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【管理栄養士監修】親子丼のカロリー!丼ものなら親子丼がおすすめ?

【管理栄養士監修】親子丼のカロリー!丼ものなら親子丼がおすすめ?

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年1月28日

ゴロゴロとした鶏肉にトロトロの卵が美味しい「親子丼」。そんな親子丼には鶏肉・卵・ご飯などが使われているため、カロリーが気になるという人もいるだろう。そこで今回は、親子丼のカロリーについて詳しく解説する。また、含まれている主な栄養素やカロリーオフのコツなども紹介する。

  

1. 親子丼のカロリーはどれくらい?

親子丼のカロリー
親子丼のカロリーは食べる量や使う食材などによって異なるが、「オリーブオイルをひとまわし」のレシピ集で紹介しているような一般的な親子丼の場合は、1人前あたり634kcal程度となっている。また、親子丼のカロリーの内訳は以下のとおりだ(※1)。

【親子丼のカロリーの内訳】

・皮付き鶏もも肉(60g):140kcal
・玉ねぎ(1/4個、50g):17kcal
・卵(1個、60g):85kcal
・ご飯(1杯、240g):374kcal
・3倍濃縮めんつゆ(大さじ1、15g):15kcal
・醤油(大さじ1/4、4g):3kcal
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2. 親子丼にはどんな栄養素が含まれる?

親子丼のカロリー
親子丼には鶏肉・卵・ご飯などが使われているため、炭水化物・たんぱく質・脂質といった三大栄養素をバランスよく摂ることができる。また、ビタミン類やミネラル類を摂ることも可能だ。ここではそんな親子丼に含まれる主な栄養素について詳しく解説する。

その1.炭水化物

親子丼は、炭水化物を1食分あたり89.0g程度含んでいる。炭水化物は糖質と食物繊維で構成されているが、親子丼の炭水化物の大半は「糖質」という脳や身体を動かすためのエネルギー源である。成人男性(18~64歳)の場合、1日の摂取エネルギーの50~65%を炭水化物から摂るとよい(※2、※3)。

その2.たんぱく質

親子丼は、たんぱく質を1食分あたり25.2g程度含んでいる。たんぱく質は炭水化物と同じく身体を動かすためのエネルギー源となるほか、筋肉や臓器などを構成したり、ホルモン・酵素・抗体などの機能を調整したりする働きを持つ。成人男性(18~64歳)の1日あたりの推定平均必要量は50g、推奨量は65gとなっており、目標量は1日の摂取エネルギーの13~20%となっている(※2、※3)。

その3.脂質

親子丼は、脂質を1食分あたり18.4g程度含んでいる。脂質も身体を動かすためのエネルギー源となるほか、体内では細胞膜の構成成分となったり、生理活性物質として働いたりする。成人男性(18~64歳)の場合、1日の摂取エネルギーの20~30%を脂質から摂るとよいとされている(※2、※3)。

3. 市販の親子丼のカロリーを紹介

親子丼のカロリー
親子丼は家で作ることもできるが、スーパーや弁当屋などでも売られていることが多い。そこでここでは市販のレトルト親子丼や、飲食店・弁当屋の親子丼のカロリーをまとめておく。なお、商品のリニューアルなどに伴い、カロリーが変更される場合もある。

市販のレトルト親子丼のカロリー

・マルハニチロ(金のどんぶり 親子丼):92kcal/180g
・江崎グリコ(DONBURI亭親子丼):126kcal/210g
・イオン(トップバリュ 親子丼):166kcal/210g

飲食店・弁当屋の親子丼のカロリー

・ほっともっと(親子丼):689kcal
・本家かまどや(親子丼):644kcal
・なか卯(親子丼/並盛):620kcal
・大戸屋(炭火焼き鶏の親子丼):787kcal
・やよい軒(地鶏親子丼):683kcal

4. 親子丼をカロリーオフするポイント

親子丼のカロリー
使う材料や食べる量にもよるが、親子丼1人前のカロリーは630kcal程度となっている。そのため、ダイエット中の人にとっては、ややカロリーが高い料理に思えるだろう。そこで、親子丼をカロリーオフするためのポイントを2つ紹介する。

その1.鶏肉の部位を低カロリーに変える

メインである鶏もも肉を別の部位に変えるだけでもカロリーオフできる。例えば、皮付き鶏もも肉から皮なし鶏もも肉に変えるだけでもいい。また、鶏むね肉や鶏ささみ肉などに変えると、よりヘルシーな親子丼を楽しめるようになる。簡単なアレンジなので、家で作る際にはぜひ試してみよう。

その2.ご飯を低カロリーなものにする

親子丼のカロリーの大部分はご飯が占めている。そのため、このご飯をカリフラワーライスなどに変えるのもおすすめだ。カリフラワーライスにすると、カロリーをおよそ1/5にすることができる。そのため、よりカロリーオフしたいなら「カリフラワーライスの親子丼風」などを作ってみよう。

5. 親子丼の栄養面に関するよくある質問

親子丼のカロリー
ここまで、親子丼のカロリーなどについて詳しく解説してきた。しかしまだ「親子丼の糖質量はどれくらいか」や「親子丼以外の丼もののカロリーはどれくらいか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、親子丼の栄養面に関連するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.親子丼の糖質量はどれくらい?

「日本食品標準成分表」には糖質量は収録されていないが、一般的には「炭水化物量-食物繊維量」で計算できるとされている。この計算方法でそれぞれの食材の糖質量を算出すると、1人前あたりの糖質量の合計は92.3g程度となる。中でも、ご飯の糖質量は85.4gと非常に多くなっている。

Q2.その他の丼もののカロリーは?

親子丼のほかにも丼もの料理には、牛丼、かつ丼、天丼、海鮮丼などもある。これらの中でカロリーが低いのは、一般的に刺身を乗せて作る「海鮮丼」である。また、揚げ物を使っていないため、親子丼も比較的カロリーが低い料理に分類できる。以下にそれぞれの丼もののカロリーをまとめておく。

【丼もののカロリー比較】

・牛丼:771kcal
・かつ丼:900kcal
・天丼:800kcal
・海鮮丼:600kcal
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結論

使う食材や食べる量によって異なるが、一般的な親子丼のカロリーは630kcal程度、糖質量は90g程度となっている。これは、ほかの丼もの料理に比べると低めとなっている。しかし、ダイエットや食事制限などをしている人にとっては、カロリーオーバーに繋がる可能性もある。カロリーが低い部位を使ったり、カリフラワーライスで代用したりして、低カロリーな親子丼も楽しむようにしよう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2019年3月30日

  • 更新日:

    2022年1月28日

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