1. しょうがひとかけの量はどのくらい?

多くの場合、「ひとかけ」という単位でレシピに登場するしょうが。ここでは、しょうがのひとかけについて具体的な量を学んでいこう。
しょうがひとかけの量は?
しょうがのひとかけは、一般的に、親指の先から第一関節くらいの大きさと定義されている。グラムにするとおよそ15g。ひと節とひとかけを混同しがちだが、ゴツゴツとしたしょうがの形は、個体差が大きいため、節で分けると大きさがマチマチ。しっかりと定義に合わせて、計量したい。
チューブしょうがのひとかけの量は?
手軽なチューブは、忙しいときにも便利な商品。ひとかけをすりおろして使うのであれば、代用が可能だ。その量は、チューブ大さじ1くらいが目安。長さにすると4〜5cm程度だ。チューブは、生のしょうがとは風味がやや異なる。好みに合わせて加減しよう。
しょうがひとかけの調理後の量は?
しょうがひとかけは、そのまま使うことは少なく、多くの場合、すりおろす、すりおろして汁を絞る、みじん切りなど、下ごしらえが必要だ。生のしょうがひとかけは、下ごしらえをすると以下の量になる。
- すりおろし/大さじ1.5
- 汁(すりおろして絞る)/大さじ1/3
- みじん切り/大さじ1
2. しょうがの保存方法

しょうがは、料理には不可欠だが、一気に使いきれない場合も。そこで、ここでは上手な保存方法について紹介していこう。
しょうがの冷蔵での保存方法
しょうがの冷蔵保存の肝となるのは、乾燥と水分。しょうがは乾燥すると風味がなくなり、最終的には干からびてしまう。生姜を冷蔵保存する場合は、適度な水分が必要なのだ。方法は簡単。しょうがは、保存瓶や密閉容器に入るよう適当なブロックに切り分ける。あとは、しょうががかぶるくらいの水をたっぷりと加えて、冷蔵庫で保存するだけ。保存容器の水を2~3日ごとに変える必要があるが、この方法なら1ヶ月程度保存可能だという。容器は透明なものを選び、冷蔵庫内の目につきやすいところに置いておくのがおすすめ。
しょうがの冷凍での保存方法
しょうがは、冷凍保存もOK。冷凍にする場合は、すぐに使える状態にしておくことが重要。刻む、薄くスライスする、針生姜、すりおろし、みじん切りなど、用途に合わせて下ごしらえをして、1回分ごとにラップで包んで、ステンレスのバットなどに並べて冷凍。完全に凍ったら、冷凍保存用のジッパー付き袋に入れて保存しよう。冷凍した生姜は、1ヶ月を目途に使いきりたい。
3. にんにくひとかけの量はどのくらい?

にんにくは、「花茎」とよばれる上に突き出た茎を中心として、「鱗片」とよばれる小房がそれぞれ薄皮をかぶった状態で取り囲んでいる。にんにく1個あたりの鱗片の数は品種によって数個~十数個で、大きさも異なる。
にんにくひとかけの量は?
にんにくひとかけは、小房に分けた鱗片ひとつ分のこと。重さは、およそ5g。これは小さめの鱗片の重量のため、大きい鱗片は半分にカットするなどして調節しよう。
チューブにんにくひとかけの量は?
こちらも、すりおろしの場合であれば、チューブで代用が可能だ。にんにくひとかけ分のチューブは、小さじ1杯が目安。長さにして約2~3cm程度だ。にんにくもしょうが同様、香りの感じ方に違いがあるので、好みで調節するといい。
にんにくひとかけの調理後の量は
にんにくもしょうが同様、そのままではなく下ごしらえして使う場合がほとんど。にんにくひとかけ分のすりおろしとみじん切りは以下の通りだ。
- すりおろし/大さじ1/2
- みじん切り/小さじ1
4. にんにくの保存方法

ニンニクをひとかたまりすべて使うレシピは、そう多くない。結果として、少しずつ使うことになる。ここでは上手な保存方法を紹介していこう。
にんにくの冷蔵保存方法
にんにくは、買ってきたらすぐに冷蔵保存するのが正解。実は低温保存が適しているので、標準6℃くらいの野菜室は、にんにくの保存には向かない。適しているのは、チルド室やパーシャル室。蒸れ防止のため、新聞紙で包んでからビニール袋などに入れて保存しよう。皮をむいた状態でも同じように保存できる。皮付きのままであれば、1〜2ヶ月程度で食べきろう。
にんにくの冷蔵保存方法
にんにくもまた、冷凍保存に向いている食材だ。もっとも長持ちするのは、皮付きのまま冷凍保存した場合である。1片ずつに分け、皮付きのままラップして保存バッグに入れて冷凍庫に置いておこう。使いやすいよう、皮をむいて、刻む、薄くスライスする、針生姜、すりおろし、みじん切りなど、用途に合わせて下ごしらえをして、保存することもできる。この場合は、しょうがと同様、1回分ずつを小分けにして、ラップに包んで冷凍しよう。
5. ひとかけ以外のおおまかな表記

料理には、ひとかけ以外にも「ひとつまみ」、「ひとつかみ」といった単位も存在する。ここではレシピに登場する単位を紹介していこう。
ひとつまみ
手ばかり表現のひとつで、親指、人差し指、中指の3本の指でつまむくらいの分量のこと。塩ひとつまみは1~1.5g程度となる。青菜を茹でるときや塩もみするときなど、やや多めの塩の分量の表現として使われることが多い。
ひとつかみ
手ばかり表現のひとつで、片手で軽くつかめるほどの分量。「片手いっぱい」とほぼ同じ意味で使われることもある。目安として花かつおひとつかみは15~20g、塩ひとつかみは20~30g程度となる。
少々
手ばかり表現のひとつで、親指と人差し指の指二本でつまむくらいの分量のこと。塩少々は約0.5g程度、液体の場合はおおよそ小さじ1/3以下程度が目安となる。
結論
お菓子づくりの分量と違い、料理の分量は好みによるところが大きい。レシピにおいて、にんにくひとかけや生姜ひとかけといったある意味おおざっぱな表記も、具体的な重量を示さないことで、作り手が思う美味しさを推奨するという意味合いもあるだろう。あまり神経質にならず、味見をしながら自分の美味しさを追求していこう。
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