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ベーコンの上手な冷凍保存方法とは?賞味期限や解凍方法も紹介

ベーコンの上手な冷凍保存方法とは?賞味期限や解凍方法も紹介

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年8月31日

燻製は保存を目的に作られているため、ベーコンに保存食のイメージをもっているという人も少なからずいるだろう。しかし、最近は低塩で水分の多いものが好まれる傾向もあり、長期保存するなら冷凍がおすすめだ。そこで本記事では、ベーコンを上手に冷凍保存する方法について解説する。賞味期限や解凍方法もおさえ、最後まで美味しくベーコンを食べきろう。

  

1. ベーコンを上手に冷凍保存する方法

ベーコンはパッケージを開封したら劣化が進むため、食べきれない場合には早めに冷凍保存に切り替えたほうがよい。では、どのようにすればベーコンを上手に冷凍保存できるのだろうか。用途に合わせた保存方法も含め、冷凍保存の基本を見ていこう。

ベーコンを冷凍保存するコツ

ベーコンに限らず食品を冷凍する場合には、品質を保つためのコツと利便性をよくするためのコツをおさえておこう。品質を保つためには、食品の酸化を防ぐことが大切である。食品を入れたら保存袋の空気を抜いて密閉する、ラップで食品を包んでから袋に入れるなどの方法が効果的だ。
利便性に関しては、使いやすいよう小分けにして冷凍するのが基本である。ベーコンを必要な量だけ解凍して使えるよう、冷凍方法を工夫するとよい。ここからは、その具体的な方法を紹介していく。

ベーコンの冷凍方法1:1枚ずつ冷凍

スライスされたものはラップで包み、フリーザーバッグなどに入れて、そのまま冷凍すればよい。ただし、ベーコンが重なった状態でラップで包むとベーコン同士がくっつくため使いづらい。1枚ずつ使いたい場合は、ラップの上にベーコンを広げて並べるのがポイントだ。冷凍する際にはベーコンでラップを挟むように端から折りたたんでフリーザーバッグに入れれば、コンパクトに収納でき、1枚ずつ取り出せて便利である。

ベーコンの冷凍方法2:パラパラ冷凍

解凍後にそのまま使えるように、細かくしてから冷凍するのもよいだろう。その場合は、まずポリ袋に切ったベーコンを入れ、空気を含ませて口を閉じ数回ふる。ベーコンがパラパラになったら、空気が入ったまま一旦冷凍庫に入れよう。2~3時間ほど経ちベーコンが凍ったら、再度袋をふる。その後、フリーザーバッグに移し空気を抜いて密閉し、冷凍保存しよう。

ベーコンの冷凍方法3:塊やブロックで冷凍

ブロックベーコンは用途に合わせて切ってから冷凍するのがおすすめだが、塊のまま調理する場合もあるだろう。大きな塊は冷凍されるのに時間がかかってしまうため、鮮度も落ちやすくなる。そこで、冷凍庫の急速冷凍機能や金属トレーを使用し、できるだけ短時間で冷凍できるよう工夫するのがポイントだ。

ベーコンの冷凍方法4:真空パックのまま冷凍

真空パックに入った未開封のベーコンは、開封せずにそのまま冷凍しよう。ただし、パックに傷が付いてしまうと空気が入ってしまうため、傷が付かないよう注意が必要だ。心配な場合は、真空パックごとフリーザーバッグに入れてから冷凍してもよいだろう。

2. 冷凍したベーコンの賞味期限

ベーコンをすぐに食べきれない場合やまとめ買いした場合は、冷凍保存することで賞味期限を上回る期間の保存が可能になる。では、どのくらい賞味期限を延ばすことができるのだろうか。また、冷凍しない場合の保存方法や賞味期限についてもおさえておこう。

冷凍ベーコンの賞味期限の目安は1~2ヶ月

賞味期限で設定された期間以上にベーコンを保存しておきたい場合は、冷凍保存をするとよい。その場合、およそ1~2ヶ月は長期保存が可能だ。賞味期限は美味しく食べられる目安となる期限のため、実際はもっと長期に渡り保存できるケースもある。冷凍保存している場合、ベーコンが腐敗することはほとんどなく、食べられない状態になることは稀だ。しかし、解凍したときに異臭や変色、ネバネバしているなどの異変が見られる場合は廃棄しよう。また、長期保存で冷凍焼けしてしまった場合も、美味しく食べることはできない。

ベーコンの保存方法は常温NG!冷凍しないなら冷蔵必須

もともとベーコンは保存食として作られていたため、昔は常温での保存でも問題なかったのだが、最近のものは冷蔵保存が基本となっている。中には常温保存OKのものもあるが、基本的には冷蔵庫で保存しておくのがよいだろう。また、開封後のベーコンを冷蔵庫で保存する場合は、冷凍保存と同様にできるだけ空気に触れさせないために、ぴっちりとラップに包んでから冷蔵保存するようにしよう。
また、市販のベーコンの賞味期限は、およそ10~20日ほどに設定されていることが多い。製造会社によって作り方の工程、保存料使用の有無や保存容器が異なるため、賞味期限も商品によって差がある。基本的にはパッケージに記載された賞味期限内に食べきるのがよいだろう。冷蔵保存の場合、開封後は賞味期限に従うのではなく、3日以内には消費するようにしたい。

3. 冷凍したベーコンの解凍のコツ

冷凍したベーコンを解凍したときに、水のような透明な液体がしみだしてくるのを見たことがある、という人は多いだろう。これは「ドリップ」と呼ばれるもので、冷凍した食材がもともともっている水分が凍ったものが溶けて流れ出てくるものだ。ドリップと一緒に旨み成分も一緒に流れ出てしまうため、解凍には注意が必要だ。

冷凍したベーコンは低温で解凍する

ドリップをできるだけ出さずにベーコンを解凍するには、低温でじっくりと解凍するのが一番だ。そのため、常温で解凍するのではなく、冷凍庫から冷蔵庫に移して、少しずつ解凍するようにしよう。もちろん常温に比べると時間がかかってしまうので、調理する半日前、もしくは前日から冷蔵庫に移しておくとよいだろう。
もう少し短い時間で解凍したい場合は、氷水につけておく方法もある。フリーザーバッグなどに入れて冷凍したベーコンをそのまま氷水につける。食材が水に直接触れないように注意しよう。空気に比べて水は熱伝導が早いため、冷蔵庫よりも短い時間で解凍することができる。

凍ったまま切ったり調理したりしてもOK

スライスベーコンや細かく切ったベーコンを冷凍した場合は、解凍せずに調理することができる。スライスベーコンは、そのままフライパンで焼く、または凍ったまま切って使うという方法がおすすめだ。切ってから冷凍したベーコンなら、凍ったままフライパンや鍋に入れて、パスタや炒め物、スープの具材などに使える。

解凍したベーコンの再冷凍はNG

冷凍ベーコンを解凍したが使いきれないという場合、再冷凍したくなるかもしれない。しかし、一度解凍したものを再冷凍すると、品質が落ちドリップもさらに出やすくなってしまう。風味が悪くなるだけでなく食中毒のリスクも高まるため、再冷凍はNGなのだ。一度に食べきれる量だけ解凍するようにしよう。

4. ほうれん草やえのきとベーコンのおかずも冷凍できて便利

ベーコンを調理前に冷凍しても便利だが、ほかの食材と組み合わせて作ったおかずを冷凍保存することもできる。とくに弁当のおかずに重宝するため、ぜひベーコンを使った冷凍おかずを活用してほしい。

冷凍可能な食品と組み合わせて

ベーコンと相性のよい食材は多いが、豆腐やこんにゃくなど冷凍することで食感が変わってしまうものは不向きだ。ほうれん草とベーコンのソテーや、えのきのベーコン巻きなど、青菜やきのこを使ったおかずがおすすめである。

冷凍方法は用途に応じて選ぼう

たとえば、野菜やきのこのベーコン巻きを作った場合、焼く前に冷凍することもできるし、焼いてから冷凍してもよい。加熱してから冷凍する場合は、必ず冷ましてから冷凍庫に入れよう。夕食などのおかずに使うなら焼く前の冷凍がおすすめだが、弁当のおかずなどには焼いてから冷凍したほうが使いやすい。どちらの方法にするか、用途に合わせて選ぶとよいだろう。

小分け冷凍が便利

ベーコンを使ったおかずを冷凍する際には、1食分に分けてフリーザーバッグや保存容器に入れるのがポイントだ。まとめて作った場合でも、小分け冷凍すれば必要な量だけその都度解凍できる。弁当のおかずにするなら、シリコンカップなどに入れてから冷凍すると、そのまま弁当箱に詰めることができて便利だ。加熱済みのおかずであれば、凍ったまま弁当に詰めて自然解凍させればよい。気温の高い時期なら、保冷剤の代わりにもなる。

結論

ベーコンは意外と保存期間が長くないため、開封後はできるだけ早く消費しよう。冷蔵保存が基本だが、正しい方法で冷凍すれば長期保存することもできる。調理しやすいよう工夫して冷凍することで、解凍せずに凍ったまま使うことも可能だ。用途に合わせて冷凍方法を使い分けるとよい。
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  • 公開日:

    2018年8月22日

  • 更新日:

    2021年8月31日

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