このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

知ってた?【じゃがいも】の種類と選び方 美味しい旬の食べ方編

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年7月 9日

「桜前線」ならぬ「新じゃが前線」という言葉があるのをご存知だろうか。2月から7月にかけて、じゃがいもの収穫が九州から北海道へと北進していくさまを表わしている。では、一体じゃがいもの旬とはいつなのだろうか。

1. 種類

じゃがいもは南米アンデス高地が原産で、日本に伝わってきたのは、天正年間とも江戸時代の初めとも言われている。本格的な栽培が始まったのは明治以降であり、現在では沖縄から北海道まで日本全国で広く栽培されている。15℃〜20℃の冷涼な気候を好むこともあり、国内生産の約8割を占める北海道が主な生産地だ。じゃがいもといえば「男爵」「メークイン」の2種をすぐに思い浮かべるだろう。しかし、品種改良によって新しい品種が数多く出現していて、中には暑さに強く暖地で年に2回栽培ができるものもある。そんな数多い品種の一部を紹介しよう。


じゃがいもの主な種類

◆男爵/丸い形で、芽の部分が深くくぼんでいる。粉質でホクホクした食感
◆メークイン/長い卵型で、表面にくぼみが少なくツルッとしている。煮崩れしにくい。
◆キタアカリ/北海道の品種。男爵のように丸い形だが、中は黄色が濃い。食感は粉質でホクホク。
◆アデンスレッド/岡山県産で、小さめの卵型、皮が赤いのが特徴。中は黄色っぽい。粉質でホクホクした食感。
◆デジマ/九州など暖地での二期作に向いている品種。皮の中身も淡い黄色。火が通りやすい粉質。
◆ニシユタカ/暑さに強い暖地向きの品種。丸くて芽のくぼみが浅く、肉質はやや粘質。


2.

じゃがいもの旬はいつか?「旬」を、その食物が出盛り、味が良い時期とするなら、正解は春〜初夏と秋〜冬の2回と言えるだろう。春に地上の葉や茎がまだ緑色のうちに収穫されるじゃがいもは「新じゃが」と呼ばれ、小粒で皮が薄く、水分が多く香りが良いことが特徴。それに対して、秋に茎や葉が自然に枯れた状態になってから収穫されるじゃがいもは、中の部分に養分がギューッと蓄積されるので、水分が少なく旨味と甘味が強い。春と秋、いずれもじゃがいもが出盛る美味しい時期であることは間違いない。
しかし、季節の先取りをするのが好きな日本人にとって、じゃがいもの旬を語るのに「新じゃが」をはずすことはできないだろう。2月下旬くらいから鹿児島や宮崎産の「新じゃが」がスーパーや八百屋の店頭に並び始めると、「ああ、もう春が来たんだなあ」と感じる人は多い。そして、3月、4月、5月と次第にその産地は東海から関東へと北上。7月頃には北海道産の「新じゃが」にお目にかかれるというわけだ。

3. 選び方

「新じゃが」は、「粒じゃがいも」と呼ばれるほど、普通のじゃがいもに比べると小粒。皮がなめらかで傷や変色がないものを選ぼう。新鮮な「新じゃが」は、洗いながら手でこするだけで剥けてしまうほど、皮が薄くて柔らかい。表面が緑色になっているじゃがいもは、土寄せがうまくいかず、収穫前に太陽に当たってしまうことで緑化した状態。ソラニンやチャコニンという吐き気や嘔吐、下痢などを引き起こす天然毒素が含まれているので要注意だ。もし、緑色になっている部分があったら、その部分の皮を厚く剥いて食べよう。


4. 旬の美味しい食べ方

「新じゃが」は、水分が多いので、煮物よりも水分を抜く調理法「揚げる」「焼く」「炒める」が適している。みずみずしい食感と香りを最もシンプルに味わうなら、皮のまま蒸すかオーブンで焼いて、塩を振って食べるのがオススメ。もともと水分が多く、小粒なので、短時間で中までふっくらする。
もう少しこってりさせるなら、皮のまま1.5㎝程度の輪切りにし、油で焼き、仕上げにバター&醤油を絡めて。その場合、切ったまま焼くとじゃがいもの表面のでんぷん質が粘ってフライパンにくっついてしまうので、輪切りにしたら5分程度水にさらし、水気をふき取ってから油で焼こう。
また、もう一段ハードルを上げるなら、油で揚げて甘辛く煮る「揚げ煮」。さっぱりした味わいの「新じゃが」を油で揚げることで、味にコクを補うことができる。もちろん、揚げて塩を振っただけでも、ビールによく合う一品になる。


結論

春から秋にかけて、季節を追うごとに産地が変わって店頭に登場する「新じゃが」。見つけた順に、産地と品種をチェックしながら食べ比べていくのも楽しいものだ。そして晩秋から冬にやってくる、もうひとつのじゃがいもの旬。熟成して旨味と甘味が増した味を、じゃがバター、肉じゃが、ポテトサラダ、カレー、コロッケなど、おなじみのメニューで存分に味わっていただきたい。
\この記事をシェアする/    
\この記事をシェアする/    
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ