1. ベーコンは生食OK
■ベーコンの製造方法とは?
ベーコンは、主に豚のバラ肉を成型したものに塩をすり込み、塩漬けの状態で寝かせる。その後塩抜きをおこない、燻製にかけて完成だ。この製造工程のとおり、スーパーなどで販売されているベーコンは、一度燻製したものであるため、調理をせずともそのまま食べることができる。生ベーコンと呼ばれているものがあるが、これは燻製をしていない前の状態のものを指す。生ハムと同じように塩漬けした後に、乾燥、熟成させて作られているので、こちらも生で食べることができる。
■脂分の多いベーコン
ベーコンやウインナー、ハムなどは基本的には「加熱食肉製品」に分類されている。加熱食肉製品とは、呼んで字のごとく、工場などですでに加熱した状態で市販されているため、火を通さずにそのまま食べても問題はない。ハムをそのままサラダと一緒に食べたり、パンに挟んでサンドウィッチにしたりするという人は多いだろうが、ベーコンやウインナーをそのまま食べているという話はあまり聞かない。
その原因のひとつは、その特徴にあると言える。ハムに比べてこれらの食品は脂分が多いため、そのまま食べるよりも、ボイルしたり焼いたりすることで脂分が溶け出し、より美味しく食べることができる。そのため、生で食べても問題はないが、「加熱して食べるもの」という常識を持っている人が多いと言えるのではないだろうか。
その原因のひとつは、その特徴にあると言える。ハムに比べてこれらの食品は脂分が多いため、そのまま食べるよりも、ボイルしたり焼いたりすることで脂分が溶け出し、より美味しく食べることができる。そのため、生で食べても問題はないが、「加熱して食べるもの」という常識を持っている人が多いと言えるのではないだろうか。
2. ベーコンを焼かずに美味しく食べるには?
■おつまみやサラダにおすすめ
ショルダーベーコンのように、脂身の少ないベーコンならハムのような食べ方で、そのまま食べても美味しく食べることができるが、豚バラ肉を使ったベーコンの場合、どうしても、脂身の食感やべたつきが気になるという人も多いだろう。そんな人におすすめの食べ方はサラダとして生野菜と一緒に食べるという方法だ。野菜に足りないコクをベーコンで補い、その脂身のくどさも気にせずさっぱりと食べることができる。また、ひとくち大に切ったチーズにベーコンを巻いて食べるというのもおすすめだ。ベーコンの燻製された香りとチーズのまろやかさとコクが口の中に広がり、ワインに合うつまみになる。
3. 真の生ベーコン:パンチェッタ
■生ハムのようなベーコン、パンチェッタ
ベーコンというもの自体、日本では豚肉を塩漬けにして燻製にしたものという定義がある以上、生ベーコンというものは存在しないと言える。市販されている時点で燻製にされているため、そのベーコンを焼かずに食べても生で食べるという行為ではないのだ。
実際に生ベーコンとは、イタリアの伝統的な「パンチェッタ」のことを指す。ベーコンと同様に、豚肉を塩漬けにした食品だが、基本的には燻製にしない。塩漬けを行った後に乾燥、熟成をさせるだけだ。パンチェッタは生食でも食べられているため、これこそが真の「生ベーコン」と呼べるものだろう。
実際に生ベーコンとは、イタリアの伝統的な「パンチェッタ」のことを指す。ベーコンと同様に、豚肉を塩漬けにした食品だが、基本的には燻製にしない。塩漬けを行った後に乾燥、熟成をさせるだけだ。パンチェッタは生食でも食べられているため、これこそが真の「生ベーコン」と呼べるものだろう。
結論
ベーコンは工場で加熱されている食品のため、基本的にはそのまま火を通さずに食べることができる。ただし、その特徴上、火を通して食べたほうが美味しいのは言うまでもない。しかし、調理法、食べ方によっては、火を通さずに美味しく食べることもできるため、試してみてはいかがだろうか。