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中華の調味料をマスターしよう!豆板醤・甜麵醬・芝麻醬

中華の調味料をマスターしよう!豆板醤・甜麵醬・芝麻醬

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年1月31日

「中華料理と言えば、レストランで食べるもの」と思っていないだろうか?もちろん外で食べる中華料理も美味しいが、調味料の使い方を覚えてしまえば自宅でも本格的な中華料理を楽しむことができる。しかし、調味料を買ってみたのはいいものの「使い方がよく分からずに処分してしまった」という声も少なくない。そこで今回は、中華の基本調味料3種類とそれを使った中華料理をご紹介しよう。

  

1. 豆板醤(トウバンジャン)

豆板醤とは、中華料理でよく使われる四川生まれの辛い味噌のことだ。蒸した空豆に麹や唐辛子などの香辛料を加えて発酵させている。韓国の調味料「コチュジャン」にも似ているが、コチュジャンはもち米の麹を使っているため豆板醤よりも甘味が強い。

ちなみに、豆板醤だけでなく、中華の調味料には「醤」の付くものが多いが、「醤」には「たれ」や「ソース」の意味がある。

豆板醤を使った中華料理の定番は、何と言っても「麻婆豆腐」だろう。豆板醤の旨味や辛さが食欲をそそる一品だ。本格的な味に近づけるには、黒豆に塩を加えて発酵させた調味料である「豆鼓(とうち)」や、「山椒」などを加えるのがおすすめだ。

また、豚肉と野菜を炒めた料理である「回鍋肉」も豆板醤を使った定番料理のひとつだ。本場・中国の回鍋肉は激辛だが、日本では豆板醤に甜麵醬を加えて甘さを足している場合が多い。また、日本では豚の薄切り肉やこま切れ肉などを使うことが多いが、本場では豚のかたまり肉を加熱して使うなど使用する肉の部位にも違いがある。

その他、子どもにも人気の高い「海老のチリソース」も豆板醤を使った料理だ。日本では豆板醤にケチャップを加えて甘辛味にすることが多い。

2. 甜麵醬(テンメンジャン)

甜麵醬とは、小麦粉を主原料にして作られる甘い味噌のことだ。この甜麵醬を使うことで、料理にコクを出すことができる。中華料理など海外の料理に馴染みの薄い方でも、比較的食べやすい調味料である。甜麵醬が手に入らない場合には、八丁味噌などの赤味噌とみりんなどの甘味料を加えて混ぜることで、代用することもできる。

甜麵醬は、北京の代表的な料理「北京ダック」には欠かせない。また日本の手巻き寿司のように、肉や野菜といった好みの具材を巻いて食べるクレープのような中国北部の行事食「春餅(チュンピン、チュンビン)」にもよく使われる。甜麵醬独特の甘くてコクのある風味が、全体の味をうまくまとめてくれる。

また、中華麺の上に甘辛い肉味噌と野菜などを乗せた「ジャージャー麺」にも、甜麵醬を使うことが多い。本場の中国では、塩辛い味の料理だが、日本では甘味のある料理として普及している。夏場など、食欲のない季節にも食べやすい料理のひとつだ。

3. 芝麻醤(ジーマージャン)

芝麻醬とは、白ごまを油で練ってつくるごま味噌のことだ。日本の「白練りごま」によく似ているので、どうしても芝麻醬が手に入らない場合には、代用することもできる。芝麻醬そのものには塩などの味付けがされていないため、いろいろな料理に幅広く使うことができる。

芝麻醬を使った代表的な料理のひとつに、「棒棒鶏(バンバンジー)」がある。柔らかく蒸し上げた鶏肉に、芝麻醬を使ったコクのあるソースをかけていただく料理だ。中国では肉だけで作ることが多いが、日本スタイルのようにキュウリなどの野菜を添えるのもよく合う。

また、和え物や炒め物、汁物などに加えるとコクのある料理に仕上がる。夏であればトマトのサラダに芝麻醬を加えて和えたり、冬であれば根菜などの炒め物の仕上げに加えたりするのもおすすめだ。

結論

今回は、よく使われる中華の調味料として、豆板醤・甜麵醬・芝麻醬をご紹介した。まずはこの3種類を揃えて、代表的な中華料理を作るところから始めてみよう。

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  • 公開日:

    2018年5月12日

  • 更新日:

    2020年1月31日

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