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白身と黄身、別入れが正解!本当に旨い親子丼の作り方

白身と黄身、別入れが正解!本当に旨い親子丼の作り方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年5月19日

日頃から家庭を支えてくれる鶏肉と卵がメイン食材であることから、家庭料理としても人気が高い親子丼。家で作るとお店で販売されているようなとろとろとした食感にならない!と、卵とじの難しさがとりだたされることも多い。実はこれは卵の黄身と白身にある違いがあるから起こること。今回は誰が作ってもとろとろになる親子丼を作ることができる秘策をお届けしていこう。

  

1. 親子丼とは

親子丼とは鶏肉と卵、つまり親子で使われていることからその名がついた丼。明治初期に誕生したと言われており、その歴史はとても長い。発祥の地は今でも現存している。手軽に美味しく、栄養満点の食事を摂ることができた親子丼は、たちまち人気の丼になったようだ。

基本の具材

親子丼の基本は、鶏肉と卵である。おもにジューシーなもも肉を使うことが多い。そのほかの具材は玉ねぎやネギを使っているレシピや店舗がほとんど。玉ねぎを使うと甘みが増すので、家庭では玉ねぎがおすすめである。

関東と関西で味が違う?

親子丼は、まず鶏肉と玉ねぎを出汁で煮るところからスタートする。この出汁だが、関東と関西では味わいに違いがあるので、結果として仕上がりにも差が出る。関東では鰹節と濃口醤油が基本、対して関西では昆布と薄口醤油が基本である。総じて、関東の方がやや甘めの親子丼である印象だ。ただ、店によっても味わいは異なるのでこれにすべて準ずるとは言えない。

2. 秘策は別入れにあり!

黄身と白身

卵を別入れする理由は、黄身と白身の固まる温度が異なるからである。白身は固まり始めるのは早いが、完全に固まるのに時間がかかる。対して黄身は一定の温度であれば一気に固まる。この性質があるからこそ、別入れが推奨されるのだ。

白身の話

卵の白身には、いろいろな種類のタンパク質が含まれている。このひとつひとつの凝固温度が異なることが、固まるのに時間を要する理由である。

混ぜすぎ禁物

卵をしっかり溶いて入れると全体が一様になってしまうため、理想とするとろとろ感には仕上がらない。親子丼の美味しさは、固まっている部分と、とろとろの部分が共存する、いわば不完全なところに宿っているのだ。また、混ぜすぎるとツヤ感もなくなってしまうので注意が必要だ。

3. 親子丼、実践レシピ

具材を煮る

まずは出汁をベースにした割り下で具材を煮ていく。割り下にはみりん、酒などを入れる場合が多い。鶏肉は食べやすい大きさに、玉ねぎは薄切りにして投入しよう。2人前以上を一度に作る場合は、肉と玉ねぎは人数分煮ておき、卵でとじる工程は個別に行うといい。

まずは白身から!

卵は1人分2個が基本の量。別入れ方法においては、まず白身から投入するのが正解。親子丼専用の鍋でなくても小さめのフライパンや雪平鍋でも作れる。煮た具材にさっと溶いた白身を入れる。箸でひと回しして、一呼吸置くとふつふつと周りから固まってくる。そのタイミングで黄身を投入する。こちらも箸でひと回ししたら、蓋をして強火にする。

余熱が肝心!

ゆっくり20秒数えたら火を止めて、またゆっくり30秒待とう。蓋をそっと開けると中からはとろとろ卵の親子丼の具が登場するはず。焦らない、が美味しい親子丼を作るキーワードだ。あとはご飯に盛り付け、仕上げに三つ葉や青ネギを刻んだものをトッピングし、大人であれば少し七味をふるとさらに旨い。

結論

とろとろと卵が口のなかでとろける親子丼が作ることができれば、男の株も上がるはず。夕食にはもちろん、休日ランチにもぴったりのメニューは、まず1つ目の得意料理にも最適だ。卵で仕上げる工程以外は、いたって簡単!別入れ方式をマスターして、みんなが喜ぶとろとろ親子丼を作れるようになろう。

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  • 公開日:

    2019年4月 9日

  • 更新日:

    2021年5月19日

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