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アボカドの食べ頃の見極め方!ポイントは皮・ヘタ・硬さの3つ!

アボカドの食べ頃の見極め方!ポイントは皮・ヘタ・硬さの3つ!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年10月 1日

サラダ・タコス・ハンバーガー・ワカモレなど、さまざまな料理に使われている「アボカド」。そんなアボカドは、熟していれば滑らかで美味しいが、未熟だと硬さがあり食べにくさを感じることもある。そこで今回は、食べ頃のアボカドを見極める方法を詳しく紹介する。また、未熟なアボカドの追熟方法も解説する。

  

1. 食べ頃のアボカドの特徴

アボカドは、一般的には外皮も果肉も硬いグリーン色の状態で収穫される。早くに収穫されたアボカドは、時間が経つと少しずつ熟していき、見た目は黒っぽくなり外皮と果肉は柔らかくなる。このような状態になったアボカドが「食べ頃」といわれている。食べ頃になると「森のバター」といわれるように、濃厚で滑らかな口当たりになり非常に美味しい。

2. 食べ頃のアボカドの選び方・見極め方

アボカドは、収穫後少しずつ熟していくのだが、それにより外皮や果肉などに変化が見られる。そのため、アボカドが熟したサインを知っておくことで、食べ頃かどうかを判断できるようになる。ここではアボカドの熟し度合いを見極めるポイントを紹介する。

ポイント1.外皮の色味

日本で多く出回っている「ハス種」と呼ばれるアボカドは、熟すと外皮が黒っぽく変化する。そのため、外皮の色味をよくチェックするのがよい。最初は鮮やかなグリーン色だが、徐々に色味が濃くなり、やがてほぼ真っ黒な見た目に変わる。なお、中にはスミフル社の「プレミアムリッチアボカド」のように、シールの色味でアボカドの食べ頃をわかりやすくしているものもある。

ポイント2.ヘタの沈み具合

未熟なアボカドは水分量が多いため、果肉にハリがありヘタも飛び出している。それが熟すにつれて段々と果肉の水分が少なくなり、ヘタも沈んでいくことになる。そして、外皮とヘタの間に隙間が見られるくらいまで沈んだら、一般的にはアボカドの食べ頃といわれている。なお、ヘタが取れてしまっているものは、熟しすぎている可能性があるため避けたほうがよい。

ポイント3.握ったときの硬さ

未熟なアボカドは外皮も果肉も非常に硬いが、熟すにつれて果肉が柔らかくなり、軽く握ると弾力を感じられるようになる。このような状態になったら食べ頃だ。なお、皮の内側に隙間があり、フカフカしているものは熟しすぎなので注意が必要。また、スーパーや八百屋などのアボカドを強く握るのは、商品を傷つけてしまう可能性があるため控えよう。

【食べ頃のアボカドのおさらい】

  • 色味:黒っぽくなっている
  • ヘタ:沈んでおり隙間ができている
  • 硬さ:握ったときに弾力を感じる

3. アボカドを食べ頃にする追熟方法

スーパーや八百屋で緑色の未熟なアボカドを購入した際には、自宅で追熟をするのがおすすめだ。ここでは「丸のまま追熟する方法」と「切ったものを追熟する方法」の2つを紹介する。

追熟方法1.丸のままのアボカド

  • アボカドをザルなどに置いておく
  • 風通しのいい冷暗所に置いておく
  • 3~7日程度置くと食べ頃になる

【丸のまま追熟する際のポイント】

  • 常温(18~24℃くらい)の場所に置いておく
  • バナナなどと一緒に置いておくと早く追熟する

追熟方法2.切ったアボカド

  • アボカドの切り口にレモン汁をかける
  • 切り口を食品用ラップでしっかりと包む
  • ラップをしたアボカドを保存袋に入れる
  • 直射日光を避けて冷暗所に置いておく
  • 3~7日程度置いておくと食べ頃になる

【切ったアボカドを追熟する際のポイント】

  • 常温(18~24℃くらい)の場所に置いておく
  • 酸化を防ぐためにレモン汁などをかけるとよい

4. 食べ頃を迎えたアボカドの保存方法

食べ頃になったアボカドは常温保存ではなく、冷蔵庫か冷凍庫で保存しよう。そのまま常温下に置いておくと、追熟が進んでしまい美味しくなくなってしまう。ここでは食べ頃を迎えたアボカドの正しい保存方法を紹介する。

保存方法1.冷蔵保存のやり方

アボカドの冷蔵保存は、未熟の状態だと低温障害が起こりやすくおすすめできないが、完熟の状態になれば追熟を抑えることに役立つ。乾燥を防ぐために保存用冷蔵袋に入れてから、冷蔵庫の野菜室(7℃以下)で保管しよう。3~5日程度は鮮度をキープすることが可能だ。

保存方法2.冷凍保存のやり方

熟したアボカドは冷蔵保存することが多いが、実は冷凍保存も可能だ。丸のまま冷凍保存する際は、冷凍用保存袋に入れてから冷凍庫で保管すればよい。また、カットしたものを冷凍保存する際は、レモン汁をかけてから食品用ラップで包む。それから保存袋に入れて冷凍庫で保管しよう。いずれの場合も1か月程度の保存が可能で、解凍は冷蔵庫に置いておけばOKだ。
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5. アボカドの食べ頃に関する質問

ここまでアボカドの食べ頃に関して詳しく説明してきた。しかし、まだ「追熟する際の注意点はあるか」「熟しすぎたものを食べられるか」などを知りたい人もいるだろう。そこで最後にアボカドの食べ頃に関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.アボカドを追熟する際の注意点は?

アボカドを追熟する際は、特に「気温・室温」に注意するとよい。夏場などで27℃を超えるようなときは追熟が早くなる。一方、冬場などで15℃以下のときは追熟が思ったように進まない。そのため気温・室温が18~24℃くらいなら問題ないが、暑い時期にはこまめに熟し具合をチェックしよう。

Q2.追熟しすぎたアボカドは食べられない?

熟しすぎると、アボカドの果肉部分に黒っぽいシミのようなものができる。これはメラニン色素であるため、食べる分には問題はない。しかし、さらに熟すと異臭を放ったり、白いカビが生えたりすることもある。異臭やカビなどがあるものは、無理して食べずに捨てるようにしよう。

Q3.未熟のアボカドをすぐに食べたい!

未熟のアボカドをすぐに食べたいときは、電子レンジを使った追熟法がおすすめだ。やり方はアボカドを半分にカットしてから、耐熱容器に切り口を下にして置き、電子レンジ(600W)で1分程度加熱するというもの。これで本来の追熟とは異なるものの、果肉が柔らかくなり食べやすくなる。

結論

食べ頃のアボカドを見極めるポイントには、主に「外皮」「ヘタ」「硬さ」の3つがある。正しい食べ頃のサインを覚えて、美味しいアボカドを食べられるようにしよう。また、未熟のアボカドを購入した際には、正しい方法で追熟を行うようにしよう。
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  • 公開日:

    2017年9月17日

  • 更新日:

    2021年10月 1日

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