このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
京都の逸品【黒七味】はなぜ黒い?その理由やおすすめの使い方を紹介

京都の逸品【黒七味】はなぜ黒い?その理由やおすすめの使い方を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年12月16日

「黒七味」をご存知だろうか?風味豊かにあらゆる料理のおいしさを引き立て、味を引き締めてくれるという理由から、愛用者が増加中の薬味だ。本稿では黒七味について、なぜ黒いのか、どんな風味なのか、どうすれば買えるのかなど基本的なところを解説するとともに、おすすめの使い方も紹介していく。

  
この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 黒七味とは?なぜ黒い?

黒七味とは文字通り黒色をした七味唐辛子のことだ。一般的には赤というイメージがあるが、黒七味はなぜ黒いのだろうか?

黒七味が黒い理由

黒七味の原料は主に赤唐辛子・山椒の実・黒ごま・白ごま・けしの実・麻の実(おの実)・青海苔の7種だ。これらを乾煎りし、赤唐辛子や山椒の色が見えなくなるまで手で揉み込むと、やがて茶褐色になる。黒七味の完成だ。熟練の技によって帯びてくる独特の深く濃い色合いがなんとも美しく、また黒七味と称される所以なのであろう。

黒七味の風味や味わいは?

ひと振りすれば、山椒と黒ゴマの深い香りがふわりと立ちのぼる。舌に残る感覚はピリッとした辛味というよりは、じわじわとシビれる辛さだ。しっとりと黒味を帯びた質感には、風格すら漂う。七味唐辛子にはない、じっくり焙煎された香ばしい風味と山椒の品のある辛味の虜となったリピーターが続出しているという。

2. 黒七味の発祥は?どこで手に入る?

「黒七味」と名の付く商品はいろいろと販売されているが、やはり本家といえば京都・祇園にある原了郭(はらりょうかく)(※1)だろう。

原了郭が生んだ「黒七味」の歴史

今から300年以上も昔の江戸時代中期、1703年(元禄16年)に創業したという原了郭の看板商品となっているのが、何を隠そう黒七味である。100年以上も前に生み出された商品だが、発売当初の商品名は「ヒリッとからひ」、後に「七味唐からし」となり、わずか20年ほど前までは「唐からし」だったという。

当時、原了郭でしか製造されていなかった黒七味は、それを買ったお客から「古いのでは?」「湿気ているのでは?」などと心配されることも多く、また近所の方からは「黒いのがほしい」と言われることもあったという。そのため商品名に「黒」をつけて、商標登録を取得したようだ。

店舗でもネット通販でも入手可能

祇園の本店のほか、京都駅八条口などいくつか店舗がある。こちらへ直接出向いて購入することももちろん可能だが、通販にも対応している。Amazonなどネットショップでも手に入るので、気になる方はぜひ一度取り寄せてみてはいかがだろうか?

3. 黒七味のおすすめの使い方

原了郭によれば、黒七味は和洋中伊どんな料理にもマッチするという。常に「マイ黒七味」を持ち歩くビジネスマンがいるというのも納得できるほど、黒七味はどんな料理も引き立ててくれるというわけだ。

立ち食い蕎麦や牛丼に

もっとも手軽なランチである、立ち食い蕎麦やうどんなどの麺類、牛丼や親子丼にサッとひと振りすれば、風味豊かな至福の味わいに仕上がるはずだ。

パスタやサラダに

和食だけではなく洋食もいけるので、ぜひ試してみてほしい。パスタの仕上げに黒胡椒ではなく黒七味などいかがだろうか?サラダや目玉焼きにも、最後にぱらりと黒七味を振りかければいつもとはひと味違った仕上がりになるだろう。

ステーキやカレーに

牛肉とも好相性なので、ステーキにひと振りするのもおすすめだ。隠し味に黒七味を潜ませれば大人の辛さのカレーも作れるはずだ。そのほか、原了郭おすすめはおでん・焼き鳥・ラーメンなどの料理のほか、とんかつソース・鍋物のポン酢・刺身の醤油などに加えても風味が増して美味しいという。京都で愛され続けるこの味を一度でも知ってしまったら、きっと手放せなくなるに違いない。

結論

今回は「黒七味」がなぜ黒いのか、どんな風味なのかといった基礎知識を解説するとともに、歴史や入手方法、おすすめの使い方などを紹介してきた。黒七味と名の付くいろいろな商品があるが、やはり本家・原了郭の黒七味から試してみてほしい。

(参考文献)

この記事もCheck!
  • 公開日:

    2017年6月26日

  • 更新日:

    2020年12月16日

ランキングランキング

    ページトップへ ページトップへ