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アジの旬は春から夏頃!地域ごとの旬の時期やブランドアジなども紹介

アジの旬は春から夏頃!地域ごとの旬の時期やブランドアジなども紹介

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年7月19日

刺身・フライ・塩焼きなど、さまざまな方法で楽しめる「アジ」。そんなアジは1年中流通しているが、旬の時期は春~夏頃といわれている。しかし、地域によって旬の時期に違いもみられる。そこで今回はアジの旬の時期について詳しく紹介する。脂が乗った美味しいアジを楽しめるようになろう。

  

1. アジの基本をおさらい

アジの旬
アジとは、スズキ目アジ科の海水魚のこと。代表的な真アジをはじめ、ムロアジやシマアジ、マルアジなどいくつか種類が存在する。また、真アジは広く回遊する「沖アジ」とあまり回遊しない「瀬付きアジ」に分けられる(※1)。日本近海でも漁獲されており、特に福岡県、佐賀県、長崎県、鳥取県、千葉県などが主な産地である。1年中流通しており、庶民的な魚の一種といえる。

2. アジの基本的な旬の時期

アジの旬
アジは1年中食べることができるが、一般的には春から夏頃が旬の時期といわれている。実際、東京都中央卸売市場の「市場統計情報」を見ても(※2)、3月頃から7月頃まで多くのアジが取引されている。この時期のアジは小型~中型であるが、脂ノリがよくて食味が非常に優れていることが特徴である。一方、旬を過ぎたアジは大型ではあるものの、旬のアジに比べるとうま味は落ちてしまう。

3. 地域ごとの主な漁獲時期

アジの旬
前述の「市場統計情報」を見ると、地域によって真アジが漁獲されている時期に違いがあることがわかる。そこで以下に、地域ごとの真アジの漁獲時期について紹介する。

地域ごとの主な真アジの漁獲時期

・東北地方:7月~12月
・関東地方:7月~12月
・中部地方:3月~7月
・近畿地方:3月~7月
・中国地方:6月~10月
・四国地方:12月~5月
・九州地方:3月~7月

4. 各地のブランドアジを紹介!

アジの旬
アジには、長崎県の「ごんあじ」や、大分県の「関アジ」をはじめさまざまなブランドアジが存在する。ここではそんな日本各地にあるブランドアジと旬の時期について確認しよう。

その1.ごんあじ(4月~6月)

ごんあじとは、長崎県五島灘に生息している瀬付きアジのこと。一般的な真アジと異なり、頭が小さくて幅がやや広い、体表は滑らかで色つやがよい、腹部にかけて黄金色に輝いている、重量が250g以上あるといった特徴がある。また、特殊な方法で管理されており、霜降りのような脂ノリのよさを楽しめる。なお、ごんあじ以外にも「野母んあじ」や「旬アジ」といったブランドアジも存在する。

その2.関あじ(7月~9月)

関あじとは、豊後水道で漁獲されて大分県大分市で水揚げされるアジのこと。海流の関係から一本釣りで丁寧に漁獲されているため、アジへの傷やストレスなどが少ないことが特徴だ。また、餌となるプランクトンが多いため、脂ノリがよい良質なアジへと成長する。高級ブランドアジとして知られており、その脂ノリのよさから刺身にすると非常に美味しいといわれている。

その3.どんちっちアジ(4月~9月)

どんちっちアジは、島根県西部沖で漁獲されて島根県浜田市で水揚げされるアジのこと。一般的な真アジよりも脂質含有量が多いという特徴があり、旬の時期の脂質量は10%を超えている。このような非常に脂ノリがよくて、50g以上あるアジは「どんちっちアジ」として出荷される。

結論

アジは1年中食べられているが、旬の時期は春から夏頃となっている。この時期のアジは脂ノリが非常によいため、特に美味しく食べることができる。アジは刺身・塩焼き・フライなどさまざまな方法で美味しく食べられるため、ぜひ旬の時期のアジを使ってこれらの料理を作ってみよう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2017年8月 3日

  • 更新日:

    2022年7月19日

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