クレオパトラも愛飲したお茶「モリンガ」とは！？

モリンガは、日本では西洋ワサビノキと呼ばれ、沖縄地方でのみ生産されている。元々はインドやヒマラヤ山脈の南麓など広く熱帯・亜熱帯地域に生息している植物だ。日本では葉の部分の食用や種子から抽出したオイルの活用が主だが、茎や種子など全てを食べる地域も多いということだ。
また、モリンガの葉にはβカロテンが人参の約2倍、カルシウムが牛乳の約7倍も含まれているなど栄養価が高い。ビタミン・ミネラルや植物性タンパク質も豊富で、90種類以上の栄養素を含むといわれている。西アフリカでは全ての部位を食べられる多年生植物として、幼児や授乳中の母親の栄養失調対策のためにモリンガが用いられているほど栄養面で信頼されている。

気になるモリンガの味だが、葉自体はヨモギの味に近い。お茶にすると麦茶やコーン茶の味わいに近く、日本人にも特に好みが分かれることなくすんなり受け入れられそうだ。
日本では、モリンガの多くがティーバックや粉末として販売されている。ティーバックはそのままお茶として、粉末はお湯やヨーグルト、スムージーに混ぜたり、ホットケーキミックスに混ぜて焼いたりと、何にでも活用できる。1日に摂取する目安はティースプーン1杯（3g）程度で十分なので、負担なく続けられそうなのも魅力だ。

豊富な栄養素をバランスよく含んでいるモリンガ、外食続きで栄養が偏りがちと感じている人にオススメだ。不足しがちな栄養素を補うために、続けてみるのはいかがだろうか。