1. しじみってどんな食べ物?
ここでは、しじみとはどのような食べ物なのかを紹介していく。
馴染み深いしじみと和食
しじみは、二枚貝の中では、アサリと並んで日本の食卓に馴染み深い貝類だ。淡水に生息するもの、淡水と海水の混在した地域に生息するものがあり、主に2センチから3センチ程度の大きさである。日本の食卓では古くから、しじみの味噌汁、しじみの佃煮などが食べられている。
しじみの種類
しじみと一口に言っても、様々な種類がある。
■ヤマトシジミ
一般的に、日本での食卓によく出るのがこのヤマトシジミである。体長約3センチ程度、汽水性(淡水と海水の混在した場所に生息)である。
■マシジミ
日本各地の、淡水の水底に生息する。食用にはなるが、数が少ないために、食卓に出回ることは少ない。
■オオシジミ
中国や台湾の淡水に生息する。体長約6cm程度にもなり、食用にできる。
■その他
他にもセタシジミ、マメシジミなど、しじみにはたくさんの種類が存在しているが、食べられるもの、味の良いものは限られており、市場に出回るものもごく一部である。
■ヤマトシジミ
一般的に、日本での食卓によく出るのがこのヤマトシジミである。体長約3センチ程度、汽水性(淡水と海水の混在した場所に生息)である。
■マシジミ
日本各地の、淡水の水底に生息する。食用にはなるが、数が少ないために、食卓に出回ることは少ない。
■オオシジミ
中国や台湾の淡水に生息する。体長約6cm程度にもなり、食用にできる。
■その他
他にもセタシジミ、マメシジミなど、しじみにはたくさんの種類が存在しているが、食べられるもの、味の良いものは限られており、市場に出回るものもごく一部である。
2. しじみの栄養と効能
しじみは、肝臓に効果的な栄養が豊富に含まれており、二日酔いや飲みすぎにも効果があると言われている。
カルシウム
体の中で最も多いミネラル。骨や歯を丈夫にするだけにとどまらず、ホルモンの分泌、筋肉の収縮、細胞の増殖など、様々な働きがあると言われている。
鉄分
免疫に必要な栄養素であり、血中に酸素を送るために重要な役割を果たしていると言われる。鉄分が不足すると、貧血により肉体疲労が起こりやすくなる。
ビタミンE
脂溶性ビタミンの一つ。肉体の酸化を防ぐ抗酸化作用、コレステロール値の定価などの作用があるとされている。
その他
他にも亜鉛、オルチニンなどたくさんの栄養素が含まれている。しじみが「肝臓に良い」と言われているのは、肝臓の細胞の再生を助けるタウリン、肝機能を高めると言われるビタミンB1、ビタミンB2などの栄養素が含まれるためだろう。
3. しじみの旬と食べ方、保存方法
しじみのおいしい食べ方を知って、食生活に活かしたい。
しじみの旬
しじみの旬には諸説あるが、年に2回あるとも言われている。夏はしじみの産卵期であるため、栄養をよく蓄えた身の太いしじみを味わうことができる。また、冬はしじみの生息地の水温が低く、身が締まっているため、しじみから味の濃いだしをひくことができる。このように、季節によって味わいは異なるものの、基本的にはしじみは1年中収穫をすることができる。
下処理
しじみを食べるには下処理が必要になる。最近では下処理を済ませたものが売っている場合もあるが、基本的に、生きているしじみには砂抜きの処理を施す必要がある。濃度1パーセントの塩水に3時間から6時間程度浸すことによって、しじみが体内に蓄えた砂を吐き出し、食べた時に、身に砂が混じっているという状態を防ぐことができる。
しじみの味噌汁
しじみのごく一般的な食べ方。砂抜き処理をしたしじみを沸騰した湯に入れ、しじみの殻が開いたら味噌を溶き火を止める。煮すぎると身が硬くなり、雑味も出るので、沸騰後はあまり煮過ぎないこと。貝殻の中にある小さな身は、食べる場合もあるし、出汁だけ取り食べない場合もある。
しじみの佃煮
沸騰した湯に砂抜きしたしじみを入れ、殻が開いたら取り出だす。冷ましてから殻から身をはがし、醤油と砂糖で煮詰める。みりんや料理酒などの調味料、生姜や山椒などの薬味を入れる場合もある。
保存方法
しじみは買ってきてすぐに使った方が良いが、余ってしまった場合には冷凍庫で保管することができる。砂抜きしたしじみの水気を切り、保存袋などに入れ、冷凍する。概ね1ヶ月以内には食べきってしまうようにする。
結論
馴染み深い食材であるとはいえ、しじみの料理のバリエーションは意外と少ないと言える。身を味わうとともに、出汁の味を楽しんだり、料理に栄養素をプラスする意味でも使うと良いだろう。
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