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シチュー皿に入ったシチューの画像

【シチューに使うじゃがいもの種類】煮崩れしないおすすめ品種はコレ!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年12月 1日

じゃがいもには定番品種のほかにもいろいろな種類がある。このうちシチューやカレーといった煮込み料理に向いている品種はどれだろうか?本稿ではシチュー向きのじゃがいも、不向きなじゃがいもとその特徴・向いている料理などを解説する。シチューのじゃがいもが煮崩れして困っているという方はぜひ、ご一読いただきたい。

  

1. シチューに使うじゃがいも選びが重要なワケ

カットされたじゃがいもの画像
ひと口にじゃがいもといっても、実にさまざまな種類がある。種類があるということは、おなじじゃがいもでも特性が異なるということ。この料理にはこのじゃがいも、といったように品種によって向き・不向きがある。

煮崩れするのはじゃがいもの種類に原因が

  • シチューやカレーのじゃがいもが煮崩れしてドロドロになった
  • 肉じゃがのじゃがいもが煮崩れして小さくなりすぎた
  • ホクホクのポテトサラダになるはずがねっとりしてしまった
なぜこうしたことが起こるのか。答えは上述のように、その料理に不向きな品種を使ったからである。とはいえ「今日はシチューだからこの品種を」と考える方は少ないだろう。だが適した品種を選ぶだけで、美味しく仕上がる可能性が高くなることだけは、覚えておきたい。

2. シチューにおすすめのじゃがいもは?品種ごとの特徴も解説

鍋に入ったシチューの画像
シチューに最適なじゃがいもはどの品種なのか。とりわけ「煮崩れしにくい」がポイントになってくるだろう。以下に、代表的なじゃがいもの品種と特徴、向いている料理などをまとめたのでご覧いただきたい。

メークイン|シチュー向き

  • ねっとりしていて煮崩れしにくい
  • 芽が浅くて凹凸が少なく、皮を剥きやすい
大正時代にイギリスから持ち込まれたメークインは、男爵に次いで人気のある品種だ。貯蔵すると甘みが増すことでも知られている。シチューはもちろん、カレーや肉じゃがなど煮込み料理全般および、フライドポテトにも向いている。

とうや|シチュー向き

  • ねっとりしていて食感が滑らか
  • 芽が浅く、皮を剥きやすい
北海道農業試験場で育成され、1995年に品種登録されたとうやは、果肉の黄色みが強い品種でカロテンとビタミンCを豊富に含んでいる。大きく育ち、しかも成長が早いため業務用にも使われている。シチューなどの煮物のほか、スライスサラダやリヨネーズポテトにも向いている。

インカのめざめ|シチュー向き(風味は独特)

  • さつまいもや栗のような甘みがある
  • ややねっとりしていて煮崩れしにくい
独特の味を持つアンデス産じゃがいもと、アメリカの品種を交配し、日本で栽培できるように開発されたのがインカのめざめ。収穫量が少なく値段が高めだが、ポテトチップス、フライドポテト、スイーツなどに使われるシチューにも向いているが、独特な風味を持つため好みによるかもしれない。なお焼酎の原料にもなる品種だ。

男爵|シチューには不向き

  • じゃがいもらしいホクホクした食感
  • 煮崩れしやすい
明治時代、川田龍吉男爵がイギリスから日本に持ち込んだとされる、全国でもっとも多く作られている品種だ。芽の部分の窪みが大きく、全体的に凹凸している。煮崩れしやすいためシチューには向かないが、貯蔵が利き粉ふきいも、コロッケ、マッシュポテト、ポテトサラダなどに向いている。

キタアカリ|シチューには不向き

  • 味わいは評判がよい
  • 煮崩れしやすい
男爵を母体とする品種で、果肉の黄色みが強いのが特徴。ビタミンCが豊富に含まれており、じゃがいも特有のホクホク感も楽しめるなど味の評判は高い。成長が早く収穫量が多いのも特徴。煮崩れしやすいためシチューには不向きだが、粉ふきいも、マッシュポテト、ポテトサラダには向いている。

3. 「じゃがいも」について詳しくなろう

たくさんのじゃがいもの画像
じゃがいもといえば、玉ねぎやニンジンと同様に家庭料理によく使われる野菜だ。揚げても煮ても焼いても美味しく、塩・しょうゆ・カレーなど味付けの幅も広い。

じゃがいもは世界中で作られている

じゃがいもの栽培には温帯性気候が適している。しかし15〜21度ほどの冷涼な気候でも問題なく育つうえ、硬く痩せた土地でも栽培できることから、世界中で栽培されている。気候条件の異なる産地が多いのは、一定の条件下でなくとも栽培可能だからだ。
世界でもっとも消費されている野菜はケチャップなどの加工食品としても使われるトマトだが、イモ類も消費量・生産量ともに多く、日本をはじめ世界でもっとも食べられている野菜のひとつである。そして、数あるイモの中でもっとも生産量が多いのがじゃがいもだ。

じゃがいもは栄養満点

じゃがいもには肌の栄養素と呼ばれるビタミンC、便秘解消や整腸作用がありダイエッターの味方である食物繊維、むくみ解消や高血圧予防に効果のあるカリウム、胃腸を元気にするビタミンB1やナイアシンなどさまざまな栄養素が含まれている。
じゃがいもの魅力は料理のバリエーションや美味しさだけでなく、健康・美容・ダイエットに効果のある栄養素にもあるのだ。

結論

シチューに使うじゃがいもは「煮崩れしにくい」をポイントに選んでいこう。インカのめざめは風味が独特なので、その点だけ押さえておきたい。ちなみに、カレーなどでじゃがいもを潰すと、味がマイルドになって食べやすくなる。カレーが辛すぎるときに試してみてはいかがだろうか?
「じゃがいも」をもっと知る!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2017年11月 2日

  • 更新日:

    2023年12月 1日

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