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あさり以外も必要?砂抜きと塩抜きの基本と美味しい食べ方を徹底解説

あさり以外も必要?砂抜きと塩抜きの基本と美味しい食べ方を徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年2月29日

あさりにはまぐり、しじみなど、家庭料理にもよく使われる貝類。ほかの魚介類では味わうことができない、旨味と磯の香りは、お好きな人も多いことだろう。ただ、ひとつ難点と言えるのが、砂。貝を噛んだ瞬間のあの食感は、なんとも言えないものである。そんな嫌な後味を阻止するための砂抜き、そしてより美味しく食べるための塩抜きの方法を学んでいこう。

  

1. 日常で食べる貝類

普段、家庭で食べる貝といえば、あさり、しじみ、はまぐり、ホタテ、さざえ、カキあたりだろうか。近頃ではムール貝を食べる人や地域によっては、ほっき貝や赤貝を家庭で食べるところもあるかもしれない。

砂抜きが必要な貝類

あさり、しじみ、はまぐりに関しては、スーパーで販売されているものでも砂抜き不要と記載されているもの以外は、砂抜きが必要。これは、砂の中に生息しているため、呼吸するたびにどうしても砂が殻の中に入ってしまうから。砂抜きは、短時間ではなかなか行えないので、不便に感じるかもしれないが、ぜひ砂抜きをしてからいただこう。

砂抜きいらずの貝類

一方、ホタテやさざえ、ムール貝、カキなどは、スーパーで販売されているものであれば、砂抜きは基本的に不要。これは、砂を取り込みにくい環境下で生育していることが関係していると言われている。

2. 貝類の砂抜きの基本

あさりとはまぐり

あさりやはまぐりなど、海に生息している貝には、海水と同じくらいの塩分濃度の水を用意する。塩分濃度がおよそ3%の水をバットに入れ、貝類が重ならないよう広げる。上に新聞紙などを乗せ、あとは数時間待つだけ。夏場なら冷蔵庫に入れておくと安心だ。海水と同じ塩分濃度の水に浸しておくことで、貝類は呼吸をする。その際、砂が吐き出されるのだ。新聞紙をのせる理由は、あたりを暗くしたいから。貝類は薄暗い所の方が砂をよく吐くと言われている。3〜6時間で砂抜き完了だ。

しじみ

しじみは、川や湖で生息しているので塩分濃度をやや低くするか、真水で同じように対応する。どちらもできれば、平らなバットに貝類を並べるとよい。これは、重なっていると下にある貝が、上に乗った貝が吐き出した砂をまた吸い込んでしまうからである。

仕上げは流水で

砂抜き完了後、バットの中を覗くと砂や汚れが出ていることがわかる。あとはその水を捨てて、流水で洗い流すこと。さらに貝と貝同士をこすりあわせるようにして、表面の汚れを落とすとよい。

3. 塩抜きって何?

聞きなれない塩抜きという言葉。これは、貝類が殻の中にためている塩分を取り除くことをいう。殻の中の塩分が強すぎると料理に影響してしまうので、この工程を踏むとよいと言われている。

簡単1ステップ

塩抜きは、砂抜きと異なり、とても簡単。砂抜きが終わった貝類を洗い、水気を切りバットに広げて、そのまま常温に1時間ほど置いておくだけ。その間にも貝は生きているので、呼吸をするわけだが、この際に殻内の塩水を吐き出すと言われている。

保存するなら

ちなみに貝類を保存する場合は、砂抜き、塩抜きを済ませてからにするとよい。翌日くらいまでに食べるようであれば、そのまま冷蔵保存でOK。それより長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめだ。下処理を終えた貝類をジップ付きの保存袋に入れて、冷凍庫に入れるだけなので、気軽に行える。

結論

砂抜きと塩抜き、どちらも貝類を食べるうえで欠かせない下ごしらえだ。しっかりとマスターして、自宅でも美味しい貝類をいただこう。
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  • 公開日:

    2019年5月 5日

  • 更新日:

    2020年2月29日

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