒としてもおすすめだ。
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三和酒類「NEOいいちこ」
いいちこといえば日本の麦焼酎を代表する銘柄のひとつだが、NEOいいちこは、とくに炭酸割りと合うようにこだわってブレンドされた麦焼酎である。独自の酵母を使用した華やかでフルーティーな味わいが特徴だ。
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結論
焼酎の炭酸割りとは焼酎の人気の飲み方のひとつであり、ダイエット中の人にもおすすめできる飲み方であることを知ってもらえただろう。焼酎の種類も問わず楽しめるので、まだ飲んだことがないという人は気軽に好みの焼酎と合わせて飲んでみてほしい。